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鈴ブロぐ ~勧善懲悪します~

以前…きゅうくつでしかなかった信州の山々が、今は神々しくさえ思える。この風景に感謝。

上田の豆本『史的二上田』

2019年04月13日 | 本・まんが・文学
上田城下町を紹介する可愛い本があります。



手のひらにすっぽり収まるサイズで和綴じ。

表紙の題字は「史的二上田」巻数は墨で手書きです。

なんと∑(๑º口º๑)!! この本30巻まであるのです。



21年間の集大成、この豆本の編集長はM田さん。

上田市本町の歴史女傑さんです。

昨日、記念誌作成のための写真を借りに訪ねました。



31巻目は目録、実に様々な内容です。

久々に目を通して…私、頭がさがりました。



私のもっているのは、これだけ。



今さらながら、本づくり情熱の根気に脱帽です。
(´>△<`)...

上田の誇る加舎白雄が…否定評価。

2018年06月24日 | 本・まんが・文学

先日の(2018.6.15)文学ゼミは、革新でした

現在「加舎白雄顕彰保存会」の会長として、上田地域の俳諧文化を

発展させることに、日々がんばっていらっしゃる

「窪田英治」先生の「一茶の生涯」の講義でした。

2015年俳句の最高賞「前山賞」を受賞した時の言葉が

「俳人と言わず俳句作家と名乗ることで、自分自身を追い込み活動してきた。

同人以外にも視野を広げ、俳句愛好者の発展に貢献したい」と語っています。

プロフィールがまた…納得…

【上田千曲高建築科卒。建築の企業に就職したが、文学への情熱は断ちがたく、

働きながら、夜間大学の文学部で学んだ。

24才で高校教師になり、35才で俳句を始めた。】

人の気を外らせない、力強い講義に90分があっという間でした。

以前、田辺聖子の『ひねくれ一茶』を熟読。

流れるような人間一茶のものがたり展開に魅せられ、3回は読み返しました。

この講義で驚いたことが、上田藩士の二男(じなん)「加舎白雄」の評価です。



上田城跡公園正面左手に、白雄の碑があります。



「ひと恋し 火とぼしころを 桜ちる」



「飛登恋し 火東本し故呂を 桜地流」



江戸時代「天明中興の五傑の一人」だった加舎白雄です。

なのに…なぜ?白雄はこんなにも 世に知られていないのか?

窪田先生が、こぼすように語ります。

方法論として「正岡子規」が否定した為、なのだそうです。

調べてみると、矢島渚男『白雄の秀句』講談社文芸文庫に

白雄は不当に閑却されてきた俳人

評価は、多くの認識力に欠ける俳諧史家たちに決定的に作用し、

ほとんど無批判に盲従するという結果をもたらしたのであった

と、正岡子規に続き高浜虚子も、白雄に対し否定的評価をしたとあります。

確かに!知りませんでした。上田市に住むまでは…。

いえ…この頃です、しっかり覚えてきたのは。

窪田先生は、加舎白雄顕彰保存会は、地域の人たちに白雄の存在を

よく知っていただく為に、地道な努力を続けていますと、熱弁

白雄の指導によって今まで低迷を続いていた信州の俳壇は大きく転換。

白雄の実生活を支えたのは東北信の門人たち。

当地の地方にあって、俳諧は単なる趣味の枠を、越え

初等学問としての重要な一面があったそうです。

勉強になりました〜
(о´∀`о)


太宰治没後70年「桜桃忌」

2018年06月19日 | 本・まんが・文学

1948年、作家太宰治は玉川上水に身を投げて亡くなりました。

没後70年太宰治をしのぶ「桜桃忌」が三鷹市禅林寺であり、

早朝から多くのファンが集った、というネットニュースを見ました。



何十年か前、禅林寺「桜桃忌」に行ったことがあります。

親友を無理やり誘って、迷いながらたどりつきました。

太宰のお墓の前には「森林太郎」「森鴎外」のお墓が有ります。

参加人数、30人〜ぐらいだったでしょうか?

