京の一枚

京都 紅葉今が見ごろ 東山三十六峰の泉涌寺


美しい笑みをたたえた楊貴妃観音のそばで、そっと色づく木々。




ここは皇室と関係が深く、古来、御寺(みてら)と呼ばれるところ。




本坊の、京都御所から移築されたという御座所の中庭では楓が雅やかな赤に染まっています。


東山三十六峰の一嶺、月輪山の麓に静かにたたずむ泉涌寺。




当寺が「みてら」と呼称される所以である。




天長年間(824~833年)、空海が草庵を建て法輪寺としたのが起こりで、建保6年(1218年)に当時の開山と仰ぐ月輪大師俊が大伽藍を営み、寺地の一角より清水が湧き出た事により寺号を泉涌寺と改めました。


仁治3年(1242年)、四条天皇が当時に葬られてからは、歴代の天皇の山稜が営まれ、皇室の菩提所として篤い信仰を集めていたので、よって、当寺が「みてら」と称されるようになりました。


境内には仏殿・舎利殿をはじめ、天智天皇以降の歴代皇族の御尊牌を祀る霊明殿などの伽藍を配し、春の新緑、秋の紅葉には一段とその美しい姿を映えさせている。







■アクセス


京都駅から市バス208で15分、泉涌寺道下車、徒歩10分


■拝観時間 9:00~16:30(12~2月16:00)


※御座所拝観は事前に拝観可能日をお確かめください。


■拝観料 500円(霊宝館含む) 御殿庭園特別拝観300円


■住所


〒605―0977 


京都市東山区泉涌寺山内町27


電話     075(561)1551




※写真は全て過去のものです。


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