【イラスト】ＨＰ画像・05

ジャンクヤード、昔風の言い方にするとスクラップ置き場。
ちょっと田舎の工場町に産まれた私としましてはこうした風景はありふれた日常の一部で、こんもりとした山を形成するタイヤであったり、５台も10台も積み重ねられたスクラップの自動車(現在であれば確実に産業廃棄物処理問題として苦情が上がるような状態ですが…)の中は秘密基地であり下校中見つけたＨな本の隠し場所であったり…と夢のような空間であったため、ごくごく当然のように当作品の重要なイメージとなったのがこの時製作した画像であります。
何かしらの発想の素がこの空間、そして子供時代の体験にあるのでしょうね、ある意味ジャンクヤードは「ミゼット発祥の地」と言えるのかもしれません。

余談ですが、その作品世界をモチーフとしてアニメ化もしたとある造形作家さんの作品はやはり同じような環境と同じような経験から生まれたものと聞き及んでおります。
不思議なもので、似たような原風景と体験を有すると発想やそこから導き出される「答え」が似たようなものになってしまうようです。
もちろんどちらが真似をしたとか、そういう低次元な話ではなく(そーゆー事実はありませんし)、これは島本和彦氏言うところの「同じ電波を受け取ってしまった?!」ということなのでしょう(多分、明確な根拠があります)。…恐らくは「同じモノ」見ちゃったよな…
まぁ、これに関してはいつかご本人にお会いできる機会があったら是非確かめてみたいところであります…そのためには自分自身の「価値」をもうちょい高めないといけませんが…。

いずれにしろ、当作品における科学の妖精たちはスクラップが大好きである…と、そんな戯言…。