
大阪市高速電気軌道 四つ橋線 普通列車 [新20系] (西梅田)
令和7年4月15日火曜日。大阪府大阪市に来ている。地下鉄で西梅田に到着して大阪駅へと移動する。地下通路に全国の土産物のお店が並んでいた記憶があるが見当たらない。大阪駅は大阪鉄道管理局、いや本社の御膝元。もちろん出札口(みどりの窓口)はある。みどりの券売機(指定席券売機)で自由席特急券を購入。市内で食事をしたかったが時間がなく弁当売り場へ。水了軒の八角弁当を探すが売り切れ。幕の内の汽車弁当も売り切れ。大阪ではなく姫路のまねき食品のお弁当を購入する。品川駅とは違い弁当売り場で麦酒も販売しており余計な手間は要らない。片手にお弁当と麦酒を持ち、もう片方の手で自由席特急券と途中下車している乗車券を重ねて自動改札に投入し入場する。中央口から入場したので、東海道本線のプラットフォームを経由して、うめきたエリアにある地下ホームへ移動する。この地下ホームが出来るまではこれから利用する特急〔はるか〕は大阪を経由しなかった。

地下ホームの21番線だけにフルスクリーンホームドアが設置されている
列車が見えないから先頭車両から何両目だなとか列車全体がイメージしにくい。天井まで覆う必要があるのか。また文字情報だらけでかえって判りづらい。何号車がグリーン車で指定席や自由席がどこなのか判る列車全体の案内と、扉の乗車位置ではここは何号車なのかハッキリ判ればそれでいい。

画面があるならこんなのを表示して欲しい
何両編成でどんな列車なのか目視して確認する事なく、京都発関西空港行特急〔はるか41号〕(9両編成)に乗車する。全体をホームドアで覆われていては列車ではなくエレベータに乗るかのようだ。全車自由席の地下鉄などはそれでもいいのだろうけど。

281系普通車の様子
自由席6号車には自分の他にもう一人乗客がいるだけ。


まねき食品 桜の姫路城弁当(1,280円)

背面テーブルがない…
特急〔はるか〕でお弁当を広げる人はいないのか。



大阪から先も東海道本線(梅田貨物線)の線路を付け替えて地下にした区間が続く。乗りつぶしではないけど乗りつぶしである。なお大阪からは単線となる。

地上に出てきた (大阪-(環)福島)

(環)福島駅付近でなにわ筋と平面交差
梅田貨物線は(環)福島駅までは正式には東海道本線、この先は正式には大阪環状線なのだそう。貨物線は高架に上がってゆく。野田を通過するが貨物線にはプラットフォームはない。西九条で梅田貨物線は終わり、大阪環状線内回りに入ってゆく。

お弁当はこんな感じ♪
ご飯はお寿司だった。

アサヒスーパードライ缶350ml(235円)と味わう
丁寧なおかずで飲む麦酒は実に旨い。ごちそうさまでした。しかし背面テーブルがないのは不便。車掌さんが検札に来たので聞いてみると車両によって背面テーブルの有無が違うそう。

車窓には大阪ドーム (弁天町-大正)
大阪環状線より関西本線に入り新今宮を通過する。

車窓には通天閣 (新今宮-天王寺)
天王寺に停車。乗ってくる人は少ない。天王寺を出ると阪和線に入ってゆく。そういえば車掌さんが何人かの外国人客を連れて車両を移動している。乗る車両を間違えたか。

車窓にはヨドコウ桜スタジアム(長居球技場) (鶴ケ丘-長居)

大和川を渡り大阪市より堺市、摂津国より和泉国に入る。明治4年までは堺に境があった。摂津国、和泉国、河内国の三国の境に発展したから堺となったといわれる。地図を見ると阪和線は南河内郡旧金岡村 を通っているので少しだけ河内国に入って和泉国に戻る。

自由席特急券 大阪 ➡ 関西空港(1,200円)
近年、全車指定席にする特急が多いので特急〔はるか〕も同様かと思ったが自由席の設定はあった。航空機から乗り換えると時間が読めないので自由席はありがたい。但しB特急料金はお辞めになったので少し高く感じる。営業キロが100kmまでのA自由席特急料金である。天王寺-関西空港間の利用なら営業キロ50kmまでとなりA自由席特急料金760円となる。今回は地下に移った梅田貨物線に乗る目的もあるので大阪から乗らない訳には行かない。ちなみに一昨日に利用した特急〔踊り子〕は全車指定席で品川-熱海間は営業キロ100kmまでの特急料金1,020円(チケットレス割引920円)だった。

