秀楽のつぶやき

将棋教室と駒製作と、ちょっとした思いを。

ウルトラウォークラリー

2015-05-05 11:42:52 | Weblog
5月3日、朝から雨が降っている。この雨は夕方まで続くらしい。今日は楽しみにしていた島原まで歩く地獄の日。雨まで応援してくれている。傘を差して、風に吹かれて、靴をずぶぬれにして歩いていかなければならない。夜中も降るということであれば即刻不参加と決めたのであるが曇り空ながら振らない確率が高いらしい。
スタート会場には1000人の参加者が集まっている。12時ゆっくりと行列が動き出した。105キロ、島原までの第一歩である。合羽と傘の行列が長く帯状にに伸びていった。3月に痛めた右足を気にしながら進む。今回は列の後尾につけスローペースで翌日11時以降の遅い到着を目指す。と、歩き始めてからズボンの裾に右足の靴が時々擦れるのが気になった。1時間ほどで原因が露呈した。クッションの部分が外れてしまったのだ。これでは足が持たなくなる。雨がやんでから履くための予備を持ってきていたが濡らしたくはなかった。スーパーで急遽安い靴を購入し、履き替えて歩き出したがつま先が窮屈だ。これは爪が死ぬと直感。ある程度歩いたら早めに履き替えることにした。しかし、不要になったくつの処分に困った。捨てるところがない。仕方なくぶらさげて歩いていく。途中、知人の家がコースにあることに気づき電話して処分してもらうことにした。これで軽くなった。幸い川棚から霧雨になったので履き替えて出発である。足が楽になった。
第一のチェックポイント彼杵にゴールすると、セーフですといわれた。時計を見ると制限時間の5分前である。ここから次のチェックポイント大村までは18キロある。23時までが制限時刻。3時間弱で通過しなければならない。時速6キロのペースは自分には無理、がんばって歩いても次も似たようなペースが続く。リタイア覚悟でマイペースで歩くことにした。無念にも23時30分到着。終わった。体調はすこぶるよかっただけに残念だった。
2時間半ほど待って島原までの救護バスに乗る。諫早あたりから夜道に明かりをつけた参加者達が島原まで歩いていくのを眺めながら無念さが広がっていった。島原の公民館で仮眠を取った後、温泉で心も体も温まった。今回はビールはなし。飲めば本当の苦みがわかったりして・・。