酒一升瓶をわめいて、太宰の墓石で叩き割った人がいました。

酔っ払いです。片付けもせずに、立ち去りました(おバカ)。

この時ごろの太宰ファンは、自分が一番太宰を解っていると思っている

カンチガイタイプが多かったようです。

自分も含めてですが。

禅林寺で法要があり、お金も無い貧乏学生なのに参加しました。

急遽の申し込みで席がなく、なぜか重要そうなお席に案内されます。

なんと私達の前には「森茉莉」が座っていました。

下を向く私達に、優しく話しかけてくれたのは忘れられません。

一緒に行った友達は…亡くなりました。

太宰が玉川上水で発見された日は、奇しくも39才の誕生日。

「桜桃忌」の名は、同郷今官一が付けたそうです。

亡くなる前月の短編「桜桃」と太宰の好物サクランボにちなんだ名です。

晩年の延べ7年強を三鷹で暮らした太宰。

東京都知事で評判を落とした猪瀬直樹ですが、太宰の本、好きです。



まるで映画を観ているように、太宰治の生き方が描かれてます。

山岸外史の太宰本も身近な太宰が書かれていました。



何十年前の資料は捨てられません。



高校時代の夏休み『螢雪時代』の特集太宰治『津軽』でとらわれました。



未だ、金木の『斜陽館』に行っていません。

高校の頃の憧れを実現しなくては!

一緒に行ってくれる友達は亡くなって…淋しい限りですが…。

\(//∇//)\



宮部みゆき『弧宿の人』を読む。

2018年06月18日 | 本・まんが・文学

お散歩ばかりアップしていると、観光協会の回し者 パンフレット読めば

いいし状態に なりつつあることを自覚。

本日は、さっさと取り掛かればいいのに…まだ3日ある、2日あると逃げていた締切。

6月15日まで出さなければなのに、本当~にギリギリになってしまった…

月報「近頃読んだ本」の原稿を紹介します。

 ただ素直に、『弧宿の

幼い子に対する親のむごい仕打ちのニュースを聞くたびに、心が痛くなる。

誰かの悪意で生きる事がつらく、すべての希望が無くなってしまう。

人生に楽しみというものが有ることさえ気付かず、存在すら否定される。

 弧宿―この時代小説は親に見捨てられ、常に大人の思惑に翻弄される、

少し頭が鈍い「ほう」が主人公だ。

ほうは阿呆の「呆」、いつも理不尽な扱いを受ける。

うさぎが跳ねる海を持つ四国の小藩・丸海藩(架空)を舞台に、

幕府と藩の陰謀や我執、それに惑わされる領民のいたずらな恐怖、

欲や憎しみが各章ごとに交差し描かれる。

時代小説では、宇江佐真理の髪結い伊三次シリーズを親戚のおばちゃん

の眼で見守り、親愛している私。

様々なジャンルをそつなく書きこなし、時間を忘れ熱中する小説も多い宮部みゆき

なのだが、時代小説は奇譚・怪奇に逃げているようで今一つのめり込めなかった。

しかしこの作は違う。

特に下巻の「ほう」に泣かされた。

この小説を作者は「一番苦労した作品、何回も連載をやめさせてくださいと言って

しまった」と語っている。

BS放送「深読み読書会」の番組で『弧宿の人』が取り上げられた。

評論家達は天災小説、反家族小説、新しく家族をつくる小説、失われた家族の構築の物語、

家族をつくれという作者のメッセージであると語っていた。

そうなのだろうか、私はほうの「成長小説」だと読んだ。

鬼だ悪霊だと怖れられる加賀様が、やむなく殺されるほうを救う。

ほうの挨拶口上を申し上げることから加賀様の教えが始まる。

五日目で間違、狼狽なく喋れたほうに次は意味を聞く。

「段取りは全てのものにある。段取りを覚えたおまえは哀れで愚かな下女ではない」

筆の持ち方から字を学び書を習うほう。「もう何処へ行くのか知っている」

加賀様は「方」の名前を付ける。

近年とみに事務処理能力、記憶力衰退になげく私にほうの一歩一歩が、

知識を得ていく姿が嬉しい。

ほうの無心と無垢にじわじわと感情移入する。

物語は勧善懲悪、太陽のような琴絵様を殺した、悪意で我を通しものには

見返りの罰。それぞれが蠢き絡み、竜巻き如く昇りつめ火事混乱が起こる。

丸海の民は恐怖で逃げ惑う、救ったのは涸滝加賀様、雷獣と戦い神と祀られる。

終盤に加賀様から託されたほうの命名が明かされる「宝」。

この世の大切なもの尊いものである。

頃は、読む本がかなり減少しました。

「ラインマンガ」をすごく見ているからです。

似通った絵柄と心に残らないストーリーのなか、たま~に名作があります。

読む、読む かなりの読み込み度なので、時間足りません。

東御市図書館通えていない、、、です。

 



