やまおのほほん日和・・・

毎日24時間、いろんなこと感じながら生きていこっ!

日本へ!!

2007年11月30日 17時08分36秒 | Weblog
行きました!  行きました!  行きました!


ザラファが日本へ、研修に行きました。。




11月24日 pm3:55 の飛行機で6人のシリア人と一緒に2週間の旅です。
ダマスカス空港まで見送りに行きました。
シリア人を、シリアで見送るのは初めて!!

大きな大きな荷物と・・・
食べ物(ホブズ(主食のパン)・オリーブ・チーズ・アラブコーヒーなどなど)をたくさん持って。。
「日本は高いでしょ!!」と。。
でも、持っていかなくてもねぇ・・・・・。




今回で3回目のこの研修。。


研修の目的として・・・

当該研修員が、以下の到達目標を達成し、シリア国における就学前教育が充実すること。

(1)日本における幼児教育方針を理解する。

(2)幼児教育の役割と重要性について理解を深め、シリアの幼児教育の問題と改善の必要性を認識する。

(3)日本国内の幼稚園を視察し、保育技術に関する知識を身に付けるとともに、
     様々な教育内容と指導法を学ぶことで、今後の幼児教育の質の改善に役立たせ、実践を図る。

昨年までに連盟部長を含め、7人のシリア人が日本を訪れ研修を受けている。


という・・・ねらいなのですが。。



シリア人にしたら・・・
長時間の旅行は初めて!という人もいれば・・・・
飛行機に乗ったことの無い人もほとんど・・・
家族と離れることが考えられない彼ら・・・例え2週間でも・・・
(日本人が1人暮らししていることをいうと・・・驚かれる)

そんなこともあって・・・

みーんな・・・涙・涙・涙・・・・。
永遠の別れのようでした。
(私たちの協力隊の2年の気持ちも少しは解ってくれたかしら?!
 いろんな想いできたんだから・・・やれることは一緒にやりましょうよっ!ねっ!!)


そんな中・・・
ハマから参加のザラファは笑顔・笑顔。。

「なんで泣いてるの?!泣かない泣かない・・・」

そんな言葉をみんなに掛けてました。
なんだか、彼女らしい・・・・。


でも私は知ってます。。
彼女も、実は心の中は複雑なはず・・・。

大好きなママ・パパ・・・兄弟・・・姪っ子と離れるんですもの!!!

しかも、ママ・パパしか、家に住んでなくて、心配なはず・・・。
(2人とも病気を持ってるから・・・)



出発してから・・・
ママから笑顔は消えていた。。

そして・・・
私の家に何度も電話。。
が・・・私は先生の家にジアーラ(ご飯を食べていた)。
ということで、全くそんなこととは知らず・・・・

その日・・・
ザラファの家に行くと・・・
とても心配していたママ。。
「着いたのかしら?」そればかり・・・。

そんな中・・・
連盟長より・・・「着いた!!」と電話!!!!


「ナシュクル アッラー! ナシュクル アッラー!
 (神に感謝します! 神に感謝します!)」

と唱え・・・ホッとした様子。。


そのあと・・・
モリモリご飯を食べてたママでした。。



やっぱり・・・
こっちの人にしたら・・・
海外へ出るということがすごく大事なんだぁ・・・としみじみ感じた。。


12月8日 
ダマスカスの空港で大きく(心と頭の中ね・・・)なった彼女とあえるのが楽しみ!!

ちなみに・・・
行く前は100.8キロの体重があった彼女。
さぁ・・・帰ってきたら・・・
増えてるかな?
減ってるかな?

笑・・・笑・・・笑・・・

怖い・・・・。。でも知らなきゃいけないこと。

2007年11月22日 19時25分45秒 | Weblog
20日 am3:30すぎ

夜中・・・・眠りについている時に・・・・

突然!!!!!!!





ピカッ!!と光った瞬間に

「ドドドッッーーーン!!!!!」



寝ているのにも関わらず、強く光るものが、まぶたの奥まで見え・・・
そして・・・
強烈な爆音。。。


心臓の鼓動が、今まで寝ていたのに
「ドクドクドク・・・ドクドクッ・・・・」
大きく自分の胸の中で打っているのが、確かに聞こえる。

怖い・・・・怖い・・・・。


飛び起きて・・・
中腰になり・・・
両目だけが窓から出る形で外を見た。

何だ?何だ?
今のは何だったんだ?!
夢?!

