諏訪山岳会公式ブログ

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百恵ちゃん/クロスロード

2013年06月26日 | クライミング
マルチ08  さよなら百恵ちゃんルート/クロスロード
 
日時:6月23日
メンバー:Mar、岩ひばり嬢、まっきー、NAMIさん、Kto、U山
 
梅雨の中休みの23日に、八幡沢大滝のマルチピッチルートに行って来ました。
 
この朝は気持ちよく晴れ上がり、爽快な青空のもとを大滝へ。
先頭のKtoさんのハイペースに引っ張られて30分弱で取り付き着。
 
予報によれば今日は午後からにわか雨。準備をしてたら雲がわいてきて、時折、日が陰るようになってきたので、念のためにと雨具を持って登ることにする。
 
U山-岩ひばり組 → Kto-まっきー組 → Mar-Nami組 の順で、とりあえずさよなら百恵ちゃんルートを上まで抜けることにして取り付く。

<さよなら百恵ちゃんルート>
1P目は言わずと知れた綺麗なハンドクラック。 2P目は全体を通して濡れていて、下部のワイドはためらうことなくカムのエイドで突破。続くチムニー状をずり上がってテラスまで。
見上げる3ピッチ目はブッシュだらけでなので、後続のKto組には途中から分かれてクロスロードに入ることをお奨めする。


















<1P目>


2P目を登ってしまった我が組はせっかくだからと3P目へ。下部のやや脆い岩を経て中間から先は基本的にブッシュ登りとなる。どうりでみんな登らないわけだ。
見通しの良さそうなところを目指して適当に上がって行ったら突然立派なラッペルステーションが現れてびっくり。どうやらクロスロードの終了点に合流したようだ。だが、よくよく注意してみるとほとんどボロ布と化した古いシュリンゲも残っていてどうやらここは百恵ちゃんルートの終了点でもあるようだ

<クロスロード>
一方、クロスロードに入ったKto組、Mar組によれば、まずは百恵ちゃんから分かれて1本目のボルトまでの間が濡れていて恐ろしかったとのこと。
続く2P目、出だしのボルトが打たれた細かいフェースは意外に難しく、その上のナチュプロセクションは先の様子がわからないので、途中から右のブッシュに突入して上部はエスケープしたとのこと。まあ、端的に言って悪く・難しかったということでしょうか。
下降する際に観察したところでは、2P目上部のナチュプロセクションは左上方を目指していくのが正しそう。ルートの大半はすっきりとした綺麗なフェースにラインがとられていて”見た目は”快適そうだった。


















<クロスロード ビレイ点>


下降は、ラッペルステーションから60mダブル1回で取り付きまで下れるが、下でロープを引いたら思いのほか重く、回収できなくなるおそれがあったので、3人目のまっきーに頼んで、クロスロードのビレイテラスで中継しての60mシングル×2回で下るシステムに変更してもらった。


昼食後、百恵ちゃん/友和でクラック講習会をやっていたらポツリポツリと雨粒が落ちてきた。

 

<友和ルート>

急いでギアを回収しザックに放り込んで、いざ下ろうという頃から本格的な降りとなり、車に着く頃には夏の夕立を思わせるような強い雨脚となったが、個人的にはギリギリセーフという感覚。まあ何よりもルートの上の方で降られなくてよかった。それにしても最近の天気予報はよく当たる。

最後は降られたとはいえ、梅雨の最中にマルチピッチルートを上まで抜けることができて、ラッキーな一日となりました。

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1 コメント

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Unknown (nami)
2013-06-30 16:22:00
途中で登れない~と何度あきらめかけたことか・・・
皆さんのサポートのお陰で登れました。
楽しい一日でした。
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