京の一枚

京都 城南宮・曲水の宴 11月3日


京都市南部にある城南宮では例年春と秋の2回(4月29日の昭和の日と11月3日の文化の日)、平安王朝の文化を伝える「曲水の宴」が開催されます。
平安朝の優美なお遊びで。
秋は紅葉をバックに繰り広げられます。

木漏れ日もやわらかな平安の庭を、ゆるやかに曲がりながら流れる一筋の遣水(やりみず、小川)の辺(ほとり)で、雅やかな曲水の宴を行っています。

京都を代表する年中行事に数えられ、次のような次第で行われます。
色とりどりの平安時代の装束を身につけた7名の歌人(男性5名は狩衣[かりぎぬ]、女性2名は小袿[こうちき]を着用)が席に着くと、1人ずつ歌題を確認します。


そして歌人が遣水の傍らの座に着くと、中央の舞台で白拍子の舞がしずしずと披露されます。
琴の音が響く中、歌人は歌題にちなんだ和歌を詠み、それぞれ短冊にしたためます。


そして、和歌を書き終えた歌人は、目の前に流れて来た羽觴を取り上げ、盃のお神酒をいただくのです。
全員が和歌を詠んで盃を飲み終えると童子が短冊を集め、これら7首の和歌は、平安時代さながらに節をつけて神職によって朗詠され、神様に奉納されます。
観客も多い人気の催しなので、席の方は早めに確保した方が無難です。
雨天中止。


城南宮は平安遷都に際し京の南に守護神として創建されました。
平安後期、白河上皇が鳥羽離宮を造営されると、この鎮守の社として崇敬を集めました。
方除(ほうよけ)、厄除(やくよけ)と交通安全の神様として知られ、建築や転宅、旅行、交通安全の祈願や車のお祓いに訪れる人々で賑わっています。

なお、献菊展も開催中です。


■場 所: 城南宮
■期 間: 2015年11/3(火・祝)
午後2時よりおよそ50分間、神苑内、平安の庭で斎行。
献菊展:10月下旬~11/20(予定)
■時 間: 14時~ 拝観は自由
■アクセス: 京都らくなんエクスプレス「城南宮前」
▼京都市営地下鉄・近鉄電車「竹田」駅下車 徒歩約15分
▼京都市営地下鉄・近鉄電車「竹田」駅下車
市バス 南1、2、3番口「城南宮東口」下車 徒歩3分
▼JR 「京都」駅 八条口より、R’EXバス
平日   「油小路城南宮」下車
土日祝 「城南宮前」下車 徒歩3分

■お問合せ: 075-611-0575
■詳細ページ: 公式ホームページ http://www.jonangu.com/





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