諏訪山岳会公式ブログ

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裏妙義 木戸壁右カンテルート

2020年12月07日 | クライミング
裏妙義 木戸壁右カンテルート

日時:2020年11月28日(土)晴れ
メンバー:0石、F見、T嬢、岩ひばり
タイム:9:00裏妙義国民宿舎駐車場-9:45木戸壁取り付き-10:30~13:30 マルチピッチ5P-15:00駐車場

以前から気になっていた裏妙義のマルチピッチルート、3度目のチャレンジで実現しました。

初冬を迎えたこの日、八ヶ岳や浅間は、二度目の雪に覆われていましたが、寒いながらも妙義は風も無く、暖かい日差しの中でのクライミングでした。


駐車場から木戸壁カンテの取り付きは40分位、右手に壁が見えてきたら、この時期、取り付きが登山道から見えました。すでに2パーティーがいたので、のんびり準備してスタート。今回は、女子パーティーが先行します。

取り付きは、目の前の壁、見上げるとボルトが見えます。





























トポは、岳人2011年3月号に記載された知久氏の報告を参考にさせていただきました。

1P:15m Ⅲ
噂には聞いていましたが、確かにジムのようなガバホールドの岩がたくさん、気持ちよく登れます。でも落石しないよう丁寧に行きましょう。

先陣を切ってT嬢が行きます。
ちょっと、かっこいい!






























2P:20m Ⅳ
何故にこんなに支点がある?全部にヌンチャクをかけていると、いくつあっても足りなくなるので、飛ばしながら進みます。上から細かい小石や土が落ちてくるので注意!

このスマイル、何?































3P:20m Ⅲ
先行パーティーとラインを変えながら、松の木テラスまで。

4P:30m Ⅳ
右上に進みカンテを直上、草付きを上がって終了。支点でランナーを伸ばしながら進まないとロープが重くなります。

このびっくり顔、何?






























5P:15m Ⅲ
あっという間に終了しました。上にも次のピッチがあるようですが、私達が懸垂の準備をしていると、最初のパーティーが下りて来ました。上は藪が酷くラインがわからなかったそうです。一般的なマルチピッチは、ここで終了。

初冬の妙義をバックに気持ちよく登れました。































懸垂: 誰もがここが核心!とのアドバイスに従い、50mロープで5回、細かく切りながら取り付き点まで下りました。
































ロープが岩にひっからないよう注意します。























この日、私達を含め、5パーティーが取り付いていました。懸垂がほぼ同じラインを下るので、上りと下りが重なるとかなりの待ちになります。
先行で降りられた私たちはラッキーでした。

上を見上げれば次のボルト支点が見えるのでライン取りに迷うことはありません。アルパインヌンチャクが有効です。終了点も各ピッチにしっかりあります。
念のためカムやハンマーを持参しましたが、出番はありませんでした。男子パーティーは、あえて重い荷物を背負ってトレーニングになったかな。


西上州は、まだまだ楽しそうなマルチピッチがあるので、また春か初冬に訪れたいと思います。












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