前職の会社は合併会社で、5年前までは中方の存在感が薄く、技術問題の決裁はほとんど日本側が主導していた。しかしながら、党の基層建設が進むにつれて、政治的な忠誠が強調されるようになり、中方の部長などもますます威張るようになった。
会社一番売れている主力商品を自分たちの力で作るとても大事なプロジェクトがある。企画段階から中国で行うことになり、日程も迫っているにも関わらず、中方の部長などは足を引っ張って、日程を遅らせることがよくあった。
中間報告会の時には、担当課長が意味のない報告だからと欠席したため、中方部長はテーブルをぶっ叩いて、在席していた日本人部長や主査を驚かせるほどに怒りをあらわにしたことがあった。
私は、これが最初で最後の現地プロジェクトになるのではないかと密かに思った。合併会社に未来がないと諦めかけることもあった。そこで、ついに会社を辞めることに決意した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます