トレインタッチ

徒然なる言葉のストーリーです 

春を待つ想いをつなぐ一蕾

2017年10月07日 17時07分07秒 | 小説



     春を待つ 想いをつなぐ 一蕾
       僕の胸にも あなたの花にも











 このところの気温の低下と風の冷たさで 
 あっという間の衣替えになりました
 いつもの年より今年は半袖のワイシャツを
 長く着続けたと思っていたら 長袖へ
 そして今度は 上着を持たなくてはと
 
  
 
 季節は必ず過ぎて行くから
 半年先なんて あっという間です
 きっとその頃 「サクラサク」ですね
 不思議と 暑いと涼しい季節を
 寒さが増して来れば あの夏の日を
 思ってしまう自分がいます


 前に載せた詩ですが
 読み返して今の気分を添えて掲載しました
 
 人それぞれの想いは違えど
 寒い日の 暖かい春を待ち望む心は
 同じかなと 思いますから

 
     初恋亭夢中
 
 
 
  
 

遅咲きのサクラを愛でる人もなく

2017年09月29日 21時03分47秒 | 小説



     遅咲きのサクラを愛でる人もなく
       セピア色押す 心のシャッター













 人にはそれぞれの速さがあると思う
 自分勝手ではなく
 本当の マイペース
 このブログも
 言って見れば マイペース
 だから そんな「トレインタッチ」に
 寄って頂いた方々には
 本当にありがたく 心から感謝の気持ちです

 ある意味 初恋のような片想いに特化して
 31文字を創ってきました
 青春とは呼べない アオハルが
 ベースになってるようにも見えるかも
 
 良いものが出来ればそれで良し
 浮かばなければ
 オヤスミで
 あれから一年
 一つの 区切りかも








     この駅は君と初めて逢った駅
       特別な駅  君がいた駅







        初恋亭夢中  

よこ糸にたて糸二本糸運ぶ

2017年09月18日 22時56分56秒 | 小説



     よこ糸に たて糸二本 針運ぶ
       こいという字に 想い縫い付け











 ねえ お母さんも 好きな人いた?」
 「どうしたの 急にそんな事聞くなんて」
 「んー 、、、、」
 「もしかして 好きな人でもいるの?」
 「私だけ想ってるから 片想いだけど、、、」
 「そうか うーん ずっと昔 学生の時だけどいたわよ
  たった二駅の電車の中だったけど」
 「話せた?」
 「うーん 一度も無かったわ」
 「手紙は 渡せた?」
 「渡す事も無かったし 貰った記憶もないわ」
 「後で解ったことだけど 誰か他の人に間違って手紙を渡したみたい
  でもそれ以来 逢う事も無かったから それで終わったの」
 「私も 同じかな」
 「これからまだまだでしょう」
 「大事なのは それも運命と思う事かも
  だから 想いを言葉に繋げるのも いい想い出になるからね」

 「横糸二本はひらがなの こ
  縦糸二本はひらがなの い
  恋と言う字を 心に縫い付けたの」


 
       初恋亭夢中