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京の一枚

京都 矢田寺・送り鐘  15日・16日


京都市三条寺町の賑やかな通りの一角にある「矢田寺」。


このお寺の境内にはたくさんの提燈が飾られ、参拝者を温かく迎えてくれます。


矢田寺は、白鳳4(700)年に天武・持統両天皇の勅願所として、奈良・大和郡山市にある矢田寺の別院として、建立されました。


もともとは壬生にありましたが、安土桃山時代の豊臣秀吉による区画整理で、本能寺も同じ時期に三条河原町に移されました。


16日には五山送り火を見終えた人達が次々に訪れて、この寺の送り鐘をつき、夜遅くまでにぎわいます。


精霊や供養した先祖の霊を浄土へ送り出すもので、六道珍皇寺の迎え鐘と同様に、お盆の風物詩となっています。


本尊の矢田地蔵は満慶が冥府で出会った地蔵菩薩を刻んだものと言われています。






■送り鐘


お盆の時期、京都では、ご先祖様を迎えるために「迎え鐘」を行います。


これは、ご先祖様の魂が間違わずに家族のもとへ帰って来られるよう、梵鐘を突く儀式。この迎え鐘に対し、矢田寺では「送り鐘」が行われます。


また8月16日にはご先祖様が無事冥土に戻れるように、梵鐘をついて魂を送ります。この日は特に、多くの人がお寺を訪れます。




■場 所: 矢田寺


■期 間: 8月15日・/16日(※毎年同じ日程です)


■時 間: 送り鐘:22時~


■アクセス: 市バス4・17・205「京都市役所前」または


地下鉄「烏丸御池」駅より徒歩約11分


■お問合せ: 075-241-3608


■詳細ページ: http://www.e-kyoto.net/


※主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。


※写真は全て過去のものです。



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