カメラの稽古

老後の愉しみにカメラを始めました。

福岡県田川地域の方言集(は行)

2019年01月24日 | その他

は行

     
ばい ~だよ そら、おれんとばい=それは、おれのものだよ。  
ハイカラ 男の子の髪型   坊主頭の対語
はいしゃ(歯医者) 歯科  歯医者さんに行ってくる。 うしろに「さん」をつけることが多い。「歯医者さん」
眼科は「目医者(めいしゃ)」ともいう。
「〇〇医者」と表現するのは歯科と眼科のみ
ちなみに、歌手の井上陽水は田川郡糸田町の出身で、1973年に発表されたライブ・アルバム「もどり道」の中で、自分の父親が「歯医者さん」だったと語っている。
ばかいあう 奪い合う    
はがいい はがゆい くやしい あぁ。はがいい!  
はぐる (シートなどを)はぐ (幕を)開ける ページを繰る    
はさかる (狭いところに)挟まる リンゴを食べると、歯に皮がはさかる。  
ばされ(ばさら) とても たくさん    「ばされ」のほうをよくつかう。
はじかいい ワラやホコリで皮膚がチクチクする。 稲刈りをしたあとは、背中がはじかいい。  
はじじ 歯肉 歯茎    
走りぐっちょ かけっこ    「ぐっちょ」というのは競争のこと。
ばたぐるう ①苦しくて暴れ狂う
②バタバタと忙しくしている。
②の例:借金返すのに、ばたぐるいよう。  
ばちかぶる 罰を被る→弁償する 子どもがよその家のガラス割ったけん、ばちかぶらないかん。  
バック 共同水栓?    
パッチン メンコ   昭和30年代は、パッチンとラムネとコマが子どもたちの3大遊びであった。
ハナ 当初 最初 はなからダメち、いいようるやろがね。  
ババさん おばあさん    「ジジさん」とはいわない。
はよ 早く はよせんか!=早くやりなさい!  
はらかく 腹を立てる 怒る もう、はらかいた!  
腹が太る おなかいっぱいになる どんぶり3杯も食べて腹が太った。  
ハランキョ ハタンキョウ(スモモの一種)    
ばりかぶる 大小便を失敗する しょんべんをばりかぶる。 同義語:しかぶる
「しかぶる」は「失敗する」の意味でつかうが、「ばりかぶる」には「失敗する」という意味はない。
ばる 大小便をする しょんべんばる=おしっこをする。 男ことばで、女性はあまり使わない。
「まる」ということもある。
はわく (ほうきで)掃く    
はんご(はんごう) ①都合
②利便
①仕事で、はんごが悪いけん、あした飲もう。
②よく気がつく人が辞めてから、はんごが悪いばい。
 
ハンド 台所にある水ガメ 貯水槽    
ひえる (肝が)冷える びっくりする むこうの方でネズミ捕りしよったけん、ひえたばい  
ビキ(ビキタン)    
ぴしゃり(ぴしゃ) ちょうど 合致する    
ひちくどい(ひちくじい ひちくでぇ) 非常にくどい しつこすぎる おまえの話は、ほんとにひちくじいねぇ。 「ひち」は強調。
「しちくどい」参照。
ひっくりこける ひっくり返って倒れる    
必死豆炭(ひっしまめたん) いっしょうけんめい    豆炭は、石炭などの粉を押し固めた固形燃料。なぜ「豆炭」なのかは諸説あり。
必死もっし 「必死」の強調形 きょうも必死もっしで働いた。 「もっし」は意味不明。
びったれ だらしない 怠け者    
ひっちゃんがっちゃん めちゃくちゃ    
ひどい ①苦労する
②疲れる
①あんた、ほんと、ひどかったね。
②ああ、ひでかったぁ。
 
ひなか 朝から夕方まで    
ひねきる つねる    
びびんこ 肩車    
ひょうくらかす (軽く)からかう おだてる あんまりおいちゃんを、ひょうくらかしなさんな。  
ひょうくれる おどける ひょうきんなことをする    
ひょこっと ひょっこり 突然に    
ひらう 拾う    
ひらくち(へらくち) マムシ   頭の形が平べったくて、ヘラのような形をしているから?
ひんがら(ひんがら目) 斜視   「ひがら目」から。
①運
②境遇
③時機
   
ふいきん 布巾(ふきん)    
ふうたらぬる(り)い ①どっちつかずのぬるさ(温度)
②はっきりしないぼんやりとした人・ようす
   
ふがいい 運がいい あんた、ほんとにふがいいね。 反対語:ふが悪い
フツ ヨモギ フツ餅=よもぎ餅  
ふてる 捨てる    
ふる (おならを)する 屁をふる。 「ひる」が変形?
屁ぇふり虫 臭い虫 カメムシ    
ヘラ 後先を考えずに相手に話を合わせること ヘラをうつ。 動詞は「うつ」のみ。
へんぱく 口答え 生意気 しゃあしい。へんぱく言うな=やかましい。口答えをするな。  
ほいて そして    
ほいと 物乞い 乞食   乞食(こつじき=行乞・托鉢僧)などには使わない。
ほうさい ~の方向・方角へ 学生たちが、駅のほうさい歩いていく。 「ほう」も「さい」も「~の方へ」という意味。 
「さい」を参照。
ぼうぶら かぼちゃ    
ほうべんた    
ほがす (穴を)あける    
ほぐる 牛が角で突く    
ほけ 湯気    
ほけのごと(ほけんごと) ①(湯気のように)ぼんやりしている
②(注意されても)ケロっとしている
   
ほげる (穴が)あく    
ボタ 採掘した石炭を選り分け出た残滓    ボタを山のように積み上げたのがボタ山。
ほたる ①放る 捨てる
②捨てておく 相手にしない
②の例:そげん泣く男は、ほたっちょけ。  
ほとびらかす ご飯粒などをふやけさせる    
ホヤ 電球    
ほやけ 火傷(やけど)   火焼け?


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