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  ALBA所属 ひよっこナレーター の 上々↑↑ライフ

『 古典×現代2020 時空を超える日本のアート 』

2020-07-07 08:33:10 | Go!Go! わたし ~鑑賞編~
旧会期は3/11~6/1。コロナ禍で臨時休館のため中断。
そのまま閉幕になるんじゃないかと心配してたところ、会期を変更して再開。
新会期は6/24(水)~8/24(月)。
手持ちの前売り券はそのまま使用可。ただし別途日時指定券が必須。


手元に唯一残ってた前売券。観に行けて良かった。
鑑賞日は7/1。12:15の枠。国立新美術館。雨。

温故知新、ではなく。
現代美術といにしえの美術を組み合わせ、「日本のアート」を新しい視点で見つめ直す、というのが本展のコンセプト。
主題や造形の類似はもちろん、そこから得たインスピレーションからの飛躍、パロディ、
古典作品を取り込んだインスタレーション等々。

そこに在るのは対話、リスペクト、そして鬩ぎ合い。
初めてフライヤーを手に取った時の直感、信じて良かったです。
この展示は、この会場でしか為し得ない。
全てに於いてそう断言できる空間、そして展示となってました。
全部、全て、見応えありです。

基本的には撮影は不可、ですが。
『刀剣×鴻池朋子』の展示で3ヶ所だけ、足跡マークがついてるポジションがあります。
そこからだけ、写真は撮っていいことになってました。


右下に写ってるのが刀剣の展示ケース。
斬られた空間を表すかのような皮と、裂け目を飛ぶ「何か」。
ダイナミック。

『仏像×田根剛』、とんでもなくすごい空間です、これ。
この感じは夏木マリさんの「印象派」を鑑賞して以来のもの。
思わず手を合わせてしまうほどに。

『北斎×しりあがり寿』、これ、あいかわらず面白いですホント。
「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」はシュールだしシニカルだし。
ゆるめ~しょんの新作は最初から最後まで見ないと損だし。
・・・すみだ北斎美術館に行かねば、という謎の使命感が脳内で爆誕しました。


観に行けて良かったです。ありがとうございました。


この日の12:15の枠は、事前に日時指定券を取るに当たって「人数が少ない」と判断できたのが、選んだ最大の理由でした。
すっごい空いてて、ものすごい贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
国立新美術館で予定されてた殆どの展示が中止になっていたこともあり、あんな人のいない「この場所」は、
少なくとも私の記憶にはありませんでした。

   

この美術館の、建物自体が持つ特質が、ものすごく際立って見えました。

 こんな雨の一日でした。

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