乗車券 新松戸 ➡ 関西空港(10,010円)
品川、彦根、大津、茨木、大阪で途中下車してきた乗車券。品川を除き、有人窓口で途中下車印を押して貰った。国鉄時代からのルールに従い押印して貰っているだけなのだが、数が増えてくると「どこに押しましょうか?」と尋ねられる。今回は収集目的ではないが、一応写真には残しておく。


列車は日根野を通過すると関西空港線に入る。山の方には虹が見える。

二本も見える
阪和線と離れて高架線を海の方へ行きりんくうタウンを通過。この先は南海電気鉄道空港線と線路(複線・1067mm)を共用する。成田空港に入るJR東日本成田線(1067mm)と京成電鉄本線・成田空港線(1435mm)は軌間が異なり、単線並列となっている。

関西国際空港連絡橋(3,750m)を渡る (りんくうタウン-関西空港)
あまりきれいな海ではない。本土より空港島に渡る。

JR西日本 特急〔はるか41号〕 1041M列車 [281系HA631編成+HA604編成] (関西空港)
特急〔はるか〕は終着の関西空港に到着。下車する。



特急〔はるか41号〕 1041M 大阪(16:33)→関西空港(17:23) クハ280-1 自由席特急料金1,200円
◆新松戸-関西空港間の運賃10,010円

HA631編成(3両)とHA604編成(6両)が連結して9両編成
編成間の通り抜けは出来ない。天王寺を過ぎて車掌さんが乗客を連れて移動してきたのは、自分の指定席のない側の編成に誤乗した人たちだったのかな。フルスクリーンホームドアでは編成が分かれているのも判りづらい。

やはりこの図を表示して欲しい(6、7号車間は通り抜け出来ない事を含めて)

駅の奥には留置線がある
南海の特急〔ラピート〕(50000系)の車両の姿が見える。それでは三日間使って来た乗車券と、先程大阪で買った特急券を重ねて自動改札に投入し回収される。出場する。

JR西日本 関西空港線 関西空港駅 (大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)
出札口(みどりの窓口)も自動券売機ももの凄い人数が並んでいる。チャージして行こか、と思ったが止めておく。JR西日本の関西空港駅に隣接して南海電気鉄道空港線関西空港駅がある。今日は関西国際空港(KIX RJBB)より航空機を利用する。利用する航空会社は第2ターミナルビルを発着する。鉄道駅は第1ターミナルビル側にあり、第2ターミナルへは連絡バス(無料)を利用する。

連絡バスで第2ターミナルビルへ到着

第2ターミナルビル 国際線 (大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)
今日は出国しない。旅券も持ってきていない。

第2ターミナルビル 国内線 (大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)
国内線を利用する。第2ターミナルの国内線はPeach Aviation(MM)のみ。搭乗手続き開始まで少し時間がある。自動チェックイン機の前に来るとスタッフさんが声を掛けてくる。何かと思えば搭乗予定の便が遅延するという。定刻19時30分発のところ、22時15分発に変更。「着陸出来るんですか?」と聞いてしまう。成田国際空港(NRT RJAA)の運用は23時までだと思っていたが、令和元年10月27日よりA滑走路は24時まで離着陸が出来るようになっていた。成田に着くのはよいが、空港からの列車に問題がある。スタッフさんには「始発を待ちますから」と言ってこのまま利用する事にした。大幅遅延なので翌日から10日以内の同一区間の空席のある便への変更、または払い戻しが可能である。今日の午後にはEmailで遅延情報は来ていたらしいが、そんなん知らんし。

第2ターミナルの国際線を見てみる
第2ターミナルの国際線はPeach Aviation(MM)の他、春秋航空(9C)、チェジュ航空(7C)の三社。さて、出発は遅れるが搭乗手続きは定刻の90分前からというので国内線側に戻って済ませて搭乗券を手にする。出発まであと四時間余り。第2ターミナルは店舗も少ないので、再び連絡バスに乗って第1ターミナルに戻る。

第2ターミナルビルのある二期空港島より一期空港島を望む
本土より関西国際空港連絡橋を渡ったところが一期空港島。鉄道駅、第1ターミナルビルなどがある。平成6年に開港した時には一期空港島だけだった。

南側連絡誘導路脇の道路を通って一期空港島へ
南側と書いたが北側連絡誘導路はまだ建設されていない。

連絡バスで第1ターミナルビルへ到着
福岡空港(FUK RJFF)などにはターミナルビルに展望デッキがあり、離着陸する航空機を眺めていれば退屈する事もない。関空には展望デッキがターミナルにはなく、少し離れた関空展望ホール スカイビュー(大阪府泉佐野市泉州空港北)から見る事が出来る。無料のバスが運行されているが、営業時間が午前10時より午後5時まで。今日はもう利用する事は出来ない。

