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たのしい古文の時間

~華やかな世界を一緒に味わおう~

品詞分類の練習問題

2008年05月25日 12時54分38秒 | 練習問題
昨日はみんな授業参観おつかれさま~
私のクラス1-5は古典でしたが、私だけがソワソワしていて、みんなはいつもどおりでした

さてと、この1週間更新していませんでしたが、今日でがっつり更新しますよ~

まずは、品詞分類の練習問題から。
授業で「この品詞は?」って聞くと、結構答えられない人が多かったので。

「品詞?

となっている人は、前の記事で「品詞」の特徴について勉強してから臨んでくださいね

特にみんなは「付属語」の「助詞」「助動詞」の分類が苦手のようですね~。
復習してみましょう。
「付属語」というのは、「何かとくっつかないと意味をなさない語」でした。
たとえば、「ば」とか「ず」とか「なむ」とか「けり」とか・・
この1語だけでは、「はぁ?」となってしまいますよね。
そして、今度は「助詞」?「助動詞」?となるわけですが、

助詞  → 活用しない
助動詞 → 活用する(語の形が変わる)

助詞  → 語と語の関係を示すはたらき(夏の夜 我と君 etc)
助動詞 → 主に活用する語について、意味を補うもの。(書きけり 書かず etc)

あと、分類しやすいのは、「もしもし亀よ」を覚えてしまうことかな。
助動詞は「る らる す さす ~」ってもうみんな(1組と4組)は歌ですべての助動詞を覚えてしまっているわけ。だから、それ以外の付属語は「助詞」っていう分類でも構いません

では、いよいよ次の文章を単語ごとに切って、品詞分類してみましょう。

<練習問題>

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。

野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。

名をばさかきのみやつことなむ言ひける。

その竹の中にもと光る竹なむ一筋ありける。

あやしがりて寄りて見るに、筒の中光りたり。

それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。


①この文章を単語ごとに切りなさい。

②その単語一つ一つを品詞に分類しなさい。

さ~やってみて













<答え>

今 は 昔、竹取 の 翁 と いふ 者 あり けり。

野山 に まじり て 竹 を 取り つつ、よろづ の こと に 使ひ けり。

名 を ば さかきのみやつこ と なむ 言ひ ける。

そ の 竹 の 中 に、もと 光る 竹 なむ 一筋 あり ける。

あやしがり て 寄り て 見る に、筒 の 中 光り たり。

それ を 見れ ば、三寸 ばかり なる 人、いと うつくしう て ゐ たり。


名 助 名、名 助 名 助 動 名 動 助動。

名 助 動 助 名 助 動 助、名 助 名 助 動 助動。

名 助 助 名 助 助 動 助動。

名 助 名 助 名 助、名 動 名 助 名 動 助動。

動 助 動 助 動 助、名 助 名 動 助動。

名 助 動 助、名 助 助動 名、副(副詞) 形(形容詞) 助 動 助動。



できたかな
でも、一番最後の「三寸ばかりなる人」の「なる」が助動詞になるところが難しかったでしょう?
でも、これは助動詞をやっていくうちに分かることだから、今はいいですよ

授業で扱った「検非違使 忠明」の文章を単語ごとに切って、品詞分類してみましょうね
いい復習になるはずですよ






練習問題~動詞~

2008年05月18日 11時35分17秒 | 練習問題
連休をどうお過ごしですか?
私は、午後からビッグバンド部の演奏を聴きに行ってきます

さてさて、前回までで動詞の活用の種類、活用形、活用する行を扱いましたので、今回は練習問題を用意しました

がんばってやってみてくださいね~
下に答えも書いてありますから、ちゃんと復習も欠かさずね

問題<次の動詞の活用の種類を答えなさい>

①立つ
②す
③出づ
④得(う) ※動詞の終止形は「ウ段」だったでしょう?
⑤恋ふ(こふ)
⑥おはす
⑦蹴る
⑧煮る
⑨定む(さだむ)
⑩来
⑪いまそかり
⑫死ぬ
⑬過ぐ(すぐ)

ヒントです

1.まず、覚えなくてはならない6種類(上一、下一、カ変、サ変、ナ変、ラ変)にその動詞が入っているのかをチェック

2.それ以外の動詞は「ず」をつけて、「-ァず」だったら四段、「-ィず」だったら上二段、「-ェず」だったら下二段になる

3.四、上一、上二、下一、下二といった~段活用の場合、活用の行を必ず前につけること

4.上一、下一の活用する行にきをつけよう(「る」は活用しないよ)

さっ、がんばってみて












答え
①タ行四段活用  (たたぁず)
②サ行変格活用
③ダ行下二段活用 (いでぇず)
④ア行下二段活用 (えぇず)
⑤ハ行上二段活用 (こひぃず)
⑥サ行変格活用
⑦カ行下一段活用
⑧ナ行上一段活用
⑨マ行下二段活用 (さだめぇず)
⑩カ行変格活用
⑪ラ行変格活用
⑫ナ行変格活用
⑬ガ行上二段活用 (すぎぃず)

できたかな