ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

現行PRS custom24

2024年02月22日 | 楽器
PRS、SEシリーズが出た頃は尖ったジャリジャリ音が特徴的な感覚でした。
当時7万円台で豪華なキルトメイプルTOPでも無くバードインレイも入っていない。
フラットTOPのモノも多かったかな?でも意外と骨太な音がするモノも。
で、気付けばキルトメイプルTOPのモノが沢山出てきていて驚きました。
以前、コメント頂いた時はカンナで削った位の薄さのキルトメイプルとの事。
その下に厚めのメイプルが貼り合わせているのか?分からないですが。

TOPの写真は09年製、私のPRSカスタム22です。
08年にジョーナッグスがPRSを離れ、木材のグレードが落ちたと聞きましたが
楽器屋さんに見て貰ったら「現行ギブソンのヒスコレより全然良い」との事、
自慢している訳では無いです。あのヒスコレのグレードが私のギターの方が
良いと言われるのは、正直ショックでしたな。ヒスコレは高くて買えなかったので。
現行ギブソンヒスコレユーザーさんには悪いのですが。

で、ハイエンドギターのPRS。ギブソン、フェンダーと並ぶブランドへと
知らぬ間に成長しておりました。
私の場合は憧れでも無く、たまたま決算品で安く出ていたモノが
色んなジャンルに対応出来ると思い更に値切って
「横流し状態‥」と言われたと過去に散々書いて来たモノですが

9月末に現行PRSカスタム24弾かせて貰いました。
店頭販売価格は60万円、定価は更に高いでしょう。
以前ボトムアップギターさんの動画で「木材の密度は以前より減っているけど
PRSはその木材に合わせて良いギターを創っている」と。
木材不足の企業努力ですね。
試奏したギターは今、私が全く求めていない綺麗な杢目のモノでは無く
ゴールドTOPに塗装されたギブソンを彷彿させるモノで
チト心奪われて。

で、弾いてみた感想は「‥‥。」(個人的感想です)
店員さんは、色々説明して下さいましたが、う〜ん、厳しい。
木材不足、円安、消費税10%、関税と。
アメリカ本国では幾らの値段が付いているのかな?
1ドル100円で換算してみると。
PRSも本隊が日本にあるんですよね?
フェンダージャパンを無くし、全てフェンダーブランドにし
事実上、値上げのフェンダーを弾いてみた時と同じ感想です。
6年程前に60万円はするサンタナモデルと廃盤から復活したカスタム22を
試奏した事有りましたが感想は「‥‥。」
確かサンタナモデルって重かったよな?軽くね?とも。
富裕層の方々とは違い、零細企業や非正規雇用の安い賃金で家族を養い
多くは無いお小遣いをコツコツと貯め
憧れのPRS、、、
私は出せません。物価がアホみたいに高い今のご時世。

企業や販売店の様々な努力は、ホント大変でしょうね。
コロナ禍に入った時、某YouTubersさんがコレからは
中古市場が盛り上がる的な事を言っておりましたが
夢が有った楽器屋さん、ドンドン寂しい感じに。
YAMAHAさんの7万円台パシフィカが売れているという企業努力は
素晴らしいと思います。

最近、大手ギターメーカーをdisるような記事が増えてますが
もう、世の中が悪いのです!
としか言えないか。

以前、気になった動画が有ったので貼ります。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヴィンテージギブソン、フェ... | トップ | 「海風」伊勢正三 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ES335TDC)
2024-02-25 12:30:25
太郎 さん


最近のPRSについては全く把握しておらず、なんかミニハムみたいなPU付いたモデルが増えたな…とか価格帯のバリエーションが増えたみたい…とかその程度です ^^;)。

因みにゴールド・トップならコストかからなそうに思えるのですが60万するんですね。う~む、何らかの理由で人気モデルなのでしょうか。

楽器屋さんとしては「…木材に合わせて良いギターを…」と言うしかないでしょうけど、それで出来る事って後は電気の部分しかないですし。'80年代~'90年代頃のPRSの魅力ってやっぱり木材の質ですし (美しさだけではなく)。


