ここは飛車を使って、相手を翻弄したいところです。
と思いきや、早くも飛車角交換を迫られました。手順ミスのようです。飛車を逃げたら△9九角成りでとても勝てません。「あ~またやっちゃったか・・・」と内心、気持ちが萎えてしまいました。しかし今思うと、▲3六飛、△9九角成り、▲2四歩で、これもまんざらでもなさそうだという気もします。
ここでは▲7二角と打ち、▲8三角成り引きと飛車を攻めるか、▲2七角成りで馬を作って飛車の打ち込みに備えつつ、長期戦で構える順が有望だったようです。その後に▲3六歩~▲3五歩の桂頭攻めをみれば、これからの勝負でしょう。とにかく飛車を渡してしまったので、当初の構想が外れ、心理的にじっくり指そうなんて余裕がありませんでした。
82手までで後手の勝ち。
どうも相掛かり戦は成績が良くない。好きなんだけど成績が良くない。それは見落としがあるからだ。こういう将棋は一手勝ちを目指す指し方をしないと勝てない。難しくて指しこなせない。次は矢倉にしよう。
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