ある晴れた日の・・・

『血圧と心臓が気になる人のための本』古川哲史、2017.12.20、新潮新書





こんにちは🍀


このカテゴリ更新は久しぶりです
日記など他でついでに書籍画像をアップしてしまうからです

さて、2025年問題と絡めて
医療、特に循環器においては
《心不全パンデミック》という言葉が頻繁に使われるようになって久しいそうです

(つい先日も急逝された(元)野球監督の奥様がいらっしゃいましたが、
あまりに突然のことで遺された方々の驚きと悲しみはいかばかりかと。
心よりご冥福をお祈りいたします)

このパンデミックにより、いざというとき、病床は満床で救急搬送されても入院は難しいなどと言われていて、地域のかかりつけ医との連携や啓蒙が課題なのだそうです

死亡第一位の癌についての知識や情報はかなり浸透し
二人に一人は癌になるなどと口にされる方も少なくありません。
また、早期発見・早期治療の意識や啓蒙が進んできたように思われます。

一方、二位の心臓病については、実はかなり深刻で、

『(略).....がんと診断されてからの5年生存率は今では50%を超えています。
一方、心不全は心不全と診断されてからの生存率は50%を割っています。
心不全で入院した人の5年生存率はさらに低く25%程度です。生存率という
観点だけからみると、がんよりも心不全の方が若干たちが悪いのです。』=引用 65頁=

上記は、ほんの一部の引用で、『がんにも、5年生存率の良いがんと悪いがんがありますが・・・』と前文で断ってあります。



この本は、一般にも分かりやすく説明されているうえに、
全体的にQ&A形式のように構成されているが

よくありがちな、後にあまり何も残らないという類いの書ではなく
新書版とはいえ、内容は充実しており深い。

著者による専門書やお薦めの関連書も紹介されているので、是非、読んでみたい!

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