第1ターミナルビル 国際線

ここの通路、高所恐怖症じゃないけど怖いな。取り合えず空いてそうなベンチに腰掛けて過ごす。

顔出しパネルに日本人だけでなく外国人の子供さんも顔を出して見せるのが微笑ましい。

倍スパチキ(410円) アサヒオリオン ザ・ドラフト缶350ml(235円)
特急〔はるか〕車内にてお弁当で麦酒を飲んだばかりだが、マクドさんのハンバーガーを軽くつまみ麦酒を飲む。空港内の店舗なのでちょっと高い。目の前を551の袋を持った人が何人も通り過ぎる。関空の551蓬莱さんは持ち帰りだけでなくお店で食べられる。空港で食事をするつもりはなかったが、こんなに待ち時間が発生すると判っていたら空港のお店で食べてもよかった。


まだ出発まで2時間弱ある。特急〔はるか〕で大阪を16時33分に出て未だ関空から動けず。大阪16時40分発の東海道本線で新大阪に向かい新幹線を利用していたら20時16分には新松戸に到着している。航空便も定刻なら成田21時00分着だったのだが。ここでもベンチに腰掛け過ごす。


保安検査を受け、搭乗口までやって来た。以前利用した時には搭乗口前の座席が少なかったような記憶があったので、なかなか保安検査を済まさなかったのだが、今日来てみると十分に席はある。程なくして機内に案内される。

Peach Aviation MM319便 [A320] JA12VA (関西国際空港)
遅延はしたが欠航はせずに搭乗出来る。昨年、ピーチさんを利用した時は福岡で欠航となり、夜の街に放り出された。インバウンドなのか宿泊料金が高く、結局福岡市内から行橋市内まで逃れた。今日、欠航となり大阪の夜の街に放り出されたら、インバウンドと万博でえらい宿泊料金になっていただろう。探せば安いところもありそうではある。ターミナルから歩いて航空機に向かう。搭乗橋はなく階段を登って機内へ。ウルトラクイズを思わせて嫌いではない。座席は指定しなかったが窓側のA席だった。B席(中間)・C席(窓側)には若い男女の先客がおり、「すみません」と言って一度立ってもらったけど、後から外国人だと判明する。LCCで日本を旅行する外国人は沖縄線でも見掛けた。日本は治安がいいのだろうけど、逆に自分が海外で夜間にLCCに乗る勇気はない。明るいうちに宿に入りたい。台湾は除く。第2滑走路、RWY24Rから離陸する。あまり夜景は見えない。大阪国際空港(伊丹)(ITM RJOO)に夜間着陸した時は大阪の夜景がきれいだったが、運用時間は7時から21時までですでに門限を過ぎている。大阪府、和泉国を後にする。

コカ・コーラ350ml(200円)
機内販売、Tiny Table KISSAを利用する。今日はスーパードライとオリオンを飲んでいるので、お酒はもうやめておく。コーラを飲んで寛ぐ。暫くして客室は減灯される。所々街の灯りが見える。照明が明るくなり、もう房総半島が見える。昼間と違って地上はよく見えないが、A滑走路にRWY16Rから着陸したと思う。B滑走路の運用時間は過ぎている。

Peach Aviation MM319便 [A320] JA12VA (成田国際空港) これまで令和7年4月15日撮影
千葉県、下総国に到着。沖止めでバスに乗って第一旅客ターミナルビルへと向かう。
Peach Aviation MM319便 大阪/関西 KIX(19:30)→東京/成田 NRT(21:00) JA12VA
◆運賃等8,300円(PSFC・発券手数料を含む) ※遅延 KIX(21:15)→NRT(23:18)
今日は鉄道で帰宅出来ないのは判っている。一応は成田空港駅まで足を運ぶ。京成電鉄成田空港線の京成高砂行アクセス特急23時08分発に乗らないと帰れない。もう23時半を回っている。もう30分早く到着すれば間に合ったという事である。本線の方は宗吾参道行普通列車0時09分発で成田市の隣の印旛郡酒々井町までしか行けない。一方、JR東日本成田線は千葉行快速列車23時42分発があり、総武本線(緩行線)の普通列車に乗り継げば習志野市の津田沼まで行ける。但しその先が続かない。
駅から空港に戻って来た。空港の一部では夜間も滞在可能である。北ウイングの一階のベンチに腰掛ける。やはり遅延したピーチの乗客が電話で話しているのが聞こえる。列車が終わって泊まれなくなったホテルの方と話しているようだ。すでに泊まれない旨の話はしてあるらしく、キャンセル料はどう支払いましょうという話をしている。律儀な方である。不可抗力だからいいんじゃないのと思っていたら、会話の感じからいい事になったようでホッとする。今年泊まった大手ホテルチェーンの名前が出ていたが、自分の中で株が上がった。しかし声の感じ自分よりも年配の方と思われる。ベンチで一夜を過ごすのはきつかろう。
令和7年4月16日水曜日。千葉県成田市の成田国際空港にて日付が変わる。第一旅客ターミナルの二階以上は24時までで滞在出来なくなり、ベンチに人が増えてきた。外国人もいれば赤ちゃん連れの方もおられる。遅延で空港から動けなくなったのだろう。早朝便を利用するなど自らの意思で一夜を過ごす人もいるだろうけど。警察官や警備員が巡回するから治安が悪い訳ではないが、大垣夜行くらいにはスリ、置き引きには注意する。

