
昨日から毎日更新を目標に掲げましたので、珍しく携帯から投稿します。最近サボり気味だったので、ちょっと頻度を上げることに注力してみます…
ということで、短いですが映画の更新。カンヌ国際映画祭の監督賞を獲ったホウ・シャオシェン監督の武侠映画『黒衣の刺客』をテアトル新宿で鑑賞してきました。
予告編を観てまず思ったのは「全然カンヌっぽくない!?」という素人的な感想。そう、武侠映画がカンヌでエラい賞を獲ってしまったという映画になります。ただ、武侠ものと聞いていざ蓋を開けてみるとあんまり「ホアチャー!」的な武侠要素は無いです。闘いがあっても非常に静か。まあ、暗殺者が主人公なので、それはそうなんですが。
設定としては嘗て許嫁同士だった男女が政治的戦略によって引き離され、女導師によって暗殺者に育てられた女性(スー・チー演じる主人公)が、皮肉にも魏博(力をつけていた河朔地区の藩鎮)の暴君となった嘗ての許嫁(チェン・チェン)を狙うというもの。
設定的には嘗て慕っていた人を手にかけるという、心情の変化が切ない映画かと期待していたのですが、意外と人物の心情変化は明らかには描写されない。どちらかというと、景色や対象物、ロングカットの緊張感などで登場人物の心情を代弁していたような映画でした。
ストーリー性というものが希薄でありながら、今回のような高評価に至ったのはそのイメージの壮大さや緻密さ、そして中国王朝文化の美麗さ故ではないかと感じました。(コンテキストではなく映像美や音楽との連動で魅せるというか…)
白樺の成長した林での戦闘シーンや雄大な谷間を見下ろすシーン、霧の立ち込める幽谷や夕陽の燃える川面、広大な草原、煌びやかな衣装の舞踊、迫るような和太鼓の音、沁み入る雅楽の音色、はためくえんじ色の薄衣、刺客の黒衣と導師の白衣の対比等、その映像美と音楽による巧みな表現は枚挙に暇がありません。

白樺の闘いのシーン

霧の立ち込める谷

刺客と導師
固定カメラの映像も多く、実に美術的なシーンの多い映画だと感じます。沈黙は金、雄弁は銀とかいう諺を思い出すのでした。
※因みに結構話の筋は追いにくいので、事前に公式ウェブサイトの人物相関図を見ておくことを強くオススメします!
ということで、短いですが映画の更新。カンヌ国際映画祭の監督賞を獲ったホウ・シャオシェン監督の武侠映画『黒衣の刺客』をテアトル新宿で鑑賞してきました。
予告編を観てまず思ったのは「全然カンヌっぽくない!?」という素人的な感想。そう、武侠映画がカンヌでエラい賞を獲ってしまったという映画になります。ただ、武侠ものと聞いていざ蓋を開けてみるとあんまり「ホアチャー!」的な武侠要素は無いです。闘いがあっても非常に静か。まあ、暗殺者が主人公なので、それはそうなんですが。
設定としては嘗て許嫁同士だった男女が政治的戦略によって引き離され、女導師によって暗殺者に育てられた女性(スー・チー演じる主人公)が、皮肉にも魏博(力をつけていた河朔地区の藩鎮)の暴君となった嘗ての許嫁(チェン・チェン)を狙うというもの。
設定的には嘗て慕っていた人を手にかけるという、心情の変化が切ない映画かと期待していたのですが、意外と人物の心情変化は明らかには描写されない。どちらかというと、景色や対象物、ロングカットの緊張感などで登場人物の心情を代弁していたような映画でした。
ストーリー性というものが希薄でありながら、今回のような高評価に至ったのはそのイメージの壮大さや緻密さ、そして中国王朝文化の美麗さ故ではないかと感じました。(コンテキストではなく映像美や音楽との連動で魅せるというか…)
白樺の成長した林での戦闘シーンや雄大な谷間を見下ろすシーン、霧の立ち込める幽谷や夕陽の燃える川面、広大な草原、煌びやかな衣装の舞踊、迫るような和太鼓の音、沁み入る雅楽の音色、はためくえんじ色の薄衣、刺客の黒衣と導師の白衣の対比等、その映像美と音楽による巧みな表現は枚挙に暇がありません。

白樺の闘いのシーン

霧の立ち込める谷

刺客と導師
固定カメラの映像も多く、実に美術的なシーンの多い映画だと感じます。沈黙は金、雄弁は銀とかいう諺を思い出すのでした。
※因みに結構話の筋は追いにくいので、事前に公式ウェブサイトの人物相関図を見ておくことを強くオススメします!
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