直通特急の臨時停車

模型製作・鉄道写真を主としたブログ

そもそも直通特急って何?

2017年07月09日 | 列車・車両観察(その他)
本日2017年7月9日でブログ開設1000日目ということで、ちょっといつもと違う記事を。
当ブログ「直通特急の臨時停車」という名前で行ってますが、そもそも「直通特急」とは何?という方がおられるようで、Gooブログの管理者機能の一つリアルタイム解析などで「直通特急」を調べられているのにブログの名前に「直通特急」が入っているだけに、肝心なその意味を調べれずに当ブログを訪れる方も少なからずいるので、ブログ解説3年ほど経った、今回改めて説明したいなと思います。

そもそも「直通特急」って何が直通なのか・・
直通と言葉だけで言うと他の停車駅を通過して終点まで着くと認識する方もしばしばいられますが、当ブログの指す「直通特急」は阪神電車~山陽電車を結ぶ(直通する)「直通特急」のことを指します。
上の写真の左が阪神電車。右が山陽電車です。撮影した場所は阪神電車甲子園駅で山陽電車が阪神電車まで足を延ばしています。

主に阪神電車では8000系・9000系・9300系・1000系が

山陽電車では5000系・5030系が直通特急に就きます。

「直通特急」の登場する前は阪神電車は山陽電車須磨浦公園に。山陽電車は阪神電車大石まで乗り入れを行っていましたが、1998年2月に直通特急による直通運転を開始しました。
運用開始時は尼崎・甲子園・魚崎・月見山・舞子公園は通過(一部甲子園球場での野球開催に伴う甲子園臨時停車もあった)でしたが、のちのダイヤ改正で停車するようになりました。

阪神電車では10分間隔、山陽電車では15分間隔で運転するため、同じ「直通特急」でも停車駅の異なる「直通特急」が運転されます。
写真上の赤で「直通特急」書かれたものと

黄色に青字で書かれた「直特特急」が存在します。
赤で書かれた直通特急より停車駅が増え両社の運転時分の差を埋めています。
この黄色に青字の直通特急では直通B特急と呼ばれることがありますが、駅や時刻表では同じ直通特急として扱われます。
この直通B特急もダイヤ改正で停車駅が増えたり減ったりしていますが、現行ダイヤでは神戸三宮~板宿は各駅に停車します。
特急と名の付きますが、この神戸三宮~板宿では普通と同じ所要時間で、不思議ですね。

直通B特急で運転時分の差をカバーしましたが、列車運行数が30分に一本分が足りません。
このため阪神から須磨浦公園(時間帯により高速神戸や新開地、東須磨)行きの阪神電車の特急が運転されます。
こちらは神戸高速乗り入れ協定にのっとり、神戸三宮以西は各駅停車と更に停車駅が多いです。

写真は先ほど述べた阪神電車の特急ですが、両社の乗務員は高速神戸駅で交代します。(高速神戸の写真がなく新開地ですが)
なお余談ではありますが阪神電車の特急も高速神戸で交代します。
山陽電車の乗務員は阪神電車大石まで乗り入れます(神戸三宮から回送かつ普通電車とS特急担当時のみ)が、阪神電車の乗務員が須磨浦公園まで乗り入れることはなくなりました。

およそ30年ぶりの山陽電車の新車となる6000系も阪神電車の乗り入れが準備が始まっているようです。
来年で直通特急運用開始20年。これからも快適に乗れますように。

臨時停車とは何だについては、また次の機会に。。。


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