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クラウド・メモ(備忘録)

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2019/11 ホンダ 除雪機 HS655 その4 もみ殻運び、その他

2019-11-06 19:48:01 | 農業機械

以下は国内でやる方はほとんどいないと思いますので参考ならば見て下さい。

 

10月に遅い稲刈りが終わり除雪機を入手した本来の目的としたもみ殻運びを開始しました。

 

運搬機 幅90cmx長さ130cmx深さ90cmの中にもみ殻を一杯にして田んぼに運搬拡散。

量が少なければ燃やしても良いのですが少し多いため毎年田んぼへ持って行きます。

 

< 作業1 >

最初は運搬機を横付けして山積みになっているもみ殻に除雪機 HS655を90度突き刺してNモードにして回転を少し高めてからオーガレバーを紐で固定してから少し危険と思われるオーガハウジング前側に熊手で寄せてシュータから吐き出しましたが少し手前で落ちてうまく出来ません。

さらに回転を上げるもみの量や少し湿ったもみがあると負荷のため手前に落ち軽くなると逆に運搬機の上を飛んで行くため難しい操作になりました。

そのため運搬機の廻りに落ちたもみ殻が散らばってしまいました。

 

最初の作業1写真

    

 

問題として、

1. シュータの角度調整ハンドルが少し遠いため手を伸ばしての操作で着地点が定まらない。

2. エンジンの力不足のためか5~6mぐらいしか飛ばない。

3. もみ殻が散らばってしまう。

 

夕方にもみ殻運搬がうまく行かなくあの除雪機では力不足だったかな~ と呟いたら…

それを聞いた家内がイキナリあの機械は除雪機だったの~ と叫びました。

夏頃より機械修理場にずっと置き色の禿げた中古除雪機を購入したのは黙っていました。

それまで何の機械か分からなく何だろうと見ていたようです。

それを分かった瞬間、雪も降らない所で何に使うのかと問い詰められましたが知らんぷり。

 

翌日考えてみると、

1. 除雪機のため降り積もった雪をゆっくり走行しオーガを回転してシュータより飛ばすイメージに合わせる必要があるのでは。

2. 運搬機の狭い受け側を広げる必要があると判断。

 

検討した結果、

1. 中心の突き当たる部分は飛び越え防止としてべニア板180x90cmでガードして高さ2.5mぐらいにする。

2. 左右は羽のように広げてもみが左右にズレても落ちるように改造すれば良いかな。

 

少し高く飛んだもみ殻を受け止めるため中央に5.5mmべニア板を立てることにしました。

 

左右の分はどのようにするかと考えましたが段ボールでいろいろと角度、固定方法など検討して、180cmx90cmのPPプレートは180cmx45cmと2分割して左右に取付けました。

 

なお衝立板2/3付近で斜めに固定する必要があるため角材で「く」字型で補強するためものを取付けて180cmx45cmを固定。

結果として羽のようになりそれを見た家内がトランスフォーマーだ、 とからかってきます。

 

初めてなので各部品は製作のため時間が掛かりましたが来年は各部にマジックでマークしてあるため取付けは10分ぐらいで終わりそうです。

 

その後雨ばかり降っていたのでもみ殻が乾燥しないため11月になってしまいました。

 

< 作業2 >

今度は除雪機なので通常の使用方法として正面から行い大丈夫だろうと安心しましたがやはり幾つかの問題が発生。

1. HS655ではやはり力不足です、多分雪でなく湿ったもみが混ざって重くなっているためか。

2. 各操作がハンドル位置から離れておりアクセル、シュータの向きと角度調整が面倒。

3. ソリの部分が除雪機用に設定したため1cmぐらいのため下の土も一緒にオーガハウジングに吸い込んでしまいもみと一緒に黒い土が舞い上がってしまう。

 

正面に向かってオーガハウジングで吸い込んでシュータで吐き出しますが距離が6~7mでは届きません。

そのまま運搬機に向かって進んで行くと少しはまともに吐き出して運搬機の中央のべニア板に当たり何とか四苦八苦しながら作業をしていると飲み物を持ってきた家内に見つかり何のためにこんな機械を買ったのかとまた怒っています。

 

だだ黙って作業継続…..

