SMKに入会させてもらってからちょうど一年が経つが、今回のTromboneさんとは初めての手合いでした。以前の棋戦の対局など一応調べてみたが、Tromboneさんはあまり棋戦に参加されなかったのか、棋譜情報があまり得られず、どんな戦型が得意なのかは分からず、成り行き次第ということになった。もっとも情報なんか無い方が、よけいなこと考えなくて良いということもあるけどね。
1図はすでに終盤で▲7一竜と歩を取った局面。次に▲3三銀からの詰めろになっている。だが後手もよく見ると挟撃体制で、持ち駒も揃っている。即詰みがあっても良さそうな局面だ。ここは△6六角、▲4八金上、△2八銀、▲4九玉、△5九竜、▲5九銀、△3九金の7手詰めがあった。 わたしは△2八銀から打ってしまった。
1図はすでに終盤で▲7一竜と歩を取った局面。次に▲3三銀からの詰めろになっている。だが後手もよく見ると挟撃体制で、持ち駒も揃っている。即詰みがあっても良さそうな局面だ。ここは△6六角、▲4八金上、△2八銀、▲4九玉、△5九竜、▲5九銀、△3九金の7手詰めがあった。 わたしは△2八銀から打ってしまった。
2図は△2八銀、▲4八玉と上がった局面。ここでも△3九角からの詰みがあった。△3九角、▲同金、△同銀不成り、▲同玉、△2八金、▲4八玉、△3八金、▲5七玉、△4八銀、▲4七玉、△5八竜、▲同玉、△5七金、▲6九玉、△6八金打までの15手詰めである。ただこれは手順が長すぎて、とてもわたしには実践では踏み切れなかった。感想戦で、観戦者の方から指摘されて、あとでコンピューターソフトにかけて調べて分かったこと。
3図は△6六角の王手に▲4七玉と逃げた局面。よく見ると△5七金、▲同金、△同角成、▲同玉、△6六金で、玉がどこへ逃げても追い詰めである。「あれ、詰みそうだな。え、本当に詰み?▲4八玉だったら・・・」などと確かめているうちに、秒読みの音が聞こえてきた。わたしはとっさに△7五角としてしまったのだ。なんだか思考が止まった感じだった。
127手まで先手の勝ち。
再三のチャンスがあったのに、詰めの甘さが出てしまい、逆転負けしてしまった。というより3図からは分かりやすい詰みだったのだから、これを見逃しては情けない感じ。でもこれが本当の実力かもね。
前に羽生善治三冠が、テレビのインタビューで、「負けたときは、どんなことをして気分転換をしたり頭の切り替えをしていますか?」の質問に、「忘れることですね。はい。」と答えていたのを思い出した。本局は自戦記もそこそこに忘れることにしよう。反省なんかもちろんしない。
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