frando フランドー /ラジアルポンプタイプブレーキマスターシリンダー 15Φ
日が変わってしまったのにはわけがある。
昨日3時間ほどかけて記事を書いたが、やっぱりあんなに天気がいい&翌日は台風が接近して天候悪化とくれば走らずにはおれまい!!!
そして走行してきたのだが、新しいヘルメットだからか、それともWINSの内装の所以か。頬を押さえつけるパッドが硬すぎてどんどんストレス蓄積www
軽いのはいいのだが快適面にちょっと難があるみたいだ。。。
おかげでその日は100km程度しか走ってないのに疲労困憊で帰って速攻ご就寝^p^
記事書いてる暇がなかった。
そして今日。外は台風の影響で晴れたり降ったり超不安定。
なのでやっぱりKARA聞きながら記事書くことにする^p^
さてさて昨日少しお伝えしたマスターシリンダーだが。ぽいけどブレンボではない。
台湾のブレーキパーツメーカー”フランドー”のマスターシリンダーだ。そう、フランドゥゥゥゥゥ(゜Д゜#
岡山のパーツショップのお兄さんからは「いやぁー、やっぱり台湾製ですからね?所詮ブレンボのパチもんですよ??今後何か不具合とか合ったらすぐにパーツそろわないじゃないですか???それだったらNISSINのマスターシリンダー選んだほうが無難ですわぁ~」とか言われたけどそんなの関係ねぇ!!!(゜Д゜#
新興ブランドとか、あまり使われてないとかいうフレーズに弱いツバサである。
まずパッケージだが、中国っぽい感じで「全検」って書いてあるシールが貼ってあった。多分「検査OK」という意味なのだろう・・・。
しかしソレを一回開封し、その上からセロテープが貼ってあったところから、一応輸入してからチェックが入ったのだろうw
まず出てきたのは注意書きが山のように書かれた説明書・・・とは言っても説明書というよりやっぱり”注意書き”で、具体的な説明ではなかった。
一応トルク管理用紙も書いてあったが、トルクレンチがない俺には『大体の力加減』としか捕らえられない^p^
外枠はもちろん、中身も丁寧に梱包されており、同じような値段帯のNISSINのものよりかなり高級感がある。
また、鍛造なのでその分の高級感としっかりした作りも味わえる。
商品説明に記載どおり、油圧スイッチが付属。しかしこれがなかなか曲者だった・・・・
今回選んだカラーはハードアルマイト。(フランドーの場合、さまざまなカラー展開がある。)
色合いはブレンボに良く似ているが、オークションに出回る正真正銘の”偽者”と違ってブレンボのロゴはもちろんない(笑
シリンダーにはフランドーのロゴすらなく、プレーンな作り。レバーにFRANDOのロゴが印刷してある。
シリンダー径はラインナップの下から2番目のφ15(14,15,17,19の展開)。最小の14はカニレベルの小さなキャリパー用、17はシングルラジアルくらい用と考え、その間の15を選んだ次第だ。
タンクには最初からホースとステーが付属しており、Ninja250R(ペンスケハンドル仕様)の場合このステーでスクリーンに干渉することなく取り付けができた。
ニッシンに比べてタンクの容量は小ぶりで、そのあたりでも”違い”を演出できる。コクピット周りがゴチャゴチャせずに済みそうだw
油圧スイッチを取り付けるのはこれが初めてなのだが、果たしてどれくらいの油圧でONするのか気になるところ。
実は商品到着時、まだ車両は代車のアドレスだったのだが、丁度バイク屋へツバサ号の出迎えに行こうと思っていたところ。
しかし台風の影響か、南側からどす黒い暗雲が迫っていた・・・
そして案の定バイク屋について少ししたあたりから辺りが真っ暗になり、その途端土砂降りと豪雷の嵐w
殴るような雨風に呉市内はすさまじい渋滞!!!
写真はまだ降り始めだが、少ししたあたりでこの交差点が車で埋もれた。
あたりは時間的な理由で真っ暗になったころにいよいよツバサ号が完成!!!実に数日振りの再会だ。
運よく帰る頃には雨はほとんど止んでいた。
暗くなってしまってもせっかく届いたのだから取り付けないわけにはいかないさ(゜∀゜*)
とりあえず仮組みして形にしてみる。
おーおーいいじゃんいいじゃんかっこいいじゃん!!!(゜Д゜*
バイクの世界に踏み込んだばかりの頃、中古車を物色している際にこういう『キノコ形状のタンク』が古臭くて仕方がなかったのだが、今となっては逆にレーシーで、スーパーマリオに出てきそうな形状から愛嬌すら感じる。
ステーはアルミの素地っぽい感じで、おそらく表面処理とかされてないのだろう。
付属のホースはかなり窮屈で、自然とタンクの向き、ステーの取り付け方向は限られる。
油圧スイッチは下以外に取り付ける場所が無かったw
あたりは暗い(9時過ぎ)が、この組み込みたいという熱意は変わらない。
早速外に出て車両確認!!!
