人生、踏んだり蹴ったり

　　大晦日


翼乃「海だぁ―――っ！！！」
アスカ「海だ～～」

　ほ～い、ジュンでーす。
　ただいま、九十九里浜に来ておりま～す（笑）

壱鬼「五月蝿いだろっ」
翼乃「海に来たら、叫びたくなるじゃん」
壱鬼「なるか！？」

　えー、今ですね。
　この場にいるのは、俺と翼乃とアスカとエロ狼だけ。
　大人組は、家でテレビ見てまーす。

アスカ「ここで、日の出見るんだよね？」
ジュン「そうだ」

　アスカが初日の出を見たいという事で、一緒に見に行くことになったんだぜ。
　え？　なんで九十九里浜なんだって？？

　A．アニメを見たから＆翼乃が行きたがっていたから

ジュン「なあ、翼乃。ここになんかあるのか？」
翼乃「ある―――ここには、巨大類が生息しているんだ」
壱鬼「それかよ！」

　翼乃は、巨大生物が大好物で（なんか可愛いｖ）
　この前は巨大ダコを生け捕りし、焼いて食ったんだと。

壱鬼「てか、ここで釣れるのか！？」
翼乃「自力でやれば釣れる。てか、釣る」
壱鬼「おいっ」

　翼乃の目が、獲物を狙う目になっていた。

翼乃「海に入るんで。コート頼む」

　と、俺に赤いコートを預け、翼乃は海の方へと進んでいった。
　ちなみに、夜の海は大変ながら寒いですっ。

アスカ「気をつけてね――！」
翼乃「すごい奴、捕ってくるからな――」

　翼乃は海の中へと入っていった。
　もう一度言うが、夜の海は大変ながら寒いですっ。

壱鬼「あいつに寒いという言葉がないのか………」
ジュン「ないって、絶対」
アスカ「さむい――！」

　　３０分後―――

ジュン「あっ。紅白、今誰が歌ってるんだろう」
壱鬼「知るかっ」

　　１時間後―――

アスカ「まだかな～？」←白コートを羽織ながら
壱鬼「あいつ、どこまで潜ってんだよっ」

　　２時間後―――

翼乃「だたいまー」
ジュン「……」

　海面から翼乃が現れ、巨大な貝を抱えて戻ってきた。

翼乃「ホタテだ」
壱鬼「何処にいた」
翼乃「気にするな」

　いや、気にするって。

アスカ「ホタテ～」
翼乃「今から焼くからな」

　焼くんだ……

　　２０分後―――

翼乃「壱鬼兄さん。パスタで食べたいから、パスタ取ってきて」
壱鬼「とんでもない事を言うな、おいっ」
翼乃「アスカも、パスタで食べてみたいよな？」
アスカ「食べてみたい！（笑）」
壱鬼「………」

　知識・・・使いたい奴を使いたい時は、そいつの弱点を使うべし

翼乃「ちなみに、スミレさんの所に行って来て。もう連絡してあるから」
壱鬼「早いだろ！」

　ということで、『瞬間移動』でスミレの所に行った壱鬼。

翼乃「ジュン。ホタテ崩すの、手伝って」
ジュン「ああ」

　　１０分後―――

壱鬼「おい。パスタ持ってきたぞ」
スミレ「ここが、九十九里浜という所なのですか？」
沓馬「わあー、面白い事してるね（微笑）」

　パスタを持って戻ってきた狼は、オドオドと暗黒大王を連れてきた。

沓馬「オドオドって、スミレさんの事かな？」
ジュン「他にいるかよ。お前の前で以上に落ち着かない奴は」
翼乃「壱鬼兄さん。パスタをこの貝殻に入れてよ」
壱鬼「こき使うなっ」
スミレ「あの、お皿も持ってきたのですが……（オドオド）」
翼乃「ああ、アスカに半分渡してください」

　　５分後―――

翼乃「出来た――！！！」
アスカ「わ～い」
スミレ「外でホタテを食べるのは、初めてです」
沓馬「それは良かったね（笑）」
壱鬼「スミレがブッ倒れる前に、パスタつげ」

　全員の皿にパスタが盛り付けられると。

壱鬼「せーのっ」
　「「「「「「いただきま（ー）す」」」」」」
アスカ「おいしい～～」
スミレ「こんなに美味しいなんて……」
沓馬「ていうか、巨大ホタテっていたわけ？」
翼乃「今食べているのがそうなんだけど」

　一人だけ、大盛。

壱鬼「たまには、いっか（呆）」
翼乃「兄さん達にも持って帰ろうかなー」
壱鬼「残っていたらなっ」
ジュン「今のうちに持っていけば？」

　　１５分後―――

翼乃「コーヒー持ってきたよ――」
壱鬼「アスカは、ホットミルクな」

　家にホタテパスタを持って行った二人は、飲み物を持って戻ってきた。

スミレ「私まで、すみません」
翼乃「別にいいですよ、スミレさん。俺が無理に頼んだので」
沓馬「そうだよ。ここは親切に貰わないと」

　お前は別だろっ。

壱鬼「ふぅー………今年もいろいろとあったな……」
スミレ「そうですね」
翼乃「何かと出番が多すぎたり」
沓馬「何かと、いちゃもん付けられたり（笑）」
翼乃「何かと超黒が現れたり」
沓馬「何かと、ざわついたり（笑）」

　悪い事、ばっかだな（苦笑）

アスカ「いろんな人とあったりー」
ジュン「だよな～」

　……俺だけ殴られたのは、なぜ？

壱鬼「もうすぐ新年になるぞ」
スミレ「今年も良い年でありますように！」

　早いって。

翼乃「カウント……１０！」
アスカ「キュー！」
スミレ「はっ、８！」
ジュン「７～」
壱鬼「６」
沓馬「５（笑）」
アスカ「４！」
スミレ「３！！」
ジュン「ニー」
翼乃「１！！」

「「「「「「ハッピーニューイヤー！！！！」」」」」」


　今年もよろしく頼むぜ！！




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　ジュン視点で、ジュン×翼乃＋壱鬼×アスカ＋沓馬×スミレでした。
　テーマは、『九十九里浜で巨大ホタテを食べ、新年を迎える』です。
　九十九里浜で初日の出を見たアニメといえば、サ●デーのアレです！

　２００９年はいろいろと更新出来ませんでしたが、２０１０年は『四神伝』の続きを出そうと頑張ります！
　作品バンバン出すぞ――！！！



　　おまけ（in神家）

泳地「今年は、白組が勝ったな」
水奈「そうですね（微笑）」
佑希「年越しソバって、餅つけるのか？」
千一「人それそれだよ、トラポン（笑）」←東京に来た
佑希「トラポン言うな！」
トキエ「今頃海で遊んでいるでしょうね」←東京に来た
玲花「いいなぁ～」
水奈「帰ってきたら、甘酒用意しますね」
泳地「翼乃とアスカにはやるな」