いやっ!確かに聞こえた。

向かいの窓からも、確かに人が外を確認している姿が見える。

私が一番に思ったことは・・・
「空爆ではないか・・・・」

それぐらいすごい爆音。。(といっても、経験したことないが・・)

足が震えて止まらなかった。。





その後、空を見ていると・・・
また、光った。。

「カミナリ・・・」だったのだ。

それにしても・・・
すごかった。
今まで体験したこともないような。。

次の日に聞いたら、どこか、近くで落ちたようだ。
(おかげで停電生活。。)



なぜ・・・
私がここまで怯え、震えたかというと・・・

2-3日前に
大学生でシリアに来ている人から3冊の冊子を借りた。

「青空の下の戦争」というタイトル。

そこに記されていたことは
今、シリア隣国で起こっているパレスチナ戦争の生々しい声や写真だった。

無差別に起こる戦争・・・目を伏せたくなるような事実が、たくさん書かれていた。

しかも!!
「2007年5月20日に戦争開始」
確かにそう書かれている。

恥ずかしいことに
そのときには、私はシリアに居たのだ。

こんない近くで、しかも自分が関わってる同じパレスチナ人
がこんな目に。。
何も知らずに、いつものように園に行き挨拶を交わしていた私。。
母国や同じパレスチナ人がこんなことになっている先生の身も考えずに。。

初めは、怖い・・・・という思いと・・・・
近いが故に知ることが、より怖かった・・・そして本を閉じてしまった。。


これは事実。。今、まさに起こっていること。。
(彼がパレスチナ人の救済に向けて現地に足を運んで聞きまわった事実)




怖い・・・・怖い・・・・怖い・・・・怖い・・・・怖い・・・・・怖い・・・・・

でも、知らなければいけないこと。。

私の大好きな先生も、大家の家族も・・・・
みんな関わってること。。

そして・・・
このシリア・同じ中東に、自分が居るということ。。

自分と同じ人間が犯した過ち。。

自分と同じ人間が体験した悲惨な叫び。。


やっぱり、知らなきゃ。。


最後まで・・・読み続けた。。



そんなこともあって、あの爆音を
「空爆!」そう、すぐに感じたにちがいない。


資料から伝わってくる悲惨さだけでも・・・
この何ともいえない心境。
そして・・・頭から離れない写真と文章。。

これを、実際見て回った、大学生の彼も、もっと脳裏に残っているだろう。

それを超え・・・
実際に経験した人・・・そしてその地にずっと住み続けてるお年寄りの気持ち・・・
何も知らずに経験した子どもたち・・・

心の傷は計りしれない。。

何でこんなことが起こるのだろう。。




「無知」ほど残酷なことはない。。

知らなきゃいけない事実。。


その日以来・・・
シリア・パレスチナ・・・イスラム教・・・・
いろんな本を、隊員から借りた。。


もっと知ろう。。
知りたい。。

そこから始まる気がする。


*写真はクネイトラの町を訪れた時のもの。
 クネイトラにはゴラン高原がありレバノン・イスラエル・シリアの
 3つの国境で繋がっている場所。
 壁には無数の銃撃の後があり、今も残されている。


8人の仲間。。

2007年11月20日 22時41分04秒 | Weblog
この前の15日の木曜日・・・

もうすぐ、1年目・・・ということもあって、
ダマスカスで健康診断があった。。

久々に、私の同期18-2次隊8人が、ダマスカスに全員集合!!
そして、10月末に仲間が帰ってきたことをお祝いし・・・
その夜に、みんなで集まり、レストランで、その後、隊員の家でご飯を食べた。


