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豆日記

小豆原一朗の日記

あなろぐ

2017年06月02日 | 豆日記
今日はブルボンズのタクミさんの家で定期的に行ってるオーディオ視聴会。
なんでもオーディオ機器がまたパワーアップしたとか。
とりあえず、駅前で呑んでから家へ。
色んな話して、べろべろ。



なんでも、アナログの針を変えたらしく



すごい。7インチUK版をビートルズ、ストーンズと聴いたけど、特にびっくりしたのがWEEZER。こんなに音良かったのか。あとプライマルも「こんな名曲あったけ?」ってくらい、アルバム曲が生まれ変わって聴こえた。
今まで聴いてきた曲たちはなんだったんだ、というくらい。

素晴らしいスピーカーとアンプで僕の持ってるCDなども聞かせてもらった。


しかし、ジャズはレコードなのだと思った。
全然違う。
これはテレビと映画館くらい違う。

深い アナログは深い
くるくる回って手招きをしてるこの渦へ飛び込むのが少しこわい

金亀子擲つ闇の深さかな(高浜虚子)


はぁ

これは、酒のせいじゃないよな。

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えいがかん

2017年06月01日 | 豆日記


今日はなにか映画を観たくて。それも映画館で。
映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を新宿で観てきた。最果タヒさんの同タイトルの詩集を「船を編む」(名作)を撮った石井監督が映画化したもの。
主人公の女性の表情が好きだった。好きな人からプレゼントをもらって「ありがとう」という表情も、終盤、片目の見えない恋人に「お前の悲しみも半分にしてやる」と言われて頷く表情。その言葉を肯定してるようにも否定してるようにも見える切々な表情。
主人公が自転車で走る都会もよかった。渋谷、新宿という都会の空気が登場人物の生活を通して肌で感じれた。

映画館から出たあとの景色が好きだ。
別人の目線を借りて世界を観てるようだ。
映画には大体一人で行く。誰かと行くとあまりこの感覚が味わえない。
面白くても、つまらなくても、僕の生活が誰かの視点に浸食されてく。映画館に行く醍醐味はここにあったりする。
ま、そんな魔法も1、2時間過ぎたら消えるけど。

唐揚げとゴボウの天ぷらと味付け玉子とノリをトッピングしたアホみたいなつけ麺を帰りに食べた。
週に1、2回くらい、バカみたいなもの、極端なものを食したくなってしまう。
自分の体内に入れることで自分の色を変えようとしてるのだろうか。
ヤリマンみたいな考えなのかな。わからんけど。

東京は幕内弁当みたいに、あれもこれもある。
なんにもないやつほど、なんでもそろえたがる。
なにかに染められることも出来ず、今日も僕は色を求めてる。
6月になった。
今年は雨がどれくらい降るんだろう。
なにが流されてなにが残されていくんだろう。


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とびだしぼうや

2017年05月31日 | 豆日記
録画した岩合光昭さんの特集を観てた。
今年のはじめに岩合さんの写真展も行ったし、うちのカレンダーは岩合さんによる猫カレンダー。本も数冊ある。大好き。

猫を撮る時心がけてるのは
猫に叱られないこと。らしい。
俺は叱られてばかりだ。
猫、寄ってこない。

岩合さん曰く、生き物を撮る時大事なのは共振すること。同じ時間を過ごし、波長が合う時が一瞬あって、その時にいい写真が撮れるという。
自分のイメージを押し付けるのではなく、お互いの違いを認め合う。対等に、尊重し合う。やがて自然と生まれる「生の瞬間」を撮る。と言っていた。
ライブもそう思える瞬間があるか、ないか、で全然違う。
お客さんと音で気持ちを共有出来たら、細かいことは置いといてオッケーなんだ。

今いるのは初めて来た場所、風知空知。
お洒落だなぁ。下北沢の弾き語りバーはお洒落な所ばかりだ。変な帽子被って、僕は場違いな感じする。
暑い。リハーサルですでに汗。
リハーサル終わって
ハネダアカリさんからプレゼントのお水とガチャガチャ。久しぶりに味わった。ガチャガチャ開ける前のこの、わくわく。
ガチャガチャの中から出てきたのは「とびだしぼうや」





道路では事故らないように気をつけよう。
ステージでは事故なんて気にせず思いっきりドキドキ、わくわくしよう。
お客さんと一緒にそうなれたら幸せ。
ではでは、そろそろやるぞー。


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ひきがたり

2017年05月30日 | 豆日記
明日は弾き語りライブ。
はじめての場所、風知空知。
前から出たいと思ってた場所で、お誘い頂いてうれしいです。
ハネダアカリさんの企画「ひかりものさんかん」。
光り物三冠ってことかな。ひかりをはなつ冠。
一人だけカタカナではない僕は女子にはさまれて19:50から出演。
時間も長めなのでカバーとかやってみようかな。

