京の一枚

京都 太夫、優雅に舞う夕霧祭 清凉寺 11月10日


京都の嵯峨で生まれたと伝わる夕霧太夫は大坂の新町で人気となり、その美貌と技芸から島原の吉野太夫、吉原の高尾太夫と並んで寛永三名妓と呼ばれた。

同祭は、和菓子「夕霧」を販売する井筒八ッ橋本舗(右京区)が、夕霧太夫の墓がある同寺で行っており、今年で54回目。
音曲、舞踊、茶、花、和歌などあらゆる技芸に通じ、さらにその美貌で江戸の高尾、京の吉野と並び人気を集めた大阪の名妓・夕霧太夫。


近松門左衛門の「夕霧七年忌」のモデルにもなったほどの名妓です。
今日は島原の太夫を招いて本堂で法要を行い、その後太夫は禿(かむろ)を従え、墓地まで道中し、花を供えてお参りをします。
また、霊宝館の秋季特別公開も開催されており、国宝の本尊釈迦如来像胎内納品や阿弥陀三尊像などを見ることができます。


夕霧とは
夕霧太夫の本名は「照」、江戸初期の延宝 6年(1678年) 1月 6日、27歳で没した夕霧は嵯峨野で生まれたと伝えられる。
島原「扇屋」の太夫となった後に、「扇屋」が大坂新町に移転したため夕霧も大坂へと。

才色兼備の名妓で、若くして病没すると大坂中が涙に暮れたという伝説までを生んだ。

馴染客の藤屋伊左衛門との恋愛が描かれた作品は多い。
その、藤屋伊左衛門は「覚勝院」の檀徒であったらしく、清涼寺の裏手にある夕霧の墓地は、歓喜天を祀る「覚勝院」の管理下にあるとのことである。


■場 所: 清凉寺

■期 間: 2019年11/10(日)

■時 間: 10時~
■料 金: 霊宝館:400円
(本堂も参観の場合は700円)
■アクセス: 市バス28「嵯峨釈迦堂前」

■お問合せ: 075-861-0343
■詳細ページ: http://jodo.or.jp/footprint/07/index.html











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