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<宮崎県> 東国原氏のパネルをそのまんま放置?!

2011年06月17日 | 日記
 宮崎県庁本館の正面玄関に残る東国原英夫前知事の等身大の人形とパネルが、15日の県議会で争点になりました。ある県議(新みやざき)が一般質問で「精神面での依存の象徴に見える」として撤去を求めたところ、河野俊嗣知事は「(人形と並んで)観光客が記念撮影しているそばを私が通っても、見向きもされない」と答弁。「(観光資源としての)価値があるので、活用する方がいい」と、今後も残す考えを示したのです。

 河野知事は、1期務めて1月に退任した東国原氏の後を継ぎました。総務省出身で東国原氏から副知事に抜擢され、昨年12月の知事選でも応援演説を受けました。そういう理由から河野知事は東国原氏に恩を感じ、「知事を辞めたのだから…」とばっさりと東国原氏との縁を捨てることができないのでしょう。東国原氏も知事を辞める際、宮崎県のPRと観光促進のために自身の等身大の人形とパネルのみならず、イラストも引き続き自由に使用することを許可しています。

 私は河野知事の見解に疑問を抱かざるをえません! 何と言っても、東国原氏は国政進出のために任期半ばで宮崎県を捨てた人です。たしかに東国原氏が知事に就任後、全国を精力的に回って宮崎県のPRをしたため、宮崎の知名度は急激にアップし、全国からの観光客が急増しました。でも、東国原氏が宮崎を離れて半年になろうとしている今、宮崎県はいつまでも「東国原効果」に頼ることなく、新しい知事のもとで新しいアクションを始めるべきだと思います。

 「観光客のそばを私が通っても、見向きもされない」と河野知事は自虐的な答弁をしていますが、それは完全に自身が前知事に力が及ばないと認めているのと同然です。河野知事は、前知事を越える「魅力的な構想」を打ち出す気がことさらないのでしょうか?