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京の一枚

京都 上賀茂神社・競馬会神事(くらべうましんじ)5月5日


5月1日の足汰式で決まった出走馬がいよいよ登場です。


競馬ファンの方、古式ゆかしい賀茂の競馬(くらべうま)もたまにはいかが?


競馬は平安時代からの勇壮な神事で、1093年、内裏の女官達が菖蒲の根の長短を競う遊びで賀茂社の菖蒲の根が長く、勝利を射止めたため、その御礼として競馬を奉納したのが始まりです。


「馬出しの桜」から「勝負の紅葉」までの勝負を競い、判定役が赤扇を挙げると左方の勝ち、青扇を挙げると右方の勝ちです。


一の鳥居からニの鳥居にかけて芝生西側の馬場の柵寄りが見物にはベスト(無料)。


雨天決行です。






上賀茂神社の歴史


正式には「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」といい、世界文化遺産に指定されています。


ご祭神は、下鴨神社のご祭神玉依媛命(たまよりひめのみこと)の子である賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。


社の北にある神山(こうやま)が降臨地とされ、 天武天皇の代に現在の社殿の基が造営されました。


下鴨神社とならぶ賀茂氏の氏神で山城一の宮、京最古の社の一つです。






斎王桜


一の鳥居を入って右手に見える大きな枝垂れ桜のうち、一の鳥居に近い桜が斎王桜です。


斎王とは宮中から任された神様に遣わされた未婚の皇女のことです。


現在、斎王に代わり斎王代が京都の三大祭のひとつ「葵祭」に参列しており、毎年京都在住の未婚女性から選ばれています。


御所桜と比べ、1週間ほど遅い遅咲き(4月中旬)の桜にあたります。


濃いピンク色の花が美しく、華やぐ京都の春を象徴する桜として愛されています。






御所桜


斎王桜の北側にあるのが御所桜です。斎王桜より本殿に近いところにあります。


孝明天皇が京都御所から賜ったしだれ桜ということから「御所桜」といわれています。


青空に映える薄いピンク色が見る者の心を魅了します。


上賀茂神社の桜の中で御所桜は早咲きにあたるので、いち早く桜を楽しむことができます。






風流桜


風流桜と呼ばれる枝垂れ桜です。二の鳥居のすぐ右側にあり、花笠の形にしてあります。






みあれ桜


紅枝垂れ桜です。 


細殿、立砂(たてずな)とみあれ桜はJRのポスターでおなじみの風景。


円錐形の立砂は、神社の北西にある神山(こうやま)を形どったもので、神が降りる憑代(よりしろ)だといいます。






■場 所: 上賀茂神社


■期 間:5/5(※毎年同じ日程です)


■時 間: 競馬会の儀:13時~


競駈:14時頃~


■アクセス: 地下鉄烏丸線「北大路」駅より市バス北3「御薗口町」


■お問合せ: 075-781-0011


■詳しくは:http://www.shimogamo-jinja.or.jp/


*主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。















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