同期とは二本松訓練所からのお付き合い。。
そして・・・
2007年1月8日に私以外の7人が、それぞれの思いを胸に日本を出発し・・・
ダマスカスでの現地語学訓練の役1ヶ月間を同じ家で共に過ごし・・・
やっぱり、日本とは違う異国の地で、そして、限られた日本人社会の中で
揉め事がなかった・・・と言ったらウソになる。。
それぞれが自分の居場所を探し・・・
初めて生活するアラブの地でストレスを抱えながら生活していた頃。。
これからの2年間、どんなことが待ち受けているのか?大きな不安と少しの期待が入り混じっていた頃。。
だからこそ!! 今思えば・・・ 
同期がいて、同じようにいろいろ乗り越えた仲間がそばに居て心強かったはず・・・。
でもその頃は、目先の事しか見えなかった。。

でもでも・・・
シリアに到着して1ヵ月後に、大きな荷物を車に積み、シリアの中のそれぞれの任地に赴任し・・・
みんなバラバラになった。。
そしたら、同期の存在・・・って以外に大きい?なんてことに・・・気が付いた。。

久々に事務所に上がったときに会ったり、何かのイベントで会ったりするたびに・・・
みんな頑張ってるんだな・・・って励みになってる自分もいて。。



今回10ヶ月が過ぎ・・・
何気ないことから全員集合!!
少し照れくさいような・・・
でも落ち着くようなこの感覚。。

そして・・・
それぞれがシリアで過ごした10ヶ月・・・。
1つとして同じものはないみんなの目に映ったシリアでの10ヶ月・・・。
活動の話・・・
シリアの話・・・
恋の話・・・
手相の話?・・・
懐かしい訓練所の話・・・
帰国後の話・・・

それからそれから・・・
同期で初めてトランプ大会もして盛り上がった!

そんなこんなで、気付いたら朝のお祈りのアザーンが鳴っていて
朝の4時半!!!



同期。。
私がみんなから2週間遅れで、1人でシリアに着いた時も、
「待ってたよー!!」ってシリアで迎えてくれて
ホント心強かったし、みんなところに帰って来た!!って感じた瞬間だった。。

やっぱ同期の存在ってすごいわ。。


たまたま同じ時期に協力隊を受け・・・
たまたま合格し・・・
たまたま同じ次隊になり・・・
たまたま国が同じシリアで・・・

そんな「たまたま・・・」運んでくれたこの仲間との出逢い・・・

これからもずっとシリアのこと、いろんな事を語れる大切な仲間でいたいなぁ・・・

そんなことを感じた10ヶ月目の同期集合でした。。


日本ってどんな国? シリアってどんな国?

2007年11月17日 23時57分12秒 | Weblog
日本ってどんな国??




シリアってどんな国??






シリアに来ると・・・
こうして改めて日本という国を離れてみると・・・

いろいろ見えてくることがある。。



シリアに来て驚いたことは、
日本人は「シリア」という国をほとんど知らないけど・・・
シリア人のほとんどは「日本」という国を知っている。。

口をそろえて言うのは
「車が日本製はとても良い!!」(日本の文字が書かれた車があったり、日本のメーカー車たくさんある)
「日本はお金持ち!!」
「日本の物は中国製と比べて、壊れない!!」
「機会やコンピューターが優れている」
「働き者!!」
「広島・長崎に原爆が落とされた」
などなど・・・・。

いろんな答えが返ってくる。。


果たして・・・
日本で「シリアってどんな国?」って聞いたところで・・・
「どこ?!」って聞き返されるような気がする。。
それとも・・・
「イランやイラクの近くあって危ない中東の国。。」
そんな答えも返ってくるに違いない。
私も実際・・・ここシリアに来るまでそう思っていた日本人の1人だっ。



先日、ダマスカス(首都)から、セルビス(乗り合いの車)に乗って
「Town Center」という大きなスーパーマーケットに行ってきた。
日本のダイエーみたいな・・・メーカーの服屋や雑貨屋があり、巨大スーパー(輸入物なども置いている)も入っている。。


