古本屋で購入してから長いこと放置されていた本をやっと読んだ。
その本の名は「戦うプログラマー」・・・原題は「Show Stopper !!」なのだが、いかにも邦題という感じのタイトルがついている。「Show Stopper」とは、不具合の中でも最も致命的なもの・・・ショーを止めてしまうレベル・・・のモノを指す。
内容は Windows NT の開発物語で、最近は絶滅してきている（？）デスマーチプロジェクトのお話である。天下のマイクロソフトでさえ、こんな状況であったということが意外。
NT の Ver.3.1 が発売されたのは 1993 年との事だが、当時、Windows NT はあまり気にしていなかった。仕事では MS-DOS を使用していたのだが、さすがにいろいろと限界が来ていて、OS/2に移行する途中であった。
94年ごろに、OS/2 とデュアルブートで NT を入れた記憶もあるのだが・・・Windows 3.1 互換の Shell が非常に使いづらく、当時は OS/2 のほうが良くできている印象があった。（インストールできれば・・・の話だが。バカみたいに大量にある「フロッピーディスク」の不具合修正パッチを当てまくって、まともに動く状態にするまでが非常にやっかいだった。）
・・・おっと脱線してしまった。
主人公のデビッド・カトラーは、1942年生まれで現在68才なのだが、つい最近まで x64 版 Windows のカーネルを書いていたらしい。
とんでもない爺さんだな。。。
俺も 「motto: Size Is The Goal.」 スタンプを作って、机の上に置こうかな。