ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

サヴァタージ

2007年03月30日 | 音楽
先日、ヴィシャスルーマーズを紹介した時、真の正統派メタルバンドが
少ない「空洞化現象」だった90年代初めの頃を書きましたが、
大切なバンドを書くの忘れてました。
写真の「SAVATAGE」です。
写真と、下の映像はこのアルバムのタイトル曲、「ガーターバレイ」です。
ドラマチックです。

http://www.youtube.com/watch?v=7DxWhffQ2wI

このボーカル、ピアノのリーダー、ジョンオリバァの歌声は
私の歌声と同様、好き嫌いがハッキリ分かれると思います。
クリーンに歌う時はジョンレノンの影響を受けた歌い方をするのですが、
メタルゾーンの音域になると、巨体から出てくる一癖有る歌い方になります。
それでも、最近の地声でダラダラと歌うボーカリストよりは幅が広いと思いますが
ヒステリックな歌声です。

このガーターバレイで90年に日本ではデビューするのですが、それまで4枚位アルバムを
アメリカで発表してます。私はこの前作「ヘルオブマウンテンキング」から
知りました。

そして、「ガーターバレイ」の次のコンセプトアルバム
「STREETS A ROCK OPERA」という凄いアルバムを発表しました。
このアルバムは伊藤正則も当時言ってましたが「本年の最高傑作アルバムに挙げられる」
と発言した程、素晴らしい展開と楽曲のクオリティーを持ったアルバムです。
コンセプトアルバムを言うと、ビートルズの「サージェントペッパー~」
THE WHOの「TOMMY」、そして、ハードロック、ヘビーメタルでは
クイーンズライチの「オペレーションマインドクライム」
WASPの「クリムゾンアイドル」(これは私の好きなメタルアルバムTOP10に入ります)
そして、このサバタージの「ストリートロック・ア・オペラ」が挙がります。
メタル界ではクイーンズライチの「オペレーションマインドクライム」が
最高傑作的扱いになってます。勿論、凄いアルバムで私も相当ハマりました。
しかし、このサヴァタージの「ストリートロックアオペラ」は
クイーンズライチに負けずとも劣らずの作品で素晴らしいアルバムです。
クリスのギターもテクニカルではないですが素晴らしいメロディを聴かせてくれます。
ギターの音もギターアンプの生々しい音が出てます。
一般受けしなかったのは、このジョンオリヴァの歌声が有るかも知れませんね。
その後、多くのバンドがコンセプトアルバムは発表しましたが、
このアルバムの足元にも及ばないと思います。

しかし、このバンドは作品的に最高傑作を作った後に悲劇が起きました。
ギタリストで、このバンドのメロディーメーカーのクリスオリヴァを
交通事故で失います。そして、その兄、ヴォーカルのジョンオリヴァも
バンドの裏方にまわる事になりバンドを脱退します。
バンドはギタリストに元テスタメントのリードギター、アレックスを迎えます。
歌い手の名前は知りませんが。楽曲はジョンオリヴァも提供してます。

ここで、私のこのバンドの足跡は切れました。
ハードロック、ヘビーメタル界に失望した頃でした。

ジョンオリヴァはピアニストとしてこのバンドのステージに立ったり
たまに歌ったり、(今はリードボーカルやってるのかな?)

この「STREET A ROCK OPERA」はお薦めです。

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