そんなスーパーで意外にも、「日本のこと」を考えるきっかけになったのだ。。



こんな大きなショッピングモールは、シリアで初めて行く!とあって
何買おうかな?なんて、ワクワクしていた私。。



なのに・・・
なのに・・・

何だか・・・ガッカリ・・・というか・・・複雑・・・というか・・・
そんな気持ちが込み上げてきたのだっ。。


それは・・・
何階もある上の子どもの遊び場に行った時のことだ。。

日本のデパートの屋上みたいに、いろんな乗り物に、ゲーム、お化け屋敷まであり、
トランポリン・パソコンのゲーム・・・といった色とりどりのものが、たくさんそろっている。。
多くの人は居なかったけど・・・
お金持ちそうな親子に子どもたちが遊んでいた。。



懐かしい気持ち??
いやっ!違う・・・。



「さびしい気持ち」

この言葉がピッタリ。。。



どこでもドアを使って、自分が日本に戻り・・・
                   客観的に、日本を見ている気分になったのだ。


これが・・・日本???
こんな機械やゲームが溢れてて・・・
人と人がたくさん触れ合うこのシリアとは全く違って・・・
「人と物(機械)」の世界。。

こんなに冷たく・・・こんなにも・・さびしいものなのか・・・・。


しばらく・・・言葉が出なかった。

私、こんな日本にずっと住んでたんだ。。
シリアの人が羨ましがる日本って・・・
本当にこんなの??



戦後、急成長を成し遂げた日本。。
これは、本当にすごいこと。。
日本人の勤勉さと努力の賜物に違いない。
そして、こんな遠く離れたシリアでも日本のことが知られ
日本人の私を見ると「日本はすごい!!」っとシリア人が嬉しい言葉を掛けてくれる。
これも、本当に昔の人たちが必死に頑張ってきた証。。
感謝しなければいけないこと。。

しかし・・・
急成長し・・・「便利さ」を手に入れた故の「大切なもの」まで・・・
どこかに忘れてきたのではないだろうか??

「人と人のぬくもり・・・」

これが一番、大切なもの。。


セルビス(乗り合いの車)では、今でも、手渡しの乗車料。
後ろの方に乗った人も、人の手をつたって、ドライバーにお金が渡される。
見ていると、運転中で危なくて仕方が無いのだが・・・
渡していく中で、おつりのないように乗った人同士がお金をやりくりし・・・
そこでも、人とのつながりがあり・・・
そして・・・運転手に「乗せてくれてありがとう・・・」そんな気持ちを込めて・・・人の手をつたって渡す。

日本の機械にお金を入れて、機械から流れてくるお決まりのオペレーターの
「ありがとうございました」とは違う・・・・。


八百屋では、今の旬が売られ(時々、その野菜しか売られてないことも・・・)、
「今日は何作るの?」そんな会話がはずみ・・・
「おいしいよー!ちょっと味見してみて・・・」
「おつり・・・無いからもうこれで・・・」と安くなったり、ただになったり・・・
そこから世間話が始まったり・・・。

日本のスーパーの「ピッ!」と計算される何十何円までもが
正確な・・・言葉も交わさないところとは違う・・・・。


他にもいっぱいいっぱいシリアで、人のぬくもりを感じた。


シリアに来て最初に、日本人の私が一番窮屈に感じたこと・・・
それは、何もない・・・紅茶と甘いお菓子が用意された「おしゃべりの時間」。。
なんて、暇な人たちなんだ!!
大人や子ども・・・そして仕事中の人まで・・・
毎日、隣の人の噂や、ご飯の話・・・、結婚やドラマの話・・・
今日会った出来事・・・そんな話ばかり・・・。
アラビア語のわからない上に、こんな時間(何も無い時間)を
日本で過ごしていなかった私にとって窮屈で仕方がなかったのだ。

でもでも・・・
今は違う・・・。

巨大スーパーで客観的に見た日本・・・
物に溢れ・・・機械的で発展した日本・・・
人と人が言葉を交わすことまでも忘れてしまった日本・・・
冷たく・・・さびしい日本に比べて・・・

人と人のぬくもりに溢れ・・・しょうもないことでも笑い合い・・・
人に自然と優しくできる人のぬくもりに溢れたシリアのほうがステキ!!