私は新素材のギターには決して否定的ではないので、その辺りも各メーカー頑張ってくれると良いのにな…なんて思ったりもします。

あ、テラーニチャンネル面白いですよね♪
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2024-02-26 01:32:56
家庭の事情でコロナ禍で楽器屋が有るエリアに行けなくなってしまい
ホント今の楽器には疎くなってしまいました。
2010年頃にミニハムみたいなPUが沢山出た記憶が有り
当時リリースされるモノがミニハム系のモノが多くて。
昨日ライブ出ていたのですが若い対バンのギタリストがSEシリーズ使っていました。
ライブもリハも都合で見れなかったのですが。
ゴールドTOPって個人的に普通の木目見えるフィニッシュのギターと
違う音がする様な気がして。金粉(銅粉)塗料の違いというか。
(ゴールドトップのギターって好きですが)
他のリーズナブルな?ギターよりは良い材を使っている‥という感じでしょうか。
その木材で最大限良い音が鳴る様に造っているとか?
パーツ類は当然セッティングも?と木材を今より使えた80年90年代のモノとは、
残念ながら違いますよね。と、その頃のPRSを弾いた事無いのですが
今、当時と対抗出来るモノを出しているならプライベートストックモノですかねぇ。
新素材というか新たな木材を使い一桁万円台に値段下げれるなら大歓迎です。
テラーニチャンネルは炎上したギターYouTuberさんの炎上の流れで辿り着きました。
返信する
Unknown (うた)
2024-03-12 11:14:00
こんにちは太郎さん。

同感でした。
木材は元より、音も悪い(感動しない)は値段は高い、付属品もチープになってるはでは数年前のギター市場に触れている層は何を求めて手を伸ばせばいいのやら…この一年二年で楽器屋巡りもすっかり楽しくなくなりました。

楽器屋が悪いわけでもなければメーカーが悪いわけでもなく、、、そうですよね
世の中が悪くなってしまった。
時代が悪いだけですな…きっと。
返信する
うたさん (太郎)
2024-03-13 01:32:48
いやぁ、ホントに夢が無いですよね。楽器業界もかなりキツいと思います。
島村楽器のCool-Zもジャズべタイプを持っていますが
店員さんが言うのは、「今あのクオリティーのモノを同価格でとても提供出来ないんですよ」と
現場本音ですよね。楽器屋側に評判悪い?との話を聞きましたが
ギブソン、フェンダーの輸入代理を山野楽器がやっていた頃のモノの方に安心感があるというか
勿論、金額面でも。長いデフレでしたので求め易い金額&クオリティーだったかもですが。
20万円台で売られていたモノも90年代の感覚だと15万円以下じゃない?
と云うモノも。SAITOなんかはコスパ、クオリティ素晴らしく良いなぁと思いましたが
以前より値段がドンドン上がっている様な。
これからは新しい木材を見つけていくのも良いと思います。
こんな状態にする世の悪さ、言ったらキリ無いですねぇ。
返信する
Unknown (うた)
2024-03-13 09:45:54
デフレ時代が自分達のベースになっているわけなんですね。そうかそうかとなりました。今から楽器を買う方達は今の価格、物の方が価値が高い市場が身についていくわけで…
太郎さんもそうかもしれませんが、デフレ時代にギターを何本も買ったり手放したりと、持ち変えるような経験をしてきてよかったんだなぁと今は思えますね。
gibsonやfender、prsの特徴を肌で感じることをしてこれたわけですからね、それは無くならない自身の経験というプライスレスな体験です。
今それとまったく同じ事しようと思えば元金が何倍かかるんだろ…汗
今はもう手元にあるギターを楽しんでいくことにしてます。
saitoも出たての時に10万円代で買えたのでjmタイプを買いましたよ。それもいまでは…(泣)
返信する
うたさん (太郎)
2024-03-14 23:15:15
お金持ちだった日本が30年以上デフレマインド続いている所に
スタグフレーション状態ですからねぇ、かといってデフレ全盛期に
得たギターと現代のギターが同レベルか?というと、そうは思えませんしね。
80年代のギブソンでも酷いモノに当たった方も居ましたが、
80、90、00年代と出ていたモノって現在のモノより良いモノが出ていた気がします。
久々に気になっているギターが有るのですが80年代前半のモノでして。
もし高値で手放すなら今かも知れませんが同レベルの納得出来るモノを買い戻すには
「う〜ん‥」となりますよね。今だとルシアー物クラスになるかも。
SAITOが10万円代だったのですか。良い買物をされましたね。

私は04年位からギター&機材に関心持った遅い人間ですが
今より良いモノと出会えた様に思います。
返信する

コメントを投稿

楽器」カテゴリの最新記事