 

確かに不効率な作業を見たら誰でも何をやっているのだろうと思います。

それでも前年までの中腰でもみ殻を「手のみ」に入れて運搬機まで移動することを考えるとやりたくありません。

 

運搬機一杯になり高くなっているベニア板を抜いて約200m離れた田んぼへ行きました。

田んぼに着けばダンプなので手前を少しずつ上げて走行すればある程度均等にもみ殻撒きが可能。

 

< 作業3、4 >

2回目は除雪機の操作に慣れなくオロオロしましたが3回目からはコツが段々分かってきました。

4回目では運搬機回りに散らばったもみ殻は少なくなりPE製熊手でかき集めが楽になりました。

 

1. 基本はエンジン回転を7割りぐらい上げて1速でオーガ走行。

2. 少し遠いもみは運搬機の真後ろに向かって飛ばしてもっこりと山にします。

3. 3~4mに近づけば運搬機中央へ飛ばせますが1速でも少し速いためハンドルを強く持って後ろに引っ張りながらクローラを空回りさせてハンドルを上下に振りながらオーガハウジングにもみ殻を吸い込ませます。

  ( クボタTMA25のような管理機も後ろに引きながら速度と耕運深さを調整する感じです )

4. 真後ろに10cmぐらい近づけばギヤはNニュートラルにして再びハンドルを上下に振り山になっているもみがオーガハウジングに吸い込まれます。

5. 上下する時にオーガレバーを半クラッチ状態にすれば飛んで行く距離がある程度調整可能。

  ( 車体を引きながら、上下させながら、オーガレバーを上下しながら3つの動作は直ぐに慣れました )

6. 無くなれば再び後方に移動して同じ操作。

 

< 終了間際 >

   

 

点数として、

1回目=10点、2回目=30点、3回目=50点、4回目=70点

前年は5回運搬したのが4回で終わり、何よりPEポリエチレンの「手のみ」で屈みながらもみ殻をすくって運ぶ作業を2~300回ぐらいは行うのが最後に残った分10回程度になったので楽になりました。

でも不慣れな機械の操作と今回の時間計を差し引けば平均点数は50点。

 

< 除雪機をもし再検討するならば >

1. 5.5馬力以上の8馬力ぐらいあれば良いかな、でも車体が重くなり上下に振るのは辛いかも。

2. 最近の除雪機のようにシュータ向き変更、ギャ変更、アクセル調整がハンドルにあるのがベスト。

3. でも価格が上がります。 (総計金額5万円以上はNG)

来年のもみ殻処理は籾摺り終了後、雨で湿ったもみ殻でなく乾燥していればもっと楽になるだろうと思っています。

来年は80点目標。

  

< その他 >

11月になり9月下旬に草刈り時スズメバチに刺された所へ行き巣を取り除きました。

今回初めて刺されましたがその時はチクと右親指を刺され軍手の厚さを通過して刺され手首を振っても振り切れません。

3~4回振ってやっと蜂が離れましたが身の廻りにブンブンと回り込みすぐに逃げましたが50mぐらい追って来ました。

大丈夫かなと思っていましたが夕方ズキンズキンと少し痺れてきたようなので安全を見て病院に行きました。

 

普通のスズメバチは軒下などに巣を作るのに今回の蜂は山側に捨てた20Lの缶の中に大きな巣を作って、丁度雨除けにピッタリでした。

伐採した木材の中にスッポリと覆われ引き上げる時に錆びた底板を剥がして見ると20L缶一杯に作られて7月に納屋に作られた30cmぐらいのスズメバチの巣より一回り大きく9~10月の繁殖時はブンブンと沢山飛んでいました。

   


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