5/31(水)下北沢風知空知
"ひかりものさんかん"
ハネダアカリ
まめ(パンパンの塔)
タテジマヨーコ

op18:30/st19:00
前売¥2000

予約メールはこちらへ
toumeinotuki@yahoo.co.jp
ソロ音源も持っていきます。


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うみ

2017年05月29日 | 豆日記
2月の葉山。










































カメラマンの知世さんに「個展が終わったら自由に使ってください」と言われてた写真。
急に雪が降ったり、服着たまま海の中入ったり、イルカの耳探したり、銭湯に入ったり、車の運転だったり。
ちょっと時間が経ったけど、今も鮮明に覚えてる。
夕刻の海。

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じょにー

2017年05月28日 | 豆日記
ジョニー。本名は二條。
高校3年間同じクラスだった友達。

"おかしなまち"に登場してくる「ジョニー」も彼がモデル。
歌の中だとジョニーはある日旅に出て1年ほどで町に返ってくる。ミサイルの落ちた廃墟の町で僕と彼は自転車2人乗りをする。

実際のジョニーといえば、
人を笑わせるのが好きなひょうきんなやつ。
見た目は山瀬まみをぽっちゃりさせたような男だった。

初めての高校生活、教室での自己紹介。
「二條です。この高校では、ガチャピンにおけるムック的な存在を探しています。」
友達を探すってことか?と先生が言った。
「いや、友達とかじゃなくて、相方を探しています。」

ジョニーはお笑いが好きだった。
お腹が弱くて「うんこもれる」と「お前、寒いな」が口癖。笑いに厳しかった。でも笑う時はめちゃくちゃデカい声で笑った。
体育会系のグループはとんねるずみたいで好きになれない、と言っていた。
僕らのような勉強も運動もできない脇役グループとよくつるんでいた。

ジョニー、まもる、あつし、この3人とよく一緒にいた。
まもるは地黒で図体がでかく、楽器屋の社長の息子で結構な金持ちだった(家のデカさにビビった)。音楽の話が合った。授業中急にデカい声でひとりごとを言い出したり、男とセックスの練習したり、急に突飛なことをしてくるやつだった。
あつしは見た目がメガネ、天パーと地味だけど、女好きでおしゃべりだった。絵がうまくてよく一緒に漫画を描いた。エロいこと考えてると目が充血するので「お前エロいこと考えてるだろ」とよくからかった。

「小豆原さん(同い年なのに何故か最後まで僕には「さん」づけで敬語だった)、これが本当の笑いですよ」
と言ってジョニーがビデオテープを渡してきた。
一人ごっつの24時間大喜利だった。
全編収録でとても長ったけど、一週間で僕は全部見た。とても面白かった。
それからというもの、休み時間にジョニーと大喜利的なことをやったりした。
ジョニーは制服のネクタイの先を常にズボンに入れていた。松本人志に対するリスぺクトらしい。
昼休みは飯を食ったら「おもじゃん」というゲーム(これも一人ごっつから)を数人でやってくすくす笑ってた。
女子からは非常に気持ち悪い集団に見えたはずだ。いや、男子から見ても気持ち悪い。

「うちの女子はなんでこんなブスばっかなんですかね!」というのも彼の口癖だった。
山瀬まみ似の彼が言うと愛嬌があったのか、女子は笑ってた。
ジョニーは車とバイクが好きで、雑誌などをめくっては興奮してた。残念ながら周りに車とバイクに詳しい人がいなく、帰り道に車を見ては1人で興奮してた。
免許とって車を買うのが目標で「はー、早くおっさんになりたい」というのが口癖だった。
特にデカい事件もなく、地味な3年間を過ごした。

卒業後、一度だけジョニーにあった。僕が大学2年生の時だ。
僕はチェーンの飲食店でバイトしてて、ある日他店にヘルプへ行かされた。
落合南長崎という行ったこともない土地だった。
人見知り全開で誰とも話すことなく、淡々と作業をしていた。
「小豆原さん、めっちゃ寂しそうじゃないすか」
終わりの時間が近づいた時、聞き覚えのあるデカい笑い声が聞こえた。
ジョニーは落合南長崎店で働いていたらしい。
店のスケジュールを事前に見て、僕の帰り時間に店にきたようだ。

帰りはジョニーの車に乗せてもらった。
リップスライムがかかっててちょっと意外だった(ジョニーと音楽の話は一度もしたことなかった)。
僕が今バンドやってる、と言ったら意外だと言われた。
パンクっすか?と言われ、そうだと適当に答えた。
「しかし車買うなんてすごいな。」
「まぁ、大したことないっすよ。彼女のために頑張って買いました。」
「え、彼女いるの?」
高校時代、女子のことブスブスと呼び続けた彼の彼女を是非とも見たいと思った。
「〇〇さんですよ。僕らと同じクラスだったやつですよ。写真見ます?」
写真を見ても、名前を聞いても、思い出せなかった。
ひとつだけわかったのは、ブスだった。
「まぁ、ブスですよ」とジョニーは笑って言った。
僕の知らないうちに高校で見つかったんだな。ムック(相方)。

その何年か後、おすすめの番組あります、と彼からメールがきて
見てみたら、深夜のランキング形式の番組でちっとも面白くなかった。

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りふ

2017年05月27日 | 豆日記
最近チャックベリーを聴きはじめた。
気になったことが。

Chuck Berry - Johnny B. Goode


Chuck Berry - Tulane


Chuck Berry - Carol


Chuck Berry - Roll Over Beethoven


Chuck Berry - Guitar Boogie


Chuck Berry - Jo Jo Gunne


Chuck Berry - Sweet Little Rock & Roller (1959)


Back in the USA - Linda Ronstadt ~ Chuck Berry ~ Keith Richards


Chuck Berry. 06 - Let It Rock - BBC Theatre, London 1972


Chuck Berry - Dear Dad


Chuck Berry - Promised Land



知ってるだけで同じリフの曲が11曲も。
狂気。

ライブはセットリストを決めず、バックバンドはチャックベリーのこのギターを聴いて曲を判断して演奏に入っていたらしい。
難しすぎるだろ。

前やったとか、似てるとか、そういうんじゃなくてカッコよければいいじゃん。
ってことなんだろうな。
自分の考えは凝り固まっていたことに気付かされたよ。

すごい人だ。
ご冥福をお祈りします。

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2017年05月26日 | 豆日記
夢のはなし。

木造おんぼろアパート。2階建て。灯りがなくとても暗い。
僕はこのアパートの2階に住んでる。2階には部屋が2つ。
住人は隣人の僕の2人だけ。
1階は道場で稽古場とご飯を食べるスペースがある。
丸太の上、やかんに入ったお湯があるだけで生徒たちは戸棚にあるカップラーメンを食べている。
生徒は4人の男たち。上半身裸。汚く黒ずんだジーンズやチノパンをはいてる。
四つん這いになったり、背中を丸めたりのばしたり、お尻を天井にぐっと向けて女豹のようなポーズをとったり。
奥の方から渇を入れる声。先生は声だけで姿は見えない。とにかく部屋が暗い。
生徒たちはぼそぼそ声で「俺たちいつまでこんなことしてくのかな」と言っている。
扉に置かれた鎖が鈍く光っている。
午後5時になると道場はしめられ、生徒と先生はいなくなる。

僕は道場を通って、2階の部屋へ帰宅する。
部屋でやることは新聞を読んでギターを弾くことくらい。
薄い壁だけど隣からの苦情はない。僕はまだ隣人を見たことがない。
先週怪我した足のかさぶたをかきながら新聞を読む。
「手りゅう弾爆発、死者数名。」
ギターを弾いてたらへんな歌が出来た。

\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

わたしがアメリカ娘じゃないから
あなたはわたしを捨てたの

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

部屋でギターを弾いてたら道場の生徒たちがあがりこんできた。
苦情かと思ったが違った。
彼らはギターを持って僕に指導をしたい、と言い出した。
「違う、違う、こういう感じで」
眉毛の太い生徒はギターがうまかった。指導する顔が少し怖かった。そして、僕よりうまいことが悔しかった。
背の低い坊主の生徒から「まめくん、僕のギターを使いなよ」と言われて妙にうれしかった。
自分のことがただの寂しがり屋みたいだと思い、そう思われたくなくて素っ気ない返事をした。
午後5時。生徒たちが帰る時間になり、下まで見送った。
そして、お腹がすいたので戸棚にあるカップラーメンを食べようと思った。
シーフード味。今日の気温は5℃。冷えるからだにシーフードが染みた。

2階にあがると、ぽつぽつと雨の音が聞こえた。
隣の部屋の扉が開いていた。
扉の前から部屋の全貌が見えた。
窓があいててカーテンがひらひらしている。
部屋に干されている洗濯物は女性用の下着と小さな靴下。
ここの住人は僕を含めて3人だったようだ。
窓の近くのソファーに大きな熊のぬいぐるみが座ってた。
熊は前後小刻みに揺れている。
動きがだんだん激しくなり、熊はソファーから落ちた。
ソファーにやや太り気味の茶色い猫がいた。
舌を出してぺっぺっとつばを吐く仕草をしてる。
目を光らせて僕を見た。
茶色い猫は窓から逃げる態勢をとりながら、何度も振り返ってこっちを見てくる。
おいでおいでと手を伸ばそうとした途端、
猫は逃げた。
ソファーの下の熊はうつ伏せで、背中の毛が猫の唾液で渦巻き状になっていた。