何と消灯されてしまう… これより令和7年4月16日撮影
防犯の面から照明は点けたままかと思っていたがそうではなかった。何故かエスカレータは停めないので、注意を促す音声が休む事なく流れ続ける。八釜しい。電源切るならエスカレータの方だろう。空調も止めたのか弱くしたのか知らないが少し寒くなってきた。フリースしかない。関空では四時間強、成田では五時間半を待つ事になるとは。関空のベンチは柔らかく、成田のベンチはプラスチックで固かった。ベンチの場所によるのかも知れないが。


深夜に車やタクシーで来た人は真っ暗でびっくりするだろう。今回は已むを得ず空港で一夜を明かしたが、自ら望んでするものではないなと思った。まあ早朝のLCC運賃が安いとするかも知れぬ。

やうやう白くなりゆく成田
午前5時を過ぎ、駅へと向かう。北ウイング♪で一夜を明かし、夜明けを待って一番電車♪

京成電鉄 本線 成田空港駅 (千葉県成田市三里塚御料牧場)
京成空港線のアクセス特急の方が早く帰宅できるが、とにかく一番最初に出発する本線経由の成田空港発羽田空港第1・第2ターミナル行快速列車(8両編成)に乗車する。空調の効いていて柔らかい椅子に座りたいのだ。

京成電鉄 本線 快速列車 [3700形] (成田空港)




乗車券 京成津田沼経由 成田空港 ➡ [京成空港]京成線980円区間
乗車券はこんな感じ。京成津田沼より松戸線を利用する。新京成電鉄新京成線は4月1日より京成電鉄松戸線となっているのでもう連絡乗車券の様式ではないのだろう。

車窓に成田山を望む (京成成田-空港第2ビル)
快速列車だが京成津田沼までは各駅に停車する。車内は次第に混雑してきた。通過駅のないまま京成津田沼に到着。下車する。お手洗いを借りてから乗り換える。

新京成線が松戸線になって初めて京成津田沼から乗車する。乗りつぶしになるのか。松戸-新鎌ヶ谷間にはすでに乗車している。京成津田沼発松戸行普通列車(6両編成)で出発する。

総武本線と立体交差する (新津田沼-京成津田沼)

京成電鉄 松戸線 普通列車 [8800形8806F編成 ] (松戸)
列車は終着の松戸に到着。下車する。これで松戸線全線、そして京成電鉄全線の乗りつぶし終了。
本線 快速 成田空港(5:17)→京成津田沼(6:08) 3708
松戸線 普通 京成津田沼(6:21)→松戸(7:05) 8806-6
◆成田空港-松戸間の運賃980円
乗車券を自動改札に投入して出場…ピンポーン♪と音がして扉が閉まる。後ろの客が舌打ちする。舌打ちされる覚えはない。成田空港で京成津田沼乗り換えのボタンを押して松戸までの運賃のボタンを押して乗車券を購入している。有人改札で「京成津田沼経由だけど買い方を間違えましたかね?」と乗車券を渡す。改札氏は乗車券を見て「金額は合っているので」とそのまま出場する事になった。結局、何故自動改札の扉が閉まったのか判らない。乗車券の写真を見返すと、「京成線980円」の前には四角の中に「京成空港」とあるのが気になる。京成空港線(スカイアクセス線)経由となっていたのだろうか。しかしハッキリと「京成津田沼経由」とある。京成空港線には京成津田沼はない。成田空港駅から運賃が980円となるのは松戸線の松戸、上本郷、松戸新田、みのり台、八柱の各駅。この他に北総線の矢切、北国分、秋山の各駅も980円だが、京成津田沼を経由する運賃ではない。成田空港駅に行って自動券売機を確認したいけど当面は成田空港に行く予定はない。 (おわり)

乗車券 京成津田沼経由 成田空港 ➡ [京成空港]京成線980円区間