さーて、大江山シリーズもラストに差し掛かりました

和歌の修辞法ですね。
「大江山の歌」とあるくらいですから、「和歌」がメインです
さて。和歌を語りだすと、また長くなるので・・
また、万葉集や百人一首シリーズで詳しくお話しましょうね。
簡単に説明すると・・
①貴族が身につけるべき教養のひとつ
②顔が見えないからこそ必要な恋愛のツール
③悲しみ、喜び・・様々な感情を31文字で表現する
ですね。
知識、感性、機転などが求められるものですよね。
みなさん、苦手では?(笑)
さ、ここで一首
って言われて、すぐ上手な歌って難しいよね。
じゃあ、上手な歌ってなんだろう??って話になってくるけど、
まず、状況にしっかり即しているかがポイントだよね。
見当違いの歌、場違いの歌を詠むのはかっこ悪い。
食事中に汚い話をする、みたいなね。
あとは、「そのたとえ、うまい!」っていうのあるでしょう?
たとえば・・
日が沈む様子をみて、「別れたあの人の背中が見えなくなってしまう時の気持ちに似ているわ」
みたいな(笑)
くさいですね。でも、さらっと言われたら素敵じゃない??引く?(笑)
最後に、テクニックだよね、やっぱり
それが、修辞法なんだけどね。ただの31文字ではなく、そこから世界が広がっていく表現ってすごいもんね。
じゃあ、大江山の歌の解釈を修辞法をさらいながら確認しましょう
大江山 いくのの道の 遠ければ
まだふみも見ず 天の橋立
ここでは、3つの修辞法が使われています。
まず、「掛詞」。一つの単語で二つの意味を「掛けている」わけですね。
いわゆる、同音異義語です。
ここでは、「いく」という部分に「行く」と「生(野)」が、
「ふみ」という部分に「文」と「踏み」が掛けられています。
また、「縁語」という修辞法も使われています。
縁のある単語を和歌の中に含むテクニックです。
ここでは、「橋」という単語は、「ふみ」(「踏み」)と縁語の関係にあると言えます。
さらに、これは知っているでしょう?
最後の句を名詞で止めているから、「体言止め」ね。
と、まあ3つの修辞法を使っている。
これだけがすごいわけではありません!
すごいのは、「状況にしっかり合っている」という点です。
定頼中納言が、バカにして「丹後にいるお母さんに詠んでもらった和歌は届いた~?」なんて
言ってきたわけでしょう?
彼は、小式部内侍が、親の七光で歌の詠み手に選ばれたとでも思ったのでしょうね。
そこで、カチンときて、ちょっと待ちなさいよ!といった感じで、
御簾から半分だけ体を出して、定頼の着物をつかんで詠んだんです。
まず、これってすごいことなのよ??
女性はおしとやかにあることが当たり前の時代。
本当に頭にきたんでしょうね~・・・。
ちょっと私も似たような所があるので、このお話は好きなんですが・・(笑)
和歌の解釈は、
大江山を越え、生野を通っていく丹後への道が遠いので、
私は天の橋立を踏んでみたこともありませんし、母からの文なども見てもおりません。
ね、ちゃんと掛けてあるでしょう??
うまいでしょう???
丹後になんて使いを送ってないし、手紙なんて見てないわよ!ってね。
これを即座に詠んだところもすばらしいよね
というわけで、みんなも「うまい!」って言われる表現、日ごろから使ってみてね
さて、期末考査が始まりました
初日の調子はどう??
明日の古典、期待しているからね

では、GOOD LUCK


和歌の修辞法ですね。
「大江山の歌」とあるくらいですから、「和歌」がメインです

さて。和歌を語りだすと、また長くなるので・・
また、万葉集や百人一首シリーズで詳しくお話しましょうね。
簡単に説明すると・・
①貴族が身につけるべき教養のひとつ
②顔が見えないからこそ必要な恋愛のツール
③悲しみ、喜び・・様々な感情を31文字で表現する
ですね。
知識、感性、機転などが求められるものですよね。
みなさん、苦手では?(笑)
さ、ここで一首

