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たのしい古文の時間

~華やかな世界を一緒に味わおう~

りかちゃんサミシイ

2010年02月17日 10時19分55秒 | 助動詞
174アクセスびっくり~(笑)

でもコメント0~
サミシイなあ

ね。りかちゃん
というわけで、「サミシイ」つながりで、助動詞「り」を学習しましょう。

もしもし亀よで助動詞の接続を勉強しましたが、
残念ながら歌の中に入ることができないサミシイ助動詞がいるんです。
それが、「り」です。
親しみをこめて「りかちゃん」という愛称で私は呼んでいます。
「りなちゃん」でも「りんちゃん」でも「りくくん」でもなんでもいいんですがね(笑)

この「り」ですが、接続が特殊なんです。
その覚え方が・・

サ未 四已
(サミシイ)なんです。
サ行変格活用の未然形、もしくは四段活用の已然形に接続するということ。

そして、活用はラ行変格活用と同じです。
ら、り、り、る、れ、れ という活用です。

ちょっと確認してみましょうか。

雪いと白う降れり。
この文の「降れり」の「り」が、りかちゃんです。
「降る」という動詞はラ行四段活用です。その已然形「降れ」に接続していますね?

では、これはどうでしょう?
道知れる人もなくて、惑ひ行きけり。
この文の「知れる」の「る」が、りかちゃん。
「人」という体言が続いているため、りかちゃんが連体形になっています。
でも、「知る」という動詞がラ行四段活用で、已然形「知れ」になっていることをチェック。

前回、文法の集大成は「識別」だよーって話をしましたが、
これもそうね。
「る」の識別です。
「知れる」の「る」の元の形(終止形)をたずねて、「る!」って答える人いるよね~。
だめですよ
「る」は未然形接続の助動詞ですから、「知る」の未然形「知ら」につかないとおかしい

理解できたかな?
「花は盛りに」で結構多く、りかちゃんが登場しますので、見てみてくださいね。
生きた文章でチェックしないとね!
理論よりも実践

最後に意味を確認しておきましょう。
前回の「たり」と同じ意味です。


完了「~てしまった」
存続「~ている」


ではでは、次回はまた連用形接続の助動詞に戻っていきましょう~