\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\

わたしがアメリカ娘じゃないから
あなたはわたしを捨てたの

彼は赤ん坊の指を包み込み
その子は彼の世界の中心となったの
そして心はうばわれていってしまうの
かわいくて美しい、素敵なアメリカ一番の女の子にね

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////


たまたま入ってきた猫なのか。
隣人に飼われてた猫なのか。
隣人が猫になったのか。
それとも道場の先生なのか。

僕は女豹のポーズをして寂しい気持ちになった。
足のかさぶたがかゆいのですぐにやめた。

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きてる

2017年05月25日 | 豆日記
僕の住んでる練馬区光が丘周辺では
ロックTシャツを着てるおばちゃんをよく見る。

誰かのお下がりなのか、安いから手に入れたのか。
なんにせよ人物とTシャツのギャップに僕は目を奪われてしまう。
レアなポケモン見つけたみたいに妙にうれしい(ポケモンやったことないけど)。
誰かに見せたいけど、赤の他人なので写真を撮るわけにもいかない。
僕の拙い絵で紹介していこうと思う。



近所のスーパーで見た時なんとも言えない違和感に襲われた。
人間の負の部分をイメージさせるNIRVANA(中学時代「病んだ魂」という自伝を熟読したなぁ)。
ボーカルのカートが精神的に病んでしまって最後は自分の頭を銃で撃ち抜いたという事件をおばさんは知ってるんだろうか。
そんな背景はあるにせよ、NIRVANAのこのマークはローリングストーンズのベロくらい有名なロックファッション。
このくらいはよくある日常。

なかなかせめてるなぁと思ったのがこれ



ちょっと派手目のおばさん。
裸の女性が小さくなったメンバーを抱えてるという有名なアルバムジャケ。
アルバムタイトルが「母乳」。
知ってて着てるとしたら結構せめてるお母さんだ。
とはいえレッチリも大御所だし、本国ではこんなスタイルはお母さんたちの中では当たり前かもしれない。

ここまではロック好きの人が見たら、「あっ」って思う程度だと思う。
知らない人からしたら別に普通なんだろう。みんな素通りしてたし。
しかし…



横断歩道ですれ違ったんだけど、僕も含め通行人はみんな目を奪われていた。
これはTHE WHOの超絶ベーシスト、ジョン・エントウィッスルが着てたという骸骨スーツ。
キャラの濃いメンバーに囲まれて、淡々と演奏してる自分は地味だと思ったジョン・エントウィッスルは1970年のワイト島ロック・フェスティバルで骸骨スーツを着て一躍注目を集めた。
ロックフェスでは迎えられたけど、これは日常生活では迎えられない。
自分の母親がこれ着て外にいたら他人のふりする。

しかし、よく考えたらニルバーナもレッチリも80年代に結成されたバンド。フーなんてもっと前。
おばちゃんたちも青春時代だったはず。
普通にロックが好きなのかもしれない。

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おちる

2017年05月24日 | 豆日記
昨夜決戦の火ぶたは切って落とされた。
表情は見えないが、嘲笑っているかのようだ。
またもや長い戦いになりそうだ。
これは人類の生活を揺るがす問題。

吸盤フックつかない問題。

しっかりくっついていたのに、ある日突然落ちる。
食事中、テレビを見てる時、誰かと電話してる時、寝てる時、
やつが「ぼとっ」と落ちる度に僕の気持ちは落ち着かない。
タオルかけの吸盤フック、台所のゴミ受け吸盤フック、洗面所の用具入れの吸盤フックなどなど。
力まかせにぎゅーーーっとやってもダメだ。
固定する場所をよく拭いて、吸盤に空気が入らないようにして、数回繰り返すしかない(それでもなかなかうまくいかない)。
やっとついても数時間後、「ぼとっ」と当たり前のように床に落ちてる。

今戦ってるのは燃えないゴミ用の袋をひっかけてる吸盤フック。
こいつは冷蔵庫の下部にくっつけてる。
何度も挑戦するが、つかない。
もうこりごりだ。沢山だ。と思った僕は最終兵器を出すことにした。

粘着テープ。

見栄えは悪いが、もうこいつで決着をつけよう。
と思ったらガムテープがきれてた。
しかたなくセロテープで。
セロテープで吸盤を冷蔵庫にくっつける
ぺら~っと力なくはがれてく…
うなだれてる僕の目の前に、ある物が飛び込んできた。

トカゲ。

昔、叔父さんからサイパンのお土産でもらったトカゲの形した磁石。
体でS字を描いた虹色のトカゲ。
バチン!という力強い音をたててゴミ袋を冷蔵庫にくっつけてくれた。
虹色のトカゲがこっちを見て笑ってくれてるみたいだ。
ありがとう、叔父さん!