旅立った…つばめさん。

2017年07月08日 | 本・まんが・文学
毎日すごかったのです、落ちてくるフンが。

新聞紙を替えたそばから落ちてくるフン…。

でも、夕方帰宅するとひっこりお顔を出していて、可愛い~

癒されていましたね。 ある日突然、フンがな・ない!

翌日もない! そうです、巣立ちしたのです。

あのお顔や尻尾ぷりぷりが、もう見上げられない。



残された玉子のカラ。



そして、ぴよちゃんの柔らかな羽毛。



思い出をありがとう!感謝! です。

また、来年もおいでね~


さて先日、東御市立図書館でみつけました。寄贈本です。



(写真横ですみません)

この本の監修が「小雀幼稚園」でした。

こ・これは以前、会社の営業だった鷹野さんの奥様の幼稚園。

敬謙なクリスチャンだったと記憶しています。

この本は正直、小学生の頃に読んだ童話より少々宗教感が強いようです。

もっと自分にとっての「しあわせな王子」を探したくなりました。






やっと整理、読書帖。

2016年06月05日 | 本・まんが・文学
 分かってはおりました「貧すれば、鈍す」。

頭の中のCapacityが狭いもので、なにか重大事(自分基準のみ)

が続くと、他に注意が向けられないし、対処出来ない。

忙しぶると義理も欠くし…いけません。

でもです、やっと本に熱中できる日々が戻ってきました。



これは、5/31の東御市民会議の後に図書館で借りたもの。



 ◆『家康、江戸を建てる』門井慶喜 2016.2.20 祥伝社
  
   秀逸でした。建築好きでもここまで土木関係知らず、勉強になります。
  
  特に、第3話 飲み水を引く 枡という文明を初めて思い知りました。
 
  七井の池が井の頭になったことも。


 
 ◆『味なメニュー』平松洋子 2015.11.10 文芸春秋社

   この方の本を読むと幸せになります、食べ物をこんなに的確に語る才能を尊敬します。

  帯文に―メニューは歌う、物語る―かつサンドやら立ち食いソバ、ジューススタンド…
  
  まさに垂涎のものばかり、あこがれましたよジューススタンド。

 ◆『髪結い伊三次捕物余話』シリーズ 宇江佐真理 文芸春秋社

   続きが楽しみなシリーズです。オール読み物で知り後ろから読み始めました。

  伊与太と茜の今後をぜひとも読みたかったのに… ご冥福を祈ります。









 ◆『精姫様御一条お狂言師歌吉うきよ暦』杉本章子 2011.11.15 講談社
  
   この方も亡くなってからのオール読物の追悼文で人柄を知り、読んでいます。

  脚が悪く、ガン治療より松葉杖を使うことを選んだそうです。



 ◆『中野のお父さん』北村薫 文芸春秋社

   うまさに感心、あっあぁとパズル解読したスッキリさがありました。



他にも読みました、あれこれと。









1番心に残っているのは『まなざし』鶴見俊輔です。

じっくり後で感じたことを、書き連ねたいと思っています。

  



なんと!?手塚治虫のルーツが上田!!

