ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ジューダスプリースト「Invincible Shield」

2024年05月24日 | 音楽
リリースされたのに食指が伸びなかったんです。
ネットに流れるMVがプリーストでも定番化されていた大作的というか
新鮮味を感じなかったのですが、フェバリットバンドの新作は
やはり聴いておかねば、と3月後半に購入しました。
長く、私のブログを読んで下さる方にはプリーストの新作レビューが出て来ない?
と思われた方もいらっしゃるかしら?
介護や体調が良くなく丁寧にレポート?するには精神力が居ると思っていたのです。
(今年は始まってからずっと体調悪い)

細かく書くより全体的な感想を書けば
「凄くカッコいい!」でした。
KKが居なくなりグレン迄、パーキンソン病で表彰台からリタイアしてから
何だか気の抜けたビールの様に感じてしまったんですな。
ジューダスプリースト自体が。KK居ないとこんなに迫力無くなるのか‥と。
しかし前作「Fire Power」はトラッドなプリースト色が出て
リッチーフォクナーはかなり評価され
創設者のKKとプリースト側の舌戦も(KKの憎しみウザ絡みにも?)
KKが自身のバンド結成で前を向き、ヘビーで若返ってしまった様に
グレンをステージ上で失ったけど、危機感からか?
ロブ大復活、リッチーの大飛躍、音抜けしまくるイアンベースと。
今作もグレンの作曲力が大きく生かされたであろう
プリースト50年の歴史の良いエッセンスを選び抜いた様な。
作品のイメージ、私は「ブリティッシュスティール」
「復讐の叫び」「ラムイットダウン」のヘビーさとメロウさを
彷彿させる感じがします。

壮大なオープニングから1曲目のこの曲から4曲目迄
たたみ込む様な勢いだと思いました。
MVにはかなりやつれた動けないグレンが上手で頑張って弾いている光景が。
(リリース以前の何処かのライブ映像でしょう)




元々プリーストのカバーバンド(KK役)でギターを弾いていたリッチーが
グレンとKKの様なギターソロ、そしてリフ&リズムギターを弾いていますね。
そして、歴代3人のギタリストの中で一番器用であろうリッチーのテクニックも。
(優等生タイプ?)

7曲目の「As God IS My Witness」リズムギターの16分音符の刻みとか
「Hard As Iron」を彷彿させるような。
「Giants In The Sky」ではモダンでヘビーなギターリフに
ガットギターを用いた中世的な空気
初期の名作「運命の翼」を思い出させる感じも良いです。

長年プリーストを聴いていますが「背徳の掟」迄と
ロブが復帰第1作「Angel Of Retribution」のエッセンス
そしてリッチー加入後に出てきた軽快なリズムの曲
今作は前作よりヘビー且つドラマティックでアルバム一枚通して
飽きさせない秀作だと思いました。
Kkが自分のトコに持って行ったヘビーさ
プリーストが持っていたメロディアスでポップな其々の要素
ギターはどう聴いてもリッチーフォクナーで、
音楽面に置いて2つに分かれていた良い要素が
再び合体したか?の様に思いました。

グレンは自分の曲やソロをどうリッチーに伝達したのだろう?
譜面書くのもシンドイだろうし、口頭での伝達やフィーリングで
伝わるのでしょうね。リッチーの作曲貢献度も有るでしょう。

私が購入したのはボーナストラックが多い日本盤では無く
通常の全世界標準リリースのモノです。
日本盤を聴かれた方は如何だったでしょうか?

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2 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2024-05-26 01:18:15
太郎 さん


私、以前にもコメントしたかもしれませんがジューダス・プリーストって殆ど知識がないんです。別に嫌いな訳でもなく、本当に聴く機会がなくって。

そんな訳で動画を観てみました (^^)。物凄く正統派のメタルなんですね。少々意外だったのが音色が現代的な点。意外と新し物好きだったりして? と感じました。

ザック・ワイルドとかがギターで入っても違和感なくやったりして面白そう。太郎さんのレビューも愛に溢れていて、読んでいて微笑ましかったです♪
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ES335TDCさん (太郎)
2024-05-26 18:22:52
HR/HM聴いてきた方でも意外とプリーストを通っていない方も多いのですよ。
メタル(メタルゴッド)=ジューダスプリーストという象徴的な存在なのですが。
トラッドなブリティッシュHRを様式美を維持したまま
決してスピードメタルバンドとはならず王道ヘビーメタルの中で進化しているのって
事実上、プリースト位なんですよ。メイデンは後輩ですが存在的には抜かれ。
他は曲は、ぱっとしないマノウォー、USではヴィシャスルーマーズ、メタルチャーチと
数少ない後輩達ですね。多くの80年代スラッシュメタルバンドはプリーストの影響を
公言しているのですが今でもワンマンでやれるハコは武道館・・以上を越えていないです。
今、ほぼ全てギター弾いているリッチーはザックワイルドのフォロワーというか
大きく影響を受けている他のメンバーとは親子以上に年齢差あるギタリストなんです。
ので参加しても、長い間、私を含めた日本の古い
プリーストファンには中々受け入れられなかったんです。
初登場時はレスポールカスタム+EMGで。見た目はKK、音やスタイルはザックでした。
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