杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

洋光台の開発で消えた笹下川の支流

2024-02-22 | 地域の歴史

 笹下釜利谷道路(黄色の道路)の洋光台入口傍に滝見橋(赤丸)がある。この下を流れているのが笹下川の支流である。

 滝見橋で上流を背にして撮影。もちろん欄干の向こう側には川面が見えているのだが、ここから上流は暗渠なので、背中側を振り向くと欄干はない。

 そこにあるのは、こんな風景だ。

 ここから先はグーグルのストリートビューも入っていない。

 少し歩いて行くと、こんな路地がある。明らかに暗渠の風景だ。右側に車が停まっているが、この車は発進したら左にしか行けない。

 この道路の奥は階段があり、さらにガードレールで塞がれているのだ。

 暗渠道の途中、右側に神社がある。

 若宮御霊(わかみやごりょう)神社だ。

 

 階段を登っていくと、こんなトマソンがあった!

 以前はこの階段を利用して出入りしていたのだろうね。しかし、今では上り下りすることができない。

 若宮御霊神社だが、『新編武蔵風土記稿』には、元々は若宮八幡社と御霊権現社の別々の二社として、松本村(現港南区)にあったと書かれている。二つの神社がどのようにして一つになったのか。社号標の横に来歴が書かれた碑がある。

 二社が神社統合令により明治41(1908)年に港南区の天照大神に合祀され、元の場所は地元の人に陰宮として守られてきた。そして、平成元(1989)年に現在の場所へ社殿を再建し遷宮したとある。(詳しくは『壱十五の神社と祭り』(横浜市磯子区民文化センター杉田劇場,令和2年)をご覧ください。図書館にあります)

 若宮御霊神社の本殿。

 上流側から暗渠を眺める。分かりやすいよね。

 ここからさらに遡ると、暗渠の痕跡は無くなってくるが、川っぽい曲がりくねった路地が続く。

 右側の小道を登っていくと…

 途中にこんな施設がある。就労継続B型事業所の「つばさ」だ。ここで利用者がお菓子を作っている。

 店舗ではないが、この施設で購入することができる。

 この日に買った4種類のクッキー。右上からブラウニー、スノーボール、フロランタン、オレンジクッキー。

 スノーボール。白い粉砂糖をまぶし、雪の玉に見立てている。口の中でホロッと崩れる軽い感じがいい。

byうめちゃん


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