そこで気づいた。
吸盤フック、いらないじゃん。

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かいへん

2017年05月23日 | 豆日記
桃から生まれた桃太郎、というのは原作にはなかったらしい。
川から流れてきた桃を食べたおじいさんとおばあさんの肉体が不思議と若返って、夜の営みを頑張った結果、桃太郎が生まれた、というのが原作らしい。
ところが、桃太郎を教科書に載せる際にこの部分は教育によくない、という理由によって桃から生まれた、という内容に変えられた。

桃から生まれた、という部分が寓話性を高めてるし、沢山の人が惹きつけられる魅力的な部分だと思う。
第三者の強引な改変により、本来のものよりも魅力的になることもあると思う。

そんな話を聞いて僕もおはなしを改変したい欲が出てきた。
しかし長く語り継がれた偉大な話を改変するのも気がひける。
そんな時、作者自身が「あの話はなかったことにしてください」と言っているのをテレビかなにかで見たのを思い出した。
記憶から消されようとしているお話。いいね、いいね。改変の題材にできそう。

小倉優子さんが作った「こりん星」という話がある。

うまく出来るか心配だけど、僕の独断で強引に改変してみようと思う。
気になった箇所をいくつか。



優しい人しかいない。

【改変】
悪い人がいるから、初めて優しい人の価値も出てくる。優しい人だらけだとありがたみがない。
どうせなら悪い人だらけ、という設定の方が優しい人の価値も高まる。その方が教育にいいだろう。



通貨は、1モモ、2モモ。これは優しさの単位。優しさが通貨。

【改変】
優しい人と思いこませて騙す詐欺事件も蔓延っている現代。これは教育によくない。
とにかく通貨は目に見える物にしたい。1モモという単位があるなら、食料を通過にしよう(なるべく作者の意図をくんでいきたい)。
食料で物々交換。それに見合うだけの条件を双方で納得したら交渉成立。



こりん星の場所は千葉、みんなの心の中、港区、ゆうこりんの頭の中と言われてる。

【改変】
ブレてるので場所をどこかひとつに絞りたい。
まず、心の中や頭の中では逃げてる感じがあってちょっと弱い気がする。
千葉、港区って、星なのに地球外じゃない。星とは言うけど、独立国家みたいに世間からは隔離された場所なのだろうか。
あとは「こりん星からきました」と自己紹介したときに、遠くからはるばる来た感じがほしい。千葉や港区は近すぎると思う。せめて本州からは飛び出したい。
そして、ちょっと世間から一線ひいた場所。そして、悪そうな人が多くて、お金ではなく物々交換。
どこがいいか非常に悩んだ結果、北海道の網走刑務所に。



こりん星の住人
りんごももか姫・・・・・・・・・こりん星のお姫様。名字はりんご。お城に住む。いつもはドレスを着ている。時々バイトもする。りんこスクールに通う学生。
マミリン・・・・・・・・・召使いであり。大親友。隣の国の姫に眠らされてしまう。ももか姫はマミリンを救うために6つの鍵を探す旅に出る。
ジュア・・・・・・・・・ももか姫の愛馬。
パパ・・・・・・・・・こりん星の王様。

【改変】
オヤジ・・・・・・・・・・担当の刑務官のこと。
ケツ番・・・・・・・・・・その部屋での新入り。
弁当持ち・・・・・・・・執行猶予中の人や2刑以上のひと。弁当とは執行猶予期間を指す。
A級・B級・・・・・・・・・A級は初犯。B級は再犯。暴力団関係者は初めからB級
金線・・・・・・・・・・・お偉いさんの刑務官のこと。帽子と腕に金色の線が入っているためこう呼ばれる。
Gマーク・・・・・・・・・暴力団関係者。



こりん星語
「プ~ プ~」・・・・・・・・・りんこの後に付けることもある。りんこだプ~。(敬語)
「ちー」 ・・・・・・・・・「ち」よろちく。ちーだい(ちょうだい)。ごめんちぃ。とかとか
りんこをマスターしたら、これも使っていきましょう~。
「バイにゃーん!」・・・・・・・・・お別れの挨拶。

【改変】
用便・・・・・・・・・・トイレ。舎房以外では決められた時間以外「用便お願いします」と許可を取らねばならない。許可が下りるとは限らない。
飛行機・・・・・・・・・連行スタイル。うつ伏せの格好から両手を後ろ回しで掌が上を向く形で広げられ両足と共に持ち上げられる。
ずー・・・・・・・・・・・オヤジ(刑務官)が来た!の合図。「ずーずー」と言って知らせる。最も唇が動かず、かつよく聞こえる言葉だから使われるようになった。