今回見たことが、すべてでないって解っているけれど・・・



シリアは今のシリアのままが好き。。

そんな風にまで思えた。

これから、発展していく中でシリアらしさは、忘れないで・・・と願う。。




今回のことで、約1年後、日本に帰ったら、
どんな風に自分の目に心に「日本」が映るのだろう・・・・という気持ちと・・・・


世間的に見た国の印象だけでは・・・その国を理解することはできない・・・ということ。。

改めて感じた。


実際に訪れて、触れて、感じて・・・その国の人と交わって・・・初めてその国がわかるのではないだろうか・・・。


偶然にも私は、シリアという国を感じることができて・・・
本当に幸せ。。

これからももっと知っていきたい。。




日本ってどんな国??



シリアってどんな国??


♪ちゃらっらっ らっ らっ らっ らっ♪

2007年11月12日 23時52分06秒 | Weblog
♪ちゃらっらっ らっ らっ らっ らっ♪

♪ちゃらっらっ らっ らっ らっ らっ♪

さぁさぁ・・・・クッキングの時間です!!


先週、ムハイヤムの園に行くと・・・
先生が嬉しそうに私に腕組みし、部屋に強制連行。。
そして・・・
ドアをバタンッ。。。

???何だ??

と思ったら・・・

黒いキース(袋)から、今が旬のオレンジ。。
そして・・・レモン。。
その他に、果物の絞り機。。

そうです!!そうです!!

「クッキングタイム!!」だったのです。。


といっても、日本のように子どもと一緒に・・・とはいきませんが
それでも、お勉強以外でこんな時間が先生から作られるなんてっ。。

いやぁ・・・嬉しいではありませんかっ!!

子どもたちも妙に嬉しそう。。。
自分のコップを握りしめて・・・先生が絞ってる姿をじっと見つめたり。。

「これは何色?」
「どんな形?」
「これは何?(ナイフを見せて)」

シリアで特徴的なお勉強じみた質問。

それでも、今日は何だか、子どもたちの顔が違う・・・。

嬉しい!!が顔からにじみ出てるんだよね。。

そんな子どもの顔を見ると私まで嬉しくなる。。


騒がしくなると・・・
先生は怒っちゃうけど(ガツンッ!と怒鳴る!!)。。
それでもいつもの怒られるのとは違う感じ。。

今日は絞りたてのジュースが飲めるんですもの!!


コップにほんの少しづつだったけど・・・
ペロっと飲んだ子どもたち。

コップの無い子は、「あ~げないっ!!」じゃなくて、
自分のコップをみんなに貸してあげるんだよね。
何も言わなくても、勝手に体にその優しさが染み付いてるって感じで。
(衛生面はどうか・・・と思うけど)
シリアならでは・・・
パレスチナ人ならでは・・・
のこの優しさなのかな?って思う。
自分だけ・・・じゃなくて「アハランワサハラン!!(ようこそ!どうぞ!)」の精神。。
やっぱ・・・この言葉が一番好きかも。
シリアで何度も言われ、自分も何度も救われたこの言葉。。


しばらくして・・・
飲み終わった子が、まだ先生が他の子に注いでる目を見計らって?
前においてあるみかんや、レモンを触りに来た。

様子を見ていると・・・
「パパ・ママ・おにいちゃん・おねえちゃん・あかちゃん・おじいちゃん・おばあちゃん・おじさん・・・・・・」
と様々な大きさのみなんやレモンを並べてるではありませんかっ!!
シリアっぽく、かなりの大家族。。
お母さん方のおじさんに・・・お父さん方のおばさん、その子ども・・・
どこまで繋がっていく?って思うぐらい・・・。

超!!!かわゆい・・・かわゆい・・・かわいい・・・・。

エヘッと笑いながら。。

しばらくして、そんなこととは知らない先生に怒られてたケド。。
先生に家族みたいに並べて遊んでたよっていうと
ニコニコしてたけどね。


すると・・・
1人女の子が、先生のところにきて・・・
「ママが作ったのよりも、ずーーーとおいしい!!」って言っていた。

先生も「まさみ!聞いた?聞いた?」と嬉しそう。。


楽しいクッキングの時間でした。。



次の日も、家から子どもがみかんやレモンを持ってきてました(笑)
先生は「もう3回もしたのよ。。おわりおわり!!」と言ってましたが。。

よっぽど楽しかったんでしょうね。。



再会と別れ・・・。

2007年11月11日 01時34分01秒 | Weblog
ご無沙汰してました・・・。。

10月末から11月に入りバタバタしていて・・・言い訳?!
いやっ、本当にパソコンに向かうヒマも無かったのです(汗)