2016年05月18日 | 本・まんが・文学
あまりに疲れ果てたときは、やはりマンガです。

   まず『3月のライオン』11巻から前に読み返し次に松田奈緒子『重版出来!』、

   吉村明美に大丈夫かと懸念、ほんわかしようと川原泉を再読。





そんなマンガの日々に、一緒に仕事をしている人がびっくりの事を。

「手塚治虫の先祖は上田なんだってね」と…。

なんですと あのあのマンガの神様が!? そんな訳あるまいよ。

しかしNHKで観たというからには…真実 早速検索けんさく。

2月12日(金)NHKファミリーヒストリーで放送されたようです。

息子の手塚眞さんが、上田市須川湖近くのお墓を参拝したとありました。


「手塚太郎光盛」平安時代、信州上田を拠点にしていた武将がご先祖様。

源(木曽)義仲の有力な武将で『平家物語』において著名なのだそうです。


歌舞伎『源平布引滝』の「実盛物語」に、光盛の母が源氏の白旗を片手を

犠牲にして守ったことから、片手の塚を建て「手塚」を苗字にし、母の

形見の刀の銘にある「光盛」を名乗るが良いと重盛が語る物語あり。


光盛は「粟津の戦い」で義仲と共に討死、手塚の屋敷や田畑を没収された

一族は各地へ落ち延び、須川には苗字を変えて隠れ住んだそうです。

「陽だまりの樹」の蘭学者「手塚良仙」は、その子孫なんですね。


今さら気付きます「火の鳥」にも出てたとは…う~んいたんですな。

でも手塚治虫風貌は、猿田彦しか覚えていなかった。

しかし、手塚治虫のご先祖が…、びっくりです。

覚醒しつつ…あります。

2016年01月16日 | 本・まんが・文学
やっと、戻って来れたような!?

昨年11月中頃より12月上旬まで、敦賀に行っていました。

ええ、掃除婦&乳母です。

その後、寒くなっていた信州の日常に帰ったのですが、

どうも、いけませんです。

色々行動しているけれど、根無し草みたいな?

心ここにあらずで、ぼやけていた?

自分の立ち姿を鳥瞰的に見下ろしますと、

多分、部分部分で“絶望”していたんだ思います。

これは友達ロスから来ていると、薄々解っていました。

反省だらけの私を「うんうん!す~こはがんばっているよ。

つらい事も面白く話して笑っちゃうもの」と言ってくれる友が

いなくなったから…。

そして夏前に、なんのかんのと見守ってくれた帯広の先輩も

いなくなったから…。

逃げるように本ばかり読む毎日でした。

しかしですね、覚醒してきたんです。

     

伊藤理佐『なまけものダイエット とにかく痩せたい辛口篇』

2015.1.30 第1刷 文藝春秋社

わははっと笑えました。

今は、細かい所が気になる掃除魔っぽくなっているけれど

思い出しました!「本来のなまけ者」の自分を。

取り戻したいともがいても、無理。

この頃読んだ本の中に、こんなにスッキリさせてくれる

ものは無かったような、ありがとうございます、です。










瀬戸内寂聴『死に支度』と青空説法。

2015年10月13日 | 本・まんが・文学
 今日が最後の青空説法?

   「人の幸せを祈って下さい」


朝日新聞(2015.10.12)で、瀬戸内寂聴さんの約1年5カ月ぶり

の説法した様子が、大きく取り上げられていました。

1カ月程まえに 『死に支度』(2014.10.30第1刷) を読んだばかり。

     

93才の高齢で、しかも圧迫骨折やがんで闘病した身体で、

国会前の安保保障法案抗議デモに、颯爽と参加する行動力!

すごいなぁと尊敬していました。

岩手県二戸市の天台寺で、久方ぶりに説法があると聞き

あぁ駆けつけて拝聴したいものだ、と思っておりました。

そこに妹から「行ったら、TBSに取材されて…」のメールが。
 
     
  
犯人ではありません、義弟です。

かなりしゃべったようですが、カット!

6時に出発のコメントが、テロップで。

     

おかしいでしょ?が渦巻いている、けれど説法を聞きに来る

人々は危機感を感じている、何をしたらいいか考えている。

しかし…、安保に賛成の人が結構いることに、驚く。

奥に潜んでいるものを考え・感じてと願うばかりです。






シリーズ最新刊『まったなし』読む。

2015年07月31日 | 本・まんが・文学
 NHKで放送も 始まりました。

   「まんまこと」シリーズ最新刊、ありました。

     


朝日新聞広告、読みたいぞっと切り抜いていました。

わ~い、お世話になっている病院の「患者図書館」にありました。

6月に出たばかり、まだ誰も借りてなかった様子。

     

『まったなし』畠中恵 2015.6.15 第一刷 文藝春秋

南伸坊さんのわんこイラスト、また…いいっ!