って言われて、すぐ上手な歌って難しいよね。
じゃあ、上手な歌ってなんだろう??って話になってくるけど、
まず、状況にしっかり即しているかがポイントだよね。
見当違いの歌、場違いの歌を詠むのはかっこ悪い。
食事中に汚い話をする、みたいなね。
あとは、「そのたとえ、うまい!」っていうのあるでしょう?
たとえば・・
日が沈む様子をみて、「別れたあの人の背中が見えなくなってしまう時の気持ちに似ているわ」
みたいな(笑)
くさいですね。でも、さらっと言われたら素敵じゃない??引く?(笑)
最後に、テクニックだよね、やっぱり

それが、修辞法なんだけどね。ただの31文字ではなく、そこから世界が広がっていく表現ってすごいもんね。
じゃあ、大江山の歌の解釈を修辞法をさらいながら確認しましょう

大江山 いくのの道の 遠ければ
まだふみも見ず 天の橋立
ここでは、3つの修辞法が使われています。
まず、「掛詞」。一つの単語で二つの意味を「掛けている」わけですね。
いわゆる、同音異義語です。
ここでは、「いく」という部分に「行く」と「生(野)」が、
「ふみ」という部分に「文」と「踏み」が掛けられています。
また、「縁語」という修辞法も使われています。
縁のある単語を和歌の中に含むテクニックです。
ここでは、「橋」という単語は、「ふみ」(「踏み」)と縁語の関係にあると言えます。
さらに、これは知っているでしょう?
最後の句を名詞で止めているから、「体言止め」ね。
と、まあ3つの修辞法を使っている。
これだけがすごいわけではありません!
すごいのは、「状況にしっかり合っている」という点です。
定頼中納言が、バカにして「丹後にいるお母さんに詠んでもらった和歌は届いた~?」なんて
言ってきたわけでしょう?
彼は、小式部内侍が、親の七光で歌の詠み手に選ばれたとでも思ったのでしょうね。
そこで、カチンときて、ちょっと待ちなさいよ!といった感じで、
御簾から半分だけ体を出して、定頼の着物をつかんで詠んだんです。
まず、これってすごいことなのよ??
女性はおしとやかにあることが当たり前の時代。
本当に頭にきたんでしょうね~・・・。
ちょっと私も似たような所があるので、このお話は好きなんですが・・(笑)
和歌の解釈は、
大江山を越え、生野を通っていく丹後への道が遠いので、
私は天の橋立を踏んでみたこともありませんし、母からの文なども見てもおりません。
ね、ちゃんと掛けてあるでしょう??
うまいでしょう???
丹後になんて使いを送ってないし、手紙なんて見てないわよ!ってね。
これを即座に詠んだところもすばらしいよね

というわけで、みんなも「うまい!」って言われる表現、日ごろから使ってみてね

さて、期末考査が始まりました

初日の調子はどう??
明日の古典、期待しているからね


では、GOOD LUCK

この前は変換ミスして
すみませんでしたm(_ _;)m
期末、古典は難しすぎて
残念な結果に。。ρ(_ _;)
特に白文のところを
かーなーり、
落としました。(`∞´;
_
>りま
返事が遅れてごめんね。確かに、白文の問題は難しかったね
先生としては、みんなが用言の活用の問題に慣れてくれていたのが嬉しかったな
後期もがんばろうね
>ガッツ
んー・・。どなたでしょうね。(笑)
応援メッセージ、ありがとうございます。
あなたもしっかり頑張って下さいね
このペースでがんばっていきたいと思います
返事が遅れてしまって。和歌の解釈って面白いでしょう?
でも、分かるようになるには、古典常識や単語の意味もしっかりおさえないといけないもんね。
少しずつ身についている証拠じゃないでしょうか。