【雑記】2008年末のご挨拶

年末の特番、とりわけ深夜の蔵出しバラエティー番組に翻弄されながら本年も暮れようとしております。

毎年この時期は一年を振り返り、反省するとともに来年からの指針とするわけなのですが、今年は何だか上半期と下半期にバッツリ活動が分かれたように感じます。
前年から引き続きのスプリガンＸの製作から始まる上半期はほぼそれだけに費やされ、そのためか、それとも何か含みがあるのか、下半期は特にこれといった動きは見せず今日に至るわけですが、さて…？
とりあえずは、ガレージキット製作における大型アイテム製作のノウハウ、そして課題点を得たことが上半期の収穫。
そして下半期は「次の世代」開拓のための具体的なアクション…種まき作業に徹した期間でした。

その「次の世代」とやらが芽生えるかどうかは、今のところはまったくの不透明で、今それを語るのはいささか時期尚早に過ぎるであろうとは考えます…が、仮に「可能性の話」として、今後そうした瞬間が訪れたときにはどうか皆様が「よき先輩」でいてくださることを切に望む次第なのです。
経験上のお話ですが、メディアを問わず作品にとって一番恐ろしいのはファン同士の「世代の隔絶」でありますので…。
もちろんこれまで支えて下さっている方々が尊重されるべきは当然のこと、それに加えて新しい世代がちゃんと居心地の良い空間を構築できることも大切であると考えるのです。

言うまでもなく一番振る舞いに気をつけなければならないのは、当然送り手側です。それを肝に銘じ来年も望んでゆく所存ですので、もちろん趣味は趣味、気負うことなく束縛されることもなく、その上で譲り合える作品作りにご協力頂けます様、どうぞよろしくお願い致します。

何はともあれ、本年も有難うございました。明日より始まる「来年」もまたちょいと余裕のある際にでもお気に留めていただければ幸いに存じます。