こりん星の名所
ドレミ橋・・・・・・・・・「ドレミ橋」はこりん星でもメジャーな場所。オレンジ味のゼリーの湖の上に橋がある。
ポッキー山・・・・・・・・・お城の裏にある山。とっても大きな山。いつも姿を秘密にしてる小人さんたちが住んでいる(内緒ですよ)。お正月前日の夜にももか姫はポッキー山の小人さんたちと、てっぺんに向かいます。
夢の雲の世界・・・・・・・・・わたあめでできてる雲の上の遊園地。お正月の3日間だけの限定。です。
クモロン・・・・・・・・・空の上に浮かぶ雲を作っている。1日1個ずつ、空に浮かぶ雲を作っている。雲が空にいっぱいになると、七色のキャンディーを降らしてくれる。

【改変】
共同室・・・・・・・・・多くの被収容者が集団生活を送る部屋。全て和室にて、夜は布団を敷いて寝る。
単独室・・・・・・・・・分類の結果、集団生活を送るのが困難な者、要注意の被収容者、性倒錯者、組織間の抗争で命の危険がある被収容者など隔離する必要性がある被収容者が生活する部屋。規則違反を行い、懲罰として隔離し反省を促すために一時的に収容する場合もある。
風呂・・・・・・・・・被収容者の風呂は、夏季が週3回、その他の時期は週2回。入浴時間は「15分間」、5分毎の時間が経過するとブザーが鳴り、入浴中の被収容者に知らせるシステム。ボディソープやシャンプーは無し、全て石鹸。
運動場・・・・・・・・・入浴の無い平日、午後の就業時間中に、約40分の運動時間が組まれる。野球やソフトボール、散歩やマラソンなどの運動を被収容者は行います、少々の大声で雑談してもOK。


設定が整った。
それでは登場人物たちを動かしていこう。

起  床   6:30
開房点検   6:50
朝  食   7:00
出  房   7:30
作業開始   7:40
昼食・休憩  11:50~12:30
作業終了   16:30
還  房   16:40
閉房点検   16:50
夕  食   17:00
余  暇   17:30
仮 就寝   19:00
消灯・就寝  21:00



これで教科書にも載せられるような気もする。
楽しいこと、ミステリー、ホラーやツライ思いや感動もある星、こりん星。


やはり作者の意図をくもう。
この話はなかったことにしてください。

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ふべん

2017年05月22日 | 豆日記
便利な手段で到達する目的には小さな達成感と爽快感と僅かな空虚がのこる
不便な手段で到達する目的には大きな達成感と滑稽さと僅かな疲労がのこる

なんでこんな面倒くさいんだろう

ああ、まさにこれ!これがほしかった!
に変えようと日々いろんな便利なものが開発されてるんだと思う

漢和辞典というやつがうちにある。
何度手放そうか迷ったのだが、妙な魅力を感じて結局うちにある。
普段わからない漢字があれば、スマホのアプリですすーっと画面に指で字を書いて調べる。
その作業、ものの1分くらい。
しかし漢和辞典といったら、まず部首のページを見て、何画かを見る、そして、膨大なページの大航海の後にやっと辿り着く、この作業5,6分。
この場合部首が分からない、画数が合わないなどのタイムロスもあったりするとさらに2,3分はかかる。
なんだかんだで10分は見てもよさそうだ。
スマホの10倍。すごい。すごい不便だ。

漢和辞典の最初の言葉にこんな文がある(僕の持っているのは鈴木修次、竹部良明、水上静夫編集「角川最新・漢和辞典・改訂新版」)。
「よい辞書というのは、いったいどうあったらよいのであろうか、「よい」ということのなかには、いろいろな要素や価値が多角的、多方面に求められるのでなかなか簡単ではない。(中略)わたしたちは「よい」ということを、まず、第一に引きよく、そして使いよい辞書にするということに焦点を合わせた。そして、引きよくし、使いよくするための工夫を、色々な角度から最大限に盛り込んだ」

この文は昭和50年11月に書かれた。
「使いやすい」を第一に考えたというこの漢和辞典。
部首、画数、読みという字を形成するあらゆる枠組みから調べられるようになってる。
しかし、42年後の現代、完全に使いにくいことになってる。
スマホにすすーっと書けば、パッとその字の説明が出てしまうのだ。
第一が崩れた。まずい。

さらにこんな文がある。
「第二に使いこなせる辞書でありたいと考え、そのための努力をした。使いこなせる辞書というのは引けば引くほど、ことばの相互の関連がわかってくる(中略)そのためには、しるされていることがらに統一がとれているとともに、それぞれの解説が深みのあるものでなければならない。」

そうか。解説を大切にした結果こんな分厚いページになっているのだな。
残念なことにこの分厚さが「使いこなせない」という気持ちにさせてしまう。
ネットに繋がっているスマホならば字をより深く調べるなんぞ、おちゃのこさいさい。
しかも辞書とは違い、新しい情報は常に更新される。しかもポッケに入るサイズ。
またも惨敗。まずい。