取り付け前、まず一番気にしなければいけないのはブレーキスイッチ。
純正は平型端子なのだが、フランドーはコネクター。一体どの車種に取り付けるためのコネクターなのかわからないが、とりあえずポン付けというわけには行かないようだ。
キャリパーからフルードを抜き、漏れ出た部分はシャワーで洗い流し、マスターシリンダーを取り外した。
一応Activeのスイッチボックスになっているが、コネクターは純正と同形状。
ごらんの様なL字平型端子になっている。
マスターシリンダーを仮付けしてみる。
ミラー取り付け穴にステーを固定する構造になっている。このクランプはニッシン並みの安っぽさを感じるw
ツバサ号は最初にフロントメッシュホースを交換した際、少し長めにしておいたのだが、ソレが幸いしたようで何とか長さが足りた。おそらく純正長では届かないと思う。
ごらんのように純正マスターシリンダーと違い、バンジョーの向きが真上を向くような形で取り付けることになる。
そのため、ブレーキホースに若干の癖をつけてやることになるのだが、そうなるとこの少し長めの設定でもいっぱいいっぱいな状態wなので、純正長では無理だと断言できるw
ちなみにこの油圧スイッチが曲者だと最初に言ったが、その理由がこちら。
かなり下に飛び出すことになるので、ペンスケハンドルの最低最絞の位置にしていると油圧スイッチとカウルが干渉してしまう。
なのでここに干渉しないように、かつ自分に合った位置にレバーが来るように設定しようとしたのだが若干妥協せざるを得なかった。
具体的にどういうことかというと、クランプの位置は以前とそれほど違わないのだが(ハンドル内側へ許容の範囲で移動させたりしたのだが、同時にカウルも形状も変化するので結果的にあまり変わりなかった)、レバーの角度が若干ことなる。
より下向きになっているのだ。
クラッチレバーの位置が自分なりにベストなポジションにあるのだが、ソレと比べると少し下向き。そのため、走行していても若干の違和感を感じる。
この油圧スイッチを諦めれば満足行く結果になるのだが、そうなるとブレーキランプが・・・・キャリパー側につけようにもブレンボキャリパーはピッチが違うし・・・orz
諦めながら位置を設定し終わったらいよいよフルードを注入していく。
注文する際、本来なら「衝動買いセット」の中にフルードも入っていた。しかし、全商品即入荷するのにそのフルードだけどういうわけか10月初旬まで待たなければならなかった。
とりあえず早く欲しかったので、フルードをキャンセルし(別のフルードを選んでも良かったのだが、そこからまた納期問い合わせ→納期通達の時間が惜しかった)、フルードなしのマスターシリンダーが届いたのだ。
DOT4のフルードであればバイク用だろうが車用だろうが関係ないらしいので、近所のイエローハットでトヨタのフルードを買ってきた。
100mlでお手ごろの310円^p^
まずリザーブタンクのキャップをあけ、濡れたウエスでタンクの周りを覆いフルードの飛散を防ぐ。
容器を移すのは面倒なので直接入れちゃう^^^^^^^^
一応ウエスで巻いているとはいえ、こぼれないように細心の注意を払いながら入れていく。
以前使っていたエルフのものと違い、なかなか刺激臭(酢酸ぽい匂い?)のするフルードだw
ある程度キャリパーからエア抜きを終えたら、今回初めて利用する『マスター側のブリードニップル』を用いたエア抜きをしてみる。
ニップルにホースをつなぎ、少しずつニップルを緩めていくと・・・・
面白いぐらいに気泡がボコボコでてくるwwww
純正の頃は、キャリパーである程度エア抜きをしてもフニャフニャ感がとれず、1日置く必要があったが、このマスターからのエア抜きを行ってからはすぐにグッとブレーキが利くようになり、即使用可能な状態になる!!!w
すごいなマスターのブリードニップルΣ(゜Д゜;
ダイヤフラム(キャップの中のゴムキャップ)をはめ、キャップをしめたら完成☆
ブレーキパッドが半分くらい消耗しているので、少し低めの水位で調整しておいた。
レバーの引きしろが多段階で調整が可能なので、パッドが少なくなっても自分好みの引きしろを維持できるのがうれしい♪
社外パーツでこのツマミのドレスアップパーツが出てくれたらいいのになぁ~(´▽`)あ、あと可倒式レバーwうわさによるとブレンボのレバーが使えるとか使えないとか・・・・
ブレーキフルードのセッティングが終わったら次はいよいよ電装系。ブレーキランプスイッチを取り付けよう。
汎用の金属端子をはめ込んだりヤスリで削ってみたりいろいろしたのだが、やっぱりオーソドックスに端子を取り替えることにした。
なのでコネクター類はおもいきってブッチ^p^
定番のギボシにて対応ww
おかげでブレーキランプもちゃーんと・・・・
点灯\(^o^)/
スイッチの圧力もそれほどグッと握らないと反応しないわけでもなく、少し握ればちゃんと反応してくれる。もちろんレバースイッチ式に比べればシビア感はなくなるが、それでも弱ブレーキでも点灯するくらいの圧力で反応してくれるからうれしい。
さて、これにてマスターシリンダーの取り付けは終了!!
