園児がバカ騒ぎや鶏いじめをしてばかりいて困るから、
彼が好きな歌詞をプリントして歌わせてみた。
一曲はガンに罹った方が歌詞を創作してイーソン・チャンが熱唱した『独勇者』。
ゲームテーマ曲だったが、不思議にもコロナ規制の2年間に子供たちのなかで大変歓迎されている。
巷で子供同士が挨拶するとき、そのセリフをさりげなく口ずさむと、向こう側から次の句を継いでくれるような最強の一曲。
今でも毎日ネットイージー音楽のベストテンにランクインしている模様。
コロナ禍のような大変な時期こそ、こういう戦意高揚の曲が入用とされるよね。
一種の共同意志になっていると時々思う。
もう一曲は京劇の現代社会における受容を取り扱う曲『説唱臉譜』。
関羽や竇爾頓などの隈取りがそれぞれ違うのは子供にとってとても不思議なんだ。
(竇爾頓はカタカナっぽくてひびきがいい名前だから好かれるかも。
広東語のオヤジを意味する老竇はつまりこの青い隈取りの人。)
生まれ付きの暴れん坊の息子は1才のとき、京劇の曲が流されると、寝付きの悪い彼でもすぐに寝てしまう。
京劇こそ習っていないが、幼稚園でこの曲に触れてから大好きになり、日日家や外で尾を引いて歌うのがクセになった。
園児なので、別に字が読めるわけでもない。
テンポのいいところを調子に乗って咆えるだけ。
何を歌っているかというとモヤモヤ。
漢字を全部覚えてもらうのは無理だが、
音楽をかけながら歌詞を読んでもらうときの真剣さだけで十分。
彼だって達成感があって、一日中上機嫌のようだ。
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