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京の一枚

京都 神光院きゅうり封じ大祭   2020年7/19(日)


祇園祭も終焉を迎えようとしている京都。


夏の疫病を起こす悪霊を鎮める祇園御霊会(ごりょうえ)を起源にした八坂神社の祭礼は、7月31日の夏越祭で幕を閉じる。


京都で、弘法大師とゆかりの深い東寺、仁和寺とともに京都三弘法のひとつとされる神光院。


京都の寺院では、夏のこの時期に病封じを行ってくれている。


毎年、7月の土用の丑の日と21日にきうり封じが行われます。




なんと本堂にある弘法大師像は大師自ら刻んだものと伝えられ厄除け大師として崇められているそうです。


昨年、このきゅうり封じのために神光院を訪ねました。


住宅街の中にあるため大変静かで、長い石畳を歩くうちに心もゆったり。





真言宗の開祖・弘法大師が薬師如来の本願によって病魔・悪鬼をきゅうりに封じ込め、病を癒し自らの生命力を増進させ無病息災を得られたことが、その始まりと伝えられているきゅうり封じ。


その病封じは、きゅうりとかぼちゃを用いる。


この病封じを「中風(ちゅうぶ)封じ」と呼ばれることが多いが、これは東洋医学用語であって、中風という病名を分かる人は少なくなってきている。


今風に言えば、脳卒中や脳出血の発作後にあらわれる、半身不随などの病気で、老人病だから関係ないというイメージを持っている若者も多いが、そうではない。


原語の意味は、風邪(ふうじゃ)が体に侵入することによって起こる症状で、発熱・発汗・咳・頭痛・肩のこり・悪寒を指している。






■神光院・きゅうり封じ


■場 所: 神光院


■期 間: 2020年7/19(日)

■時 間: 8~16時半


■料 金: 1500円(御祈祷料・きゅうり代込)


■アクセス: 市バス9「神光院前」、地下鉄烏丸線「北大路」より市バス1「神光院前」

■お問合せ: 075-491-4375


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。












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