京の一枚

京都桜シリーズ 嵯峨野 常寂光寺


紅葉の名所として知られるが、春には桜も楽しめる。
春にはヤマザクラの桜の木がみどころとなります。


常寂光寺は、慶長元(1596)年に日親上人(にっしんしょうにん)が嵯峨野に隠棲して開いた日蓮宗の寺院です。
小倉山の中腹にあり、秋の紅葉の美しさでも有名ですが桜の名所としても知られ、山桜(ヤマザクラ)が見どころです。


仁王門周辺の桜と新緑との対比が見事で、桜のほかに、ヤブツバキ、ミツバツツジ、ヤマブキ、スミレなどの花も楽しめます。
喧騒から離れて静かな気持ちで桜を愛でたい人におすすめのスポットです。

時雨亭跡

定家山荘の場所については、諸説ありますが、常寂光寺の仁王門北側から二尊院の南側に有ったと伝へられています。
この場所には、室町時代頃から定家卿の御神像を祀る祠が有りましたが、常寂光寺を創建する時に、定家卿の祠よりも上に寺の庫裏を建てるのは恐れ多いと現在の場所に遷座されました。
明治時代までは、小さな祠でしたが、明治23年に現在の大きさの建物に改築され、歌遷祠と呼ばれるようになりました。
歌遷祠の扁額は、富岡鐡齋の作。
南隣に位置する時雨亭跡は、戦前までは庵室が建っていましたが、台風により倒壊してしまい、その後再建出来ず現在に至ります。
この庵室は、いつごろ建てられたか不明ですが、当山の古文書「双樹院日勝聖人傅」(1728年)の境内図には、この位置に庵が描かれています。
又、「都名所図会」(1780年発行)にも庵が図示されていることから、江戸時代中期には建てられていたことが分かります。



拝観時間
9:00~17:00(受付終了16:30)

拝観料
大人 500円/小人 200円

お問い合わせ  075-861-0435

URL  http://www.jojakko-ji.or.jp/

住所
京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3

アクセス
▼JR 嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩約15分
▼京福電車「嵐山」駅下車 徒歩約20分


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