君津鋼板加工ＫＫはどこにあったのか

　中原にあるＮＴＴのケーブル名「君津」の謎を調べていたら、かつてこの近くに君津鋼板加工ＫＫの社宅があったということが分かった。

　では、その会社はどこにあったのか。想像できるのは海側の工場地帯（新中原、新森）だ。そこで再び横浜市中央図書館に行き、当時の明細地図を確認してきた。それが冒頭の画像である。

　手書きの細かい地図のためなかなか判読しづらいのだが、この一帯では発見できなかった。新杉田、金沢区方面も調べてみたが、そちらでも確認はできなかった。

　もしかしたら内陸部にあったのかもしれない。これはもう少し時間をかけて調べる必要があるようだ。

　この見づらい地図を眺めていて、ひとつ発見があった。

　磯子駅の近くで「雨月荘」をみつけた。これは昭和３０年代、海辺にあった料亭だ。

　磯子区役所発行の『浜・海・道』より。中央に写っているのが「雨月荘」である。

　丘の上は「旧東伏見邦英伯爵別邸」。現在はBrillia(ブリリア) City 横浜磯子（マンション）の「貴賓館」になっている。