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たのしい古文の時間

~華やかな世界を一緒に味わおう~

む・むず 未来のことを・・

2009年10月07日 10時24分41秒 | 助動詞
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1年生のみなさん、頑張っているようですね。
授業が今、漢文なので、古文から離れがちだと思います。
ぜひ、このブログを活用してください。

さて、助動詞をすすめていきましょう
今回は、「む」「むず」です。

この二つ、意味に違いはありません。
「~むとす」がつまって「むず」になったというだけ。

でも、活用はちがいます。

「む」→四段型  ○・○・む・む・め・○
「むず」→サ変型 ○・○・むず・むずる・むずれ・○
終止、連体、已然しかありませんので、覚えやすいですね。

では、意味を確認していきましょう。

未来のことを考えること、よくありません?
私は、比較的プラス志向なのでよく使います(笑)
「明日になれば元気になるだろう」
「明日からダイエットしよう」
「明日全員そろっていたら、テストしよう」
「明日こそ小テスト合格してください」
といったぐあいに。

「む」「むず」の意味は4つです。


推量「~だろう」
意志「~しよう、~つもりだ」
適当・勧誘「~がよい、~てください」
仮定・婉曲「~としたら、~ような」


頻出なのは、「推量」「意志」「婉曲」ですね。

この3つは必ずおさえてください

なじみがないのが「婉曲」かな?
人生ではじめて使う言葉・・かも?
でも、よくみんな日常で使っていますよ。
「~みたいな・・」
「~って感じの・・」ってね。
「女の子みたいな男の子っていいよね~」とか。

「婉曲」を見つけるのは簡単!

「仮定」の意味にしても「婉曲」の意味にしても、文末にくることはありません!
でも、「推量」や「意志」は、文末にこないと変よね。

たとえば・・。
「む」の使われ方を確認してみてね。
我行かむ。「私は行くつもりだ」
彼行かむ。「彼は行くだろう」
行かむ折~「行く(ような)時」

というわけで、「む」「むず」はオッケーかな?

未然形接続の助動詞があと2つ!
連用形接続、終止形接続・・と考えるとまだまだ!!

マメに更新、がんばります