最後にこんな文がある。
「従来とかく辞書というと、読み方や意味のわからないことばを引くための本という傾向が非情に強かったし、今でもその傾向が強いといえよう。しかし、これからの辞書は正しい言い方や書き方を覚え、生きたことばを訓練するための案内書でもなければならない(以下省略)」
そう、これだ。
今まで不便だ、惨敗だのと言っていたけど、そもそもの目的と手段を再考するべきだった。
目的は「字を調べる」と思っていた。
否、目的は「字を覚える」ためなのだ。

そこで、もう一度立ち返ってみよう。
スマホですすーっと書いて1分程度で調べた字と
部首、画数、読み、から始まり、膨大なページから探し出して調べた字のどちらが頭に入ってくるか。
(もしもあなたが前者ならば、この文章を読む必要は一切なくなってしまう)
全ての過程はその字を忘れないための作業。
そう、この面倒くさい作業はもうひとつの「体験」だと言ってもいいと思う。

実際僕はスマホを使うようになってから漢字を覚えなくなった。
何か紙に書く時、結構な頻度で分からない漢字が出てきてスマホですすーっと調べては書いている。
そして思い返すと何度も調べてる字がある。
1分もかからない作業とはいえ、こんなことをこれから先も繰り返していたら、すごいタイムロスだ。
しかし、そもそも覚えていればなんの問題もないことなのだ。遠回りは近道。
僕はスマホを使う時無意識に「便利なものがあるから、また調べればいい」と思っている。
しかし、漢和辞典をひく僕は「こんな面倒くさい作業したくないから覚えとこう」と思っている。

当時の第一の考えとしては「使いやすい」をうたっていたわけだが、
時は流れ、今では「使うのが面倒くさいもの」にかわっていった。
しかし、その面倒くささがひとつの体験となり、字を叩きこんでくれることになったのだ。
そんな身に染みて覚えさせてくれる古き良き匠のような漢和辞典をこれからもっと使って行こうと思う。

難点は持ち運びなんだよなぁ

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これはツアファイのサスペンス~シンガロンパレード~

2017年05月04日 | 豆日記
出演者紹介。最後は京都のシンガロンパレード。



このアー写は今と違う。
先月の僕らの大阪レコ発で急に新しい衣装に変わったのだった。



トレードマークのリーゼントも無く、カラフルな衣装ではなく、黒で統一された大人な衣装。
僕は今の衣装が好きです。純粋に新しい3人の姿は男前だなぁと思った。

僕はスリーピースバンドが好きだ。
少ないの音の中で成立していく三人のぶつかり合い。
お互いの音を補ったり、ひっぱったりのスリリングなライブ。
安定の四角じゃない、とがった三角。

変わったのは衣装だけでなく、演奏もすごい。
去年対バンした時より何倍もレベルアップしてた。
3人のキャラクターも、洒落が聞いてる歌詞も、熱量も、とにかく見てて楽しい。
そして楽曲がよくできてて好きな曲ばかり。

シンガロンパレード『ステキな不摂生』【MV】


MVもいいけど、彼らのライブはすごいんで是非みてほしいです。
ちなみに彼らにもサスペンスの歌がある。

路地裏サスペンス[MV]/シンガロンパレード


5/14はまさにサスペンスな夜になります。
ご一緒に僕らのサスペンスの歌もどうそ。

パンパンの塔/火曜日のサスペンス


というわけで、3日に渡りツアーファイナルの3組を紹介しました。
素晴らしいバンドばかりですが、最後は我々が締めて最高な夜にします。
何曜日にしようかなツアーもあと残りわずか。
是非とも観に来てください。

≪曜日にしようかなツアー≫
5/11神戸太陽と虎
5/12京都nano

5/14(日)渋谷TSUTAYA O-CREST
パンパンの塔4th Mini Album『火曜11時45分』レコ発ツアー
”何曜日にしようかなツアー”ファイナル
「これはツアファイのサスペンス」

パンパンの塔※ロングステージ
シンガロンパレード
ジョズエ
ロマンス&バカンス

OPEN18:00/START18:30
前売¥2500/当日¥3000

詳細・ご予約はこちらまで

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これはツアファイのサスペンス~ジョズエ~

2017年05月03日 | 豆日記
昨日に引き続き、ツアーファイナルの出演者紹介。

今回はジョズエ。

ジョズエは男3人スリーピース。
ボーカルギター、にたないけん。
ぼくは彼ともうかれこれ長いつきあいになる。

にたないけん『クロール』


僕がパンパンの塔を組む前に弾き語りで対バンした。
はじめてライブを観た時、びりびりしてきて、涙が出そうだった。
なんというか、着てるTシャツをびりびりって破ってくる感じ。
破れた服の間から生身が出てくる。やめてー、ってなる。
それは生まれた時から持ってる見飽きた生身の人間の体なのに、泣けた。
彼の声を聞いてるとそんなびりびりに襲われる。

