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正しい性教育 第9条 「初潮を祝ってはならない」

2006-07-27 18:32:33 | Weblog
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 日本の習慣で、娘の初潮を赤飯を炊いて祝う風習がある。しかしこれは祝う意味としても、また祝う時期としても正しくない。
 では正しい祝い方とはどうすればいいのだろうか。そもそも祝うべきことは、女子が生殖能力をゲットしたことであるべきだ。それは初潮の日ではなく、排卵日であるべきだ。生理というのは、排卵後一定期間が経過してからの生理現象であり祝うべきでも何でもない。
 また初潮を迎えた本人は、苦痛と初めて経験する生理に、驚きと戸惑いを感じているときである。そんな日に赤飯を炊いてもらって食べても、美味しくもなんともない。
 しかし初排卵日というのは本人や両親に知られず過ぎてしまっている。祝うにも祝いようがない。
 では正しい娘の生殖能力ゲットを祝うのはいつがいいのか。それは初潮を迎えてから2週間後が正しい。なぜなら、女性の場合、排卵は左右の卵巣から毎月交互になされる。初排卵というのは左右のどちらかの卵巣の機能が開始したもので、永い将来両方の卵巣の働きを考えると、左右の両方の卵巣の機能が開始した日に祝うのが道理にかなっている。
 娘の両方の卵巣が機能した日に祝ってあげれば、本人も体調も戻っているから違和感はない。
 またそのときに両親は娘に、排卵の意味を語ってあげれば、本人も理解するはずだ。特に初潮を祝うと、中には誤解を持つ女子もいる。
 男子のそれは苦痛を伴わないのに、どうして女子だけ苦痛を伴うの?と。娘に正しく、女子も男子の生理に当たるのは、女子の場合排卵だよ、と教えれば女子に誤解も持たせることはない。
 また男子の場合は、初めての精通のときは、両親にいわないことが多い。なにか恥ずかしいと感じるのであろうか。結局母親が洗濯をするときに気づくことが多い。
 仮に数日遅れであっても、女子と同様、男子も祝ってあげるべきであろう。
 女子も男子もおなじであるが、生殖能力が行われるときは、愛が優先されるべきということを強く話さなければならない。
 また、生殖とは子供を生み育てることで、親としての責任と育児義務を負うことをこんこんと話さなければならない。