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種田山頭火の松山での一草庵が公開されました

2006-10-01 14:10:24 | Weblog

5、7、5は、俺には関係がない。思ったままを文字にする、自由律俳句を引っさげて歩き続けた放浪の詩人、種田山頭火。松山市は彼が晩年をすごした一草庵を9月30日、10月1日の両日一般公開しました。



分け入つても分け入つても青い山

年とれば故郷こひしいつくつくぼうし

夕立が洗つていつた茄子をもぐ

お月さまが地蔵さまにお寒くなりました

いつも一人で赤とんぼ

月も水底に旅空がある

水音しんじつおちつきました

安か安か寒か寒か雪雪

酔うてこほろぎと寝てゐたよ

まつすぐな道でさみしい

多数の三頭火の作品から10編を選んで見ました。8編目の「安か安か」は物売りの掛け声で、「寒か寒か」は道行く人の呟きです。どれも思った思ったままを飾らない言葉で表現しています。

明治15年に生まれ、昭和15年10月11日に亡くなった三頭火。

27歳で結婚、長男をもうける。38歳で離婚。彼の家系は神経質なところがあったのであろうか、幾多の悲劇が続いている。

10歳のとき母が自殺し、22歳の時、神経衰弱で早稲田大学を退学している。36歳の時弟が自殺。そして53歳の時自らも自殺未遂を起こす。58歳のとき永眠。別れた妻の実家の熊本市にある墓で葬られている。

作品の多くは草木塔に収められている---「若うして死をいそぎたまへる母上の霊前に本書を供へまつる」のあとがきがある。




追記:向井亜紀さんが夫の高田延彦さんとの間の、代理妻出産の子供の出生届が受理され喜ぶ、彼女の公式ブログ・クリック




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