     

このごろ『オール讀物』の又吉直樹してた記憶しか無かったけれど、

おにぎりしか、連想しなかったけれど、

滋味あるイラストで、才能を再確認です、へへぇ~。


こちらの「患者図書館」、本当に感謝しています。

昨年の10月に入院してから、どれ程借りたんでしょう

近い所で 『火花』 『鹿の王』 『村上海賊の娘』

     

     

     

村上春樹『1Q84』『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』他

     

     

池井戸潤 『空飛ぶタイヤ』『鉄の骨』『架空通貨』『BT’63』他

     

     

藤沢周平も、田辺聖子も、城山三郎も。

     

     

     

百田尚樹も、朝井リョウも、池永陽も。

     

     

もちろん、私なりに読んだ本を寄付は、しております。

どうも…寄付の本(大体は文庫本)を持参しないと…

心理的に借りづらい…状態なのでした。

(一番は、入院患者さんのための図書館なので)    

最近の読む読む生活。

2015年05月27日 | 本・まんが・文学
 やっと、頭がスッキリしてきました

  本が読めます、集中できます


入院生活の後遺症が、ここまで響いているとは…

個室なのに、老人介護施設に閉じ込められたような日々。

怒鳴るおじいさん、泣くおばあさん、暴れるおばあさんが次々と

隣の部屋に入れ替わりしていました。

聞かないように、感じないようにシャットアウトしてました。

     

西加奈子『サラバ!上・下』から、本読み生活が戻りました。

この作品、西加奈子は「アサイチ」で結末を明るくしたみたいに

言っておりましたが、幸せな気持ちや充足感は感じられず…。

うぅ~ん、こんなに長い物語なのになぁ残念、でした。

患者図書館で、本屋大賞『鹿の王』や話題の又吉直樹『火花』

を借りれました、嬉しいなぁ。

     

又吉の『火花』、太宰治と中村文則が好きな人の文章。

     

三浦しをん『神去なあなあ日常』でほんわかして、

     

前に読んだ?のに、又無冠の帝王山崎ナオコーラ借りました。

     

予約した本も借りたし、さぁ読みま~す。
     




わーい!『天上の虹23巻』買えたよ。

2015年04月21日 | 本・まんが・文学
 世俗より、遠ざかっていたもので…

   アンテナが立っておりませんでした。

     

朝日新聞に「女帝の生涯 生き生きと」の記事が掲載されていました。

うん? こ・これは長い間買い続けている『天上の虹』ではないですか。

完結? いつ? えっっ 3月に発売されてたのですか。

でも、4月13日発売の『銀のスプーン11巻』買いに行った時は

蔦屋書店のどこにも無かったよ?

     

では、amazonで買いましょうと調べたら、1,100円~。

えっ、完結巻だから高いのかい? いえ、中古のみの価格でした。

     

もしかして、と寄ったTSUTAYA上田バイパス店に1冊だけ有りましたぁ。

大体ですね、22巻は21巻からかなりの年月です。

22巻の終わりに、<すぐ出すようにします、もう描き始めています>

とあったのですが、全然信用していなかったのです。

なので、ふいうち完結発売。

完結まで30年ですか…里中満智子先生ありがとうございます。

何回も何回も、読み返しました。

お蔭様で、天智天皇から長屋王までの歴史は すご~くOKです

なんか…讃良(持統天皇)と一緒に年を取った気がするなぁ。

 

  

特別企画「島崎藤村の小諸」

2015年04月18日 | 本・まんが・文学
 日本ペンクラブ会長浅田次郎さん、

   今、「まれ」に出てる中村敦夫さんが小諸に…。

     

日本ペンクラブ創立80周年特別企画《ふるさとと文学》

その第1弾が、藤村が7年間暮らした小諸で開かれました。

日本ペンクラブは1935年に創立、初代会長を務めたのが藤村。

80周年を記念し、作家とその作品を育んだ風土に着目「ふるさとと

文学」をテーマにした企画を、全国各地で開催するそうです。


入院中に新聞で知った私は、すぐに往復はがきで応募しました。

あいさつをする生の浅田次郎が、観れるぅ~のです。

     

