京の一枚

京都 要法寺で見たカルガモの夫婦


京都市左京区の要法寺で育ったカモの親子が11日朝、近くの鴨川に引っ越した。


母親を先頭に6羽の子ガモがよちよち歩きする様子を、警察官や近隣住民が見守った。


要法寺の池では2005年から毎年、カモが産卵してひなを育てている。


2018年は一時、親ガモが育児しない期間があり、子があまりなつかなかったという。


カモたちは午前6時半ごろに池を出発。


子が親からはぐれかける場面もあったが、寺の関係者が懸命に誘導した。


通りかかった住民から「頑張れ」と声援を受けながら、約700メートルを例年の2倍となる1時間半かけて移動した。




京都・要法寺はもともと、第三世日目上人の弟子である日尊が開いた上行院に始まる。


日目上人は国家諫暁のために京都に向かわれる途上、美濃(岐阜県)の垂井で御遷化されたが、お供をしていた日尊は日目上人の遺志を継いでそのまま京に上り、天奏した。


その後、日尊は京に留まり、上行院をつくる。


ところが日尊は、その上行院に釈迦立像を安置し脇士として十大弟子を立てるなどして、日蓮大聖人の仏法に背いたのであった。


この京都の上行院と、同じ京都の住本寺を合併して作られたのが要法寺である。



所在  京都市左京区法皇寺町


拝観  自由


交通  京阪「三条」下車、徒歩約10分



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