Toshichanの独り言

海外、国内旅行の旅日記。私の俳句手帳、などなど筆の進むままに書き連ねてまいります。

「夏の思ひ出」

2012年11月10日 | 俳句
 夏の思ひ出     今中 京都 富良野てふ夏の花野に人の群 倉本聰の暗き話やラベンダー 涼しさや大雪一気に駆け下り 先陣を争う漁の明け易し 北海の浜ははまなす花尽くし 夏熊の背中間近き知床湖 丹頂の睦みて夏を舞いにけり 釧路川午睡に任せ舟一つ 連獅子の舞の速さよ夏の月 待ちかねて闇に火の点く大文字 延暦寺法灯絶えず山涼し 蜃気楼水面に浮かぶ美術館 . . . 本文を読む

句集 「果無」 2011/10~2012/8 今中京都 

2012年08月12日 | 俳句
リゾートに本三昧や雲の峰 千年の松の息聴く神無月 ペダル踏み疾走と言う冬の道 比良颪琵琶湖叫びて冬の虹 冬の世に燃るがごとくなもあみだ 初仕事卒業証明取りに行く 長き冬いぶりがっこを噛みしめて 処女雪をきゅきゅっと踏みし輪かんじき 悔過(けか)すれど混迷深し春の闇 啓蟄や五体投地に地は振るえ 果無の天空に尽く白き梅 土石流爪跡残し山笑う 檸檬風受けてしまなみ . . . 本文を読む