『蒼穹の昴』から入りました、『椿山課長の七日間』好きです。

     

小諸市は住んでいる所から約30分、今が満開の桜です。

前から3列目の席を確保、よ~く舞台が見えました。


浅田次郎さんは高1の時、一人旅で小諸に来たそう、藤村の詩集を

手に持って。軽井沢からバスで小諸に来たら、草笛を吹いている人に

会い、その横に座りこんで、詩集を開いたそうです。

「詩が失われると、文学が失われると思っている。

詩は芸術の母である」と語っていました。


『千曲川のスケッチ』を、朝ドラに出演の中村敦夫さんが朗読。

作務衣姿で登場、爽やかなお姿でした。

昔むかし、長いつまようじをくわえていたような?


<明治32年4月に小諸に来た27才の藤村。小諸義塾で教えるため

に来たが、自分は学ぶことが多かったと書いています。いろんなもの

を得て豊かになった時代と言っていいでしょう。>と、長野県生まれの

直木賞作家の井出孫六さんは対談で語っていました。


とても勉強になったのですが、混み合う会場に高校・大学生の姿は

見られず…かなり年齢層高かったような…若い人いない??

浅田会長が「地方は疲弊し元気がないが、文学を通して若い人たちが

自分たちの暮らす地域にもっと誇りをもてるようにしたい」という

企画のねらいは…はたして…達成できるのでしょうか 


『花の慶次』の上田近辺。

2015年04月05日 | 本・まんが・文学
 ここ数日、就寝前に読んで満足の眠りです。

     

『花の慶次 -雲のかなたに-』です。

隆慶一郎作の歴史小説「一夢庵風流記」を原作にして

『北斗の拳の』原哲夫が漫画化しています。

今頃なんですが、詰まっていて素直に面白~い。

「戦国の世を、当代きっての傾奇者として生きた前田慶次の

奔放な生きざまを描いた作品である。」とWikipediaにありました。

でも、う~ん、女の人の顔が基本的に同じでは?

日本人顔というより、バタくさい


おぅ、真田幸村が登場、信濃上田が出てきましたよ。

本日の上田は雨曇り、上田藩主居館跡の桜は八分咲きでした。

     

関ヶ原合戦の後、真田信之がここに居館を構えたそうで、

現・上田高等学校です。

     

いくさ人慶次は、まこと天に愛されています。

それに引き換え、やっとのジャックポットも活かせずゼロ枚。

ようやくの確変2回も2回で終わり…

勝ちを持っていないにも、センスがないにも…。

あぁマリンちゃん、メダルがどんどん減っていきます。

イオンがいけないのかと、SEGAにも行きました。

が、大当たりは来ず

今夜もいくさ人の慶次に習い、勉強します。


湊かなえ『母性』で考える。

2015年01月14日 | 本・まんが・文学
これが書けたら、作家を辞めてもいい。

   そんな思いを込めて書き上げました。―

と、書下ろし単行本の帯にありました。

     

 【それをめぐる母の記憶と娘の記憶、

    あるいは探索の物語】ともあります。

12月に終わってしまい、すご~く残念な湊かなえ原作「Nのために」。

良かったんです、金曜10時が楽しみでした。

本屋大賞1位の『告白』にわぁと驚き、松たか子主演の映画版を観て、

あまり好きじゃなかった松さんが好印象に。

で、『母性』。作者が【多くの人が「母親」という存在に興味がある

のではないか、それならばやはり、母親とは一体何なのかについて

考えなければならない】とインタビューに答えていました。

母の期待にきちんとこたえること=母親と子の幸せ

と読み込んできて…、うんぇっどうなんだ私?

この年になっても、母に様々心配をかけている。

心配どころでなく「心労」だよ…はぁ~

昨晩電話で妹が、私が小5の時の宿泊学校で母が大変な目に

有った話をしたのですが…全然覚えていないテイタラク。

宿泊の時の「カレーシチュー」がやけに美味しかったことは

すごく覚えているという、なんとも問題ありの娘なのでした。