さすがに夜遅いのでこんな時間に爆音走行していたら警察呼ばれてしまうので、この日は自粛して家で塔の上のラプンツェルと英国王のスピーチ見て就寝^p^
日が変わって早速ハイライトして行こう!!☆
まず全体像。
純正の箱型タンクと違っていよいよ右レバー周りがカスタムっぽくなってきた。
ハイスロ、社外セパハン、薄型スイッチボックス、ラジポンでもう純正パーツが何一つ無い(笑
フルステア時のクリアランスは十分すぎるほど。
ちっちゃいキノコが印象的♪
油圧スイッチは調整したとはいえかなり窮屈で、写真のようにケーブルを目一杯横へ流してやっと干渉するかしないかというくらい。
肝心のブレーキの遊び具合だが、このフリーの状態から
これでブレーキがかかった状態。
想定はしていたけどかなり遊びが無くなったw
もちろんレバーの距離はダイヤルで調整可能なので、より近くにして力の入りやすい距離にしておけば前輪ロックも余裕?^p^;
今回お手柄だったブリードニップル。
油圧スイッチは試行錯誤の際にカウルに何度も干渉してしまったために塗装をえぐってしまった。
純正の焼入れ塗装の場合だとこれほどたやすくは行かないだろうが、傷は必至だろう。。
レベルは大体真ん中あたりにしてある。
まどからしか見えなかった純正に比べ、フルードの残量が一目瞭然なのはやはりこのキノコの特権だよね!!!
日曜日、台風が接近しているとはある程度天候が安定してきたのでインプレッションがてら、久しぶりにツバサ号と戯れてきた。
目的は福富町の「湖畔の里福富」
このブログでは定番のダム横の道の駅だが、今日は今までに無いくらいに大混雑している@@
そしてちゃっかり14Rがあったりするw
駐輪でも後輪ロックをしてるなんて・・・防犯に余念が無いね!
すさまじく大きな駐車場なのに満車で、駐車場じゃない部分にまで留めてあるΣ(゜Д゜;
どうやら道の駅4周年らしい。
近所の高校生が露天を開いてたりと、学校共同での催しをやっていたのだが・・・・
俺は普段どおりに営業している露天の揚げたてドーナツを食べるひねくれものだぞ^^^^^^^^^^
さて、話が脱線したが、早速インプレッションと行こう!!
まず、見た目の質感だが、先の写真を見てもらったらわかるとおり、ニッシンの同等品に比べてかなり見た目の高級感がある。
ブランドさえ気にしなければ十分満足できる製品だと思える。
ブレーキタッチも良く、φ15にして遊びがあまり無かったのだがいきなり「ガッ」と利くと言うよりも利き始めからジワジワしっかり利いてくる感じで、じゃじゃ馬にはならなかったw
力をダイレクトに伝えるラジアルポンプらしく、純正の頃より少ない力で同等の正動力を得られるため、非常にコントローラブル。まだやってはいないが、フルブレーキングでジャックナイフもできるかもしれないw
何よりストップアンドゴーが多い街中では、このような作業量の違いがストレスの蓄積につながるため、ロングドライブでも手の疲労軽減に貢献してくれると思う。
ブレンボのキャリパーと相まってこれでブレーキシステムは覚醒!!今までよりも峠でのブレーキングタイミングを遅くできるので、タイムロスを少なくできるかも??
レバーの距離を調整できるという機構は純正はもちろん、ZEETAレバーにも無かったので非常に新鮮で、状況に応じて調整できるのは非常にうれしい。
同価格帯のニッシンラジポンより見た目の高級感、レバーの充実機能(ニッシンは6段階だったかな?こっちは20段くらいある気がするw)はある。
ただ、ニッシンの場合純正スイッチ機構がそのまま利用できるんだったかな?簡単な電気工作が必要なフランドーに比べ、そのあたりの手間を考えると取り付け面ではニッシンのほうが簡単だと思う。また、下への飛び出しが多いので干渉ギリギリのハンドルだと好みの位置に配置できないかもしれない・・・
総評して・・・・
僕は大満足である^ω^
でもまたフルード変えないといけないから面倒くさくて今の出満足しそう(・ω・`