昨日は、リンゴの卒業式で夫婦で中学校に出かけてきました。
式の途中、計画停電の予定があり、もしかしたら停電になってしまうかもという最初の挨拶がありましたが、
幸い最後まで滞りなく式は進み、無事終えることができました。
卒業生の希望の言葉や、来賓の方々の励ましの言葉を聞きながら、私は泣けて泣けて仕方がありませんでした。
なぜなら、原子力発電所の騒動で、この子たちに希望ある輝かしい未来を、受け継がしてあげることができるかすごく不安に思ったからです。
ご先祖たちから代々大切に渡されてきたバトン、ここで途切れさせてしまうかもと思うとやり切れない気持ちでいっぱいでした。
もちろん、これまでも、わたしも一人の母親として、平和の道、安全の道、なるべく環境に負荷のかからない生活を選択し、実践してきたつもりでした。
そして、選挙でも、平和な社会に貢献してくれそうな人、それから、環境を大事にしてくれそうな人に投票してきました。
でも、できることをすべてしてきたかというとそうではありません。
原子力発電については、賛成でもなく、どちらかいえば、あんなに危ないものはない方がいいと思っていました。
でも、実際にどんな行動をとってきたでしょうか?
安全神話を信じて、原子力発電は、必要悪みたいに思い、何一つ自分で勉強しようとしなかったし、尋ねることもしてこなかったし、
ましてや、それに関する啓蒙活動もしていませんでした。
原子力発電所におびえなければならないような社会を作ってしまった責任の一端を担っていると思います。
もしも万が一のことが起こってしまったら、福島県はもちろん、それはやがて日本全体に広がり、また地球にも広がり、宇宙船地球号の存続自体が危ないかもという危機に瀕していると思います。
これから私は、しっかり、原子力発電について勉強し、不必要だと思えば反対の声をあげ、
いろんな人に知らせていくということをしていきたいと心から思っています。
なんとか奇蹟が起ってほしい、福島の人たちの生活をきれいな海を生き物を守ってほしいと思います。
日本中の人がいまここで、気持ちを新たにし、行動すれば、違ったエネルギーの使い方も見えてくるのではないかと思います。
このブログがだれかの目にとまり、一人でも賛同してくれる人が増えるよう願いを込めています。