ムスリムの結婚式(園の先生)に・・・
大切な仲間との再会・・・
先輩隊員の送別会・・・
そして、大好きな先輩が日本に帰国・・・ などなど。。

ブログに書きたいことたくさんあるけれど、
今日は
   「再会と別れ・・・」のことを。。。



「再会」

10月31日。。
待ってました!待ってました!
大切な仲間がシリアに戻ってきました。。
約4ヶ月ぶりの再会。。
ワクワク・ドキドキ・・・ドキドキ・・・。

「ハムドリッラーアッサラーメ!!
アハランワサハラン!!
(おかえりなさい!!ようこそ!!)」と書いた旗を持って空港でお出迎え。。

そしたら・・・
シリア人らしく、字が間違ってる・・・と直され・・・
長々文字の説明が始まり・・・

そんなこんなしてたら、出口から出てくることも見れずに、
目の前にっ!!!

わぁぁぁ~!!!
「お帰り~!!!!!」
焦りすぎてその言葉しか出なかった(笑)

ちょっぴり大きくなって、
そして元気になって・・・・再会。。。
夢にまで見たこの日。
これこそっ!!
「ハムドリッラー!!(神様のお導きの下に)」

たくさんの言葉を交わさなくても
やっぱり仲間。。
話しは弾み・・・4ヶ月も離れてたとは感じない雰囲気。。

さぁ・・・これからも、よろしくね。
嬉しい再会の日でした。





「別れ」

こうして、再会や出逢いの分だけ、別れがあるのよね。
辛いけど・・・寂しいけど・・・
別れがあるから、再会がその分・・・う~んと嬉しいものになる。。


このシリアで協力隊として過ごした2年4ヶ月。
無事に終え・・・一つのくぎり。。
ここからが、新たなスタート!!
そして、新たな始まり。。

11月9日 朝9時 シリアの空港にて、同じ職種の先輩とお別れをしました。

帰国隊員にしては少なめの荷物を持って・・・
休日の早朝帰国にも関わらず・・・たくさんのJICA職員や隊員に見送られ・・・
その先輩らしく、さっぱりと笑顔を見せて・・・のお別れ。

本当に誰からも好かれている先輩。
私もニーナの件で辛かったときに、話をたくさん聞いてもらい見えない力で支えてもらった。。
日本人が感じるようにシリア人にも、先輩らしさ・・・さりげない優しさは伝わっていて、
言葉や環境、人種が違っても、感じる気持ちは同じなんだっ!って思った。
空港でも鳴りやまぬ先輩の携帯。。
シリア人と話すアラビア語を聞き・・・もうんな風に話しているアラビア語を聞くこともないんだって思ったら、急に寂しくなった。
そして、先輩の街からも4時間半かけて、シリア人も見送りに来ていた。

ホントにシリアが大好きで、シリア人が大好きで・・・
シリア人みたいになっちゃって(本当に行動がシリア人!!)・・・
こっちが日本人に戻れるの?!って心配になるくらい(笑)
帰国のときにも、シリア人からもらったものばかり身につけて・・・
荷物もほぼ全部?!がシリアのもの。。
最後の最後までシリア人になり・・・シリアを愛してました。。
かっこよかったぁ。。。


ある本の中に、こんな言葉がある。。
        「約束しなくても また明日 会える」
                          

約束しなくてもまた明日会えることが
どんなにいいことか
約束しなければもう次に会えないという身の上になってみて
つくづくよくわかる


本当にその通り。。。。


約束しなくても また明日 会える人たちと・・・
今を大切にしなくっちゃ。。
いつかは、約束しないと会えなくなっちゃうからね。。

先輩・・・本当にお疲れ様でした。。
そして、ありがとうございました。。
約束してでも!!また再会しましょう!!


「マーアッサラーメ。(またね。)」