過去の税額で、
圧迫された会社も、
多数あります。
まして、
これらの事例だけでは、
ありません。
世の中は、
トラップだらけなんです。
今この瞬間、
成功しているものの方が、
壊れやすい、
あるいは、壊れたときの、
落下距離が大きいです。
立派なビルを、
建てれば建てるほど、
倒壊したときの負債や、
周囲に与える損害も大きく、
そのてっぺんにいた人の、
落下距離は大きく、
その速度も速いわけです。
より挑戦する人の方が、
トラップにはまりやすい。
誰がソニーの失速を、
予見できたでしょうか?
圧倒的成功と、
思われているものが、
何かの要因や、
それらの、
複合系によって壊れる。
それほどもろい。
つまり、
今成功していると、
思っていたものが、
全てのチャンスと、
リスクを統合して、
その差分を見たとき、
実は成功していなかった、
あるいは、
時間軸を加味して考えれば、
失敗に至る、
こういうことは、
世界の至るところに、
あります。
流れのはやい、
ITベンチャーの隆盛と失墜は、
その例の一つです。
ITだけに限らず、
財閥が行う事業も同じです。
国家の存亡もそうです。
監査法人が見ている、
貸借貸借表も、
正しくないことは、
多々あります。
私も監査を受けていたことが、
あるので知っていますが、
はっきり言って、
よく見ていません。
深いところは、
見ていないと言えます。
だから、上場企業が粉飾できて、
しまったりするわけです。
そう考えると、
資産と負債を清算したら、
実はマイナス(債務超過)だった。
ということや、貸借対照表が、
載せられない潜在的な、
負債やリスクを加味すれば、
破綻しているということも、
あり得ます。
まさに武富士など、
黒字決算で純資産は、
プラスだったわけですから、
この通りになりました。
世の中を、
安泰と危険の事象とで、
分けた場合、
危険の方がはるかに、
大きいのだと思います。
黒字だと思っていたが、
次の瞬間、
大口売掛先が倒産し、
連鎖倒産。
トップがどれだけ清廉に、
事業をやっていたとしても、
例えば社員が顧客情報を、
持ち逃げたり、
換価できない犯罪を犯して、
倒産。
ソフトバンクでも、
このような窮地は、
ありました。
もちろんそんな窮地を,
乗り切れる一部の、
優秀な企業は、
さらに強くなるでしょう。
でも、一瞬の成功に現れた、
甘い誘惑に乗って、失墜する。
こんなことは中小企業では,
日常茶飯事では、
ないでしょうか。
今、成功しているもの、
(成功していそうに見えるもの)
の全てが、
成功をしているわけでは、
ありません。
私が思うに、
成功していそうに、
見えるものの、
8割がたは、
成功していません。
自分もその一種でした。
例えば、今上手く回っているのは、
ある取引先や金融機関、
その他大きな、
バックスポンサーが、
あるからだという会社は、
数多いはずです。
あそこに切られたら、
融資がなくなったら、
法律が改正されなければ・・・
これら神頼みであり、
依存の一種です。
また、日本のベンチャー起業家は、
資金調達をすぐ考えます。
続きは、次回にして、
それでは亦・・・
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■愛・・称 【青年の乃呟(つぶや)き】
■発行者 御料地(ごりょうち)の僕
■解・・除 sumai@chive.ocn.ne.jp
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