狂 歌 控 帳

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*今日ひと日 散るをとどめて綴り草*


*画像は戴いたものです*

  世を違え十三階段まっしぐら奈落の底へ還る鬼の児

2007-05-16 | 題詠百歌
046:階段  人としてあるべき姿を誰も訓えない、身近に普通の顔で鬼達が居る恐怖・・
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 実はトマト根にはジャガイモ葉はタバコ いと息苦しキメラ合理化

2007-05-15 | 題詠百歌
045:トマト 都合好く遺伝子操作・・合理化と言う大義名分で切り捨てられる人間も・・
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  紅枝垂すけて色づく風衣そぞろになびく寺の石道

2007-05-14 | 題詠百歌
044:寺  若葉色に染まり若葉風に吹かれながら近くの寺社の境内を散策して来ました
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 ためいきにロシアンブルーの身をおこしそっとうかがう母のまなざし

2007-05-13 | 題詠百歌
043:ためいき をしたら、眠っていたにゃんこが膝の上に来てそっと窺う様に私を見上げた
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  悠久のいのちの海にたゆとうて君とひとよの夢にまどろむ

2007-05-12 | 題詠百歌
042:海  生命のデザインは、カンブリアの海で爆発的に発生した時の物だけらしい
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  柔肌のあかり仄かに吐息して障子にすける春の夜の月

2007-05-11 | 題詠百歌
041:障  雨も雪も月も庭の花も、季節や日々の風情が透ける障子文化の素晴らしさ
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  失恋はいつもボタンの掛け違え三十路で通う着付け教室

2007-05-10 | 題詠百歌
040:ボタン 違和感を感じながらも最後に為らないと・・途中では中々気が付かない
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  姿見にはえる理想は大きくも現は小さき手鏡の中

2007-05-09 | 題詠百歌
039:理想  都合好く理想を唱えながら、実は他に依存して自立出来ない人も多いかも
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  穴を掘り予算を埋める年度末 裏の金庫に隠し切れずに

2007-05-08 | 題詠百歌
038:穴  血税数百兆円を喰い荒らして増税増負担なのにデモさえ無い不思議な国
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  たなごころ花のひと片思い出の枝折りなるべし旅立ちの朝

2007-05-07 | 題詠百歌
037:片思い  春は出会いと別れの季節、新しい環境に馴染めずに五月病に為る人も
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  税金を湯水の如く票田に撒いてうそぶく国民の為

2007-05-06 | 題詠百歌
036:湯 熱湯なら直に逃げるが、じわじわと熱くしてゆくと逃げ遅れて茹で蛙になるとか
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  旧き好き昭和をしのび平静に余生過ごさむ異国日本で

2007-05-05 | 題詠百歌
035:昭和 多分日本が一番耀いていた時代に生まれ育った幸せ^^今はまるで異国に・・
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  酒好きのサルのゲノムが醸されて人と熟れるや塩基配列

2007-05-04 | 題詠百歌
034:配  誤謬の結果が進化だとも云える、リスクや変化を忌避すれば進歩は無い
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  実存の耀きあせて太陽とよばれし誉志は虚空へと帰す

2007-05-03 | 題詠百歌
033:太陽  たまゆらの命には無限に等しい宇宙も、一天一瞬の耀きでしかない・・
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 日々かぞふ遥か遠くのテロの死者 ニュースにもなき自死数多かな

2007-05-02 | 題詠百歌
032:ニュース にも為らない自死数万人、戦争よりは平和惚けの茹で蛙の方が幸せか・・
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