知り合って当時なんとなく覚えてる会話は

「本名、似内健です。変な名前ですが。」

変どころか、なんて響きのいい名前だと思った。
僕は小豆原一朗という自分の名前があまり好きではなく、、、名前の響きのいい人を羨ましく思う。
自然で気持ちいいシンプルで響きのいい名前だと思った。

にたない君はバンドを解散したり、メンバーチェンジしたり、形態を変えてた。
ジョズエの前にやってたバンドでも、その前の前にやってたバンドでも、幾度も対バンしてきた。
前作『TOWER OF PANPAN』は彼との会話からいただいたんだった。
にたないけん。ものすごい酒呑みで、ふいに突飛な言葉を飛ばしてきて、音楽に対してまっすぐで、おもしろい人。
今年弾き語りでツーマンライブをやった時、「挑戦していく人の音楽に魅力を感じる」って言ってた。
そんな彼の一番新しいバンド。
ジョズエ。
びりびりって泣きそうになる感じは今もある。

ジョズエ『ダンス』



5/14(日)渋谷TSUTAYA O-CREST
パンパンの塔4th Mini Album『火曜11時45分』レコ発ツアー
”何曜日にしようかなツアー”ファイナル
「これはツアファイのサスペンス」

パンパンの塔※ロングステージ
シンガロンパレード
ジョズエ
ロマンス&バカンス

OPEN18:00/START18:30
前売¥2500/当日¥3000

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これはツアファイのサスペンス~ロマンス&バカンス~

2017年05月02日 | 豆日記
本日、火曜の解禁日でした。
ツアーファイナルの新グッズ、一体どんなものになるのでしょうか(あまり把握していない…)。
そして、今日からツアーファイナルの出演者を紹介していきたいと思います。


ロマンス&バカンス

今回パンパンの塔とは初の対バン。
しかしボーカルの大さんとのつき合いは長くて、パンパンの塔組んですぐの知り合い。
大さんが前にやっていたロマンスジョーとは東京でも地方でも対バンした。
アダムで働いてた時期もあり、ライブ終わりに夜な夜な話したり。

ロマンスジョーは骨太サウンドのかっこいいロックバンドで、大さんのパフォーマンスも毎回キレキレ。
はじめて観た時はそのパフォーマンスに圧倒された。
その一方大さんは即興で弾き語りライブしてて、僕の前で「ゲイゲイの塔」という歌を即興で披露したり、、、
名古屋のとあるイベンターの方(男)と酔っ払ってキスして前歯を折った話を聞いたり、、、

当時何回か対バンしていく中で、
「大さんっておもしろいなー」から、
「大さんはちょっと変わってるなー」から
「大さんは変態」という結論になった。

その結論に至った決定的な事件があった。
アダムのコピーバンド大会で、なんでそうなったのかよくわからないのだけど、ボーカルが全裸でルナシーを歌うというバンドがいた。
僕はそこのギターだった。
数回ライブしたけど、とある事情でボーカルが辞めた。
ダメ元でツイッターでメンバー募集をしたところ、案の定名乗りでる人はまったくいなかった。
そこで唯一名乗り出たのが大さんだった。
ロマンスジョーは女性のお客さんも沢山いて、こんなことする必要ないし、こんなことを誰も望んでないのに。
なんなんだ、この人は。
そしてライブでの華麗なる脱ぎっぷり。
横でギターを弾いてた僕は大さんのキラキラした姿が眩しかった。

2年前ロマンスジョーは解散し、突如結成されたロマンス&バカンス。
このバンドが大さんの変態性を全開にしたバンドで。
先日知り合いの車でロマンス&バカンスのCDがかかってて、一日中歌詞が離れなくなってしまった。
MVが何本かあり、公開した途端に下品な内容のためか、ツイッターのフォロワーが減るという現象まで。
そしてその監督は"火曜日のサスペンス"と"ちょうちん"を撮ってくれたアヅマ監督。

ロマンス&バカンス - 「プロレスはバカンスだ」【MUSIC VIDEO】


元メンバーとして、ここまでふりきってるあなたを見るとあの時の情景が浮かび、あの時以上に今のあなたはキラキラしてて、、、
当日のライブ、楽しみです。


5/14(日)渋谷TSUTAYA O-CREST
パンパンの塔4th Mini Album『火曜11時45分』レコ発ツアー
”何曜日にしようかなツアー”ファイナル
「これはツアファイのサスペンス」

パンパンの塔※ロングステージ
シンガロンパレード
ジョズエ
ロマンス&バカンス

OPEN18:00/START18:30
前売¥2500/当日¥3000

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