おやじなミュージックライフ

JAZZ FUSION AOR ギター そして愛猫CIELO&CHIBIとおやじの日々

主審とRobbenとZENドライブ

2008-03-08 | ギター、アンプ、エフェクター、機材の改造
最近、エフェクター作成にハマッテいる、友人主審が、Ver違いの3種類の自作ZENドラを持って遊びに来られました。

1月の初めに、1号機を博士のところで試したんですが、その時から凄く気になっている艶音で、今回、苦労を重ね、なんと、3台もの異なるVerを完成されました。凄いですね!!
その、主審の、汗と基板と時間の結晶をじっくり試してみました。

今回の課題は
1、オペアンプでの音キャラの確認
2、抵抗によるGAIN確認
ということで、オペアンプ&可変抵抗を使った実験確認をしてみました。

かれこれ、この辺の実験は、二人で何回かやっているし、お互いの好みの音色も大体把握しているので凄くスムーズに行うことができました。

【使用機材】
ギター:ES-340TD 70年、ES-335TD 74年、Gibsonヒスコレ58(2001年)、GrecoEGF1200(80年)
アンプ:CARR シュモクザメ
NoahSARKのRoopSW

まず、1号機、2号機、3号機での音キャラを確認ました。
Gainの大きさは、1号>3号>2号という順番で、1号が上質なGAINでパワー感も申し分のないRobben系からRockの領域もカバーできそうな歪みです。3号がRobbenっぽい感じで弦タッチによる歪みがVin系な感じです。2号は歪みが少なめのプリアンプ系のブースターっぽい感じの歪みでこちらはJazzyなご本家風という感じです。

3号機のオペアンプ実験では、艶ありJRC4558、艶ありJRC072D、艶あり東芝TA75458、バーブランOPA2134、モトローラMC4558、アイザックの金、アイザックの銀を試してみました。

音のバランス艶ともに良かったのが、JRC4558でこれは本当に安心して使えるオペアンプということが良く解りました。
アイザックの銀は強力な低域に加え、歪みの艶も申し分なく、主審はこれを凄く気に入っていました。
東芝もJRC同様に良いバランスで、初期のTS-9に使用されたのも良く解ります。
072Dは艶は申し分無いんですが、かなり、HiMIDよりな印象で少し線が細く感じられました。
モトローラは、ノイズが少なく音の分解能も良いですが、こちらは、072よりもっとHiMIDよりの音でした。
最近流行りのバーブランは、高級感漂うノイズの少ない歪みで綺麗な艶ですが、少し整いすぎてスリルにかける感じです。Vin感はありませんでした。
しかしながら、この3号機は弦タッチのあるRobben系の音で、クリーンと歪みが行ったり来たりする素晴らしいODです。

次に、2号機を試してみると、歪みが極めて少ないんですが、音色に艶が出てかつ、音量がグンとUPします。音色はJazzyなご本家系の音で、HiMIDの艶のあるクリーン・トーンがとても良いです。
こちには、艶ありJRC4558、CANのモトローラMC4558、艶ありJRC072D、アイザック銀を試してみました。バランス的には、やはり艶ありJRC4558が一番良く、CANとかは、ゲイン不足ぎみで、かなりHiよりの音でした。
2号機はあたし的には初めてのタイプのエフェクターで上質なJazzy・TONEが素晴らしいブースター的ODです。

また、抵抗部に可変抵抗器を付けてGAINの変化を確認しましたが、微妙な変化であることと、抵抗値を上げ過ぎると、二人の意中の音色にならないということが解りました。
GAINは、今回、実験できなかったんですが、2号機と3号機の比較でダイオードの影響が大きいという推測になりました。一見、両者、音がかなり違うんですが、回路が同じということもあり、背景に潜んでいる共通のキャラが良く解りますね。なんか、BLUENOTEでのロベンとご本家という雰囲気もあります。

とここまで、さらりと書いてきたんですが、実は、今回、初めて、セッション全くしていません(笑)時間がいくらあっても足りないような楽しい実験確認でした。というような危険なエフェクターでした。あっ、BANDSTANDやるの忘れた(笑)

主審、遠いところありがとうございました。凄く勉強になりました。またやりましょう!

最新の画像もっと見る

17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいね! (みのりん)
2008-03-08 22:07:08
主審のブログでもずっと推移を見守っていましたが、楽器にしろエフェクターにしろ、よくあんだけイジりますねえ。
僕なんか、今日は、こないだ仕入れたJIRAUDのSLAPPERの電源ON/OFFをアウトプット側からインプット側に付け替えてもらうだけのために、(すぐ近所ですけど)JIRAUDのお店に持ち込む始末です。
だって、手元狂って壊したらタイヘンだもん。(^_^;)
返信する
根性! (やま)
2008-03-08 23:02:18
>みのりん
本当、凄いですよね!
基板を見せて戴いたんですが、素晴らしい努力と根性の賜物だと思います。
ブログ上では解らない苦労やら、疲れやらで大変な作業だとおっしゃっておりました。
返信する
あらまっ! (博士)
2008-03-09 00:21:22
もう試してる。(笑)

ふむふむ・・・なぁるほどぉ!・・・・っす。(笑)
返信する
お疲れ様でした。 (主審)
2008-03-09 09:04:18
>やまさん
ども、昨日はお疲れ様でした。
いやいや、本当に内容の濃い素晴らしいテストになりましたね。以前行ったオペアンプ交換テストに比べて、遥に細かいテストも行えましたし、ある程度の方向性がみつけられたのは大きな収穫ですね。
何しろ一番嬉しかったのが、キャラ違いでこそあれ、3台とも充分に実戦投入できそうな感触を得られたというのが大きいですね。
返信する
危険ですよ、これは(笑) (やま)
2008-03-09 09:12:45
>博士
かなりdeepな実験になりました。(笑)
検体ありますので今度、お試し下さい。
返信する
楽しかったです! (やま)
2008-03-09 09:34:01
>主審
お疲れ様でした。
いや~3種類とも良いTONEでしたね。しかも使用パーツによっての変化も確認できたし、トーン・キャラクターのオペアンプについても少し解ってきたし、実験は本当楽しいですね。
また課題を見つけてやりましょう!

返信する
どもでした! (主審)
2008-03-09 13:28:27
>やまさん
そうですね。あの歪んでるような歪んでいないようなダンブル系のトーンは危険ですねぇ。
耳から離れないですよ。(笑)
ローゲインバージョンはあれはあれでアリな気がしています。曲によって使い分けたりできたら楽しいですよね。
ハイゲインの謎はあっしのBlogに書いたことが可能性がありそうです。
返信する
LOW・GAINVer (やま)
2008-03-09 14:36:33
>主審
いいですよ~これ。ブースターのようなコンプのような感じです。
違うスパイスを入れたりして使うとか、あとクリーンで使っても面白いですよ。

ブログ読ませて戴きましたよん。益々、奥が深くなってきましたね。

今日、あれやこれやいじっていたら、音が出なくなったんですが、ルーズ部発見してREはんだしました。
結構楽しいですね。
あたしも作ってみようかと思いますが、宜しければパーツとか、回路の情報を私信等で教えて戴けますか?
返信する
うははは (主審)
2008-03-09 14:56:41
>やまさん
お!やる気になりましたね!(笑)
いやいや、それは素晴らしいことです。
同士ができればますます情報交換し易いしデータの蓄積も多くなりますよね。
了解です。後程メールいたします。
返信する
この音が (やま)
2008-03-09 15:25:14
>主審
出るなら、作りたくなる気持ち解りますよ。
しかも、主審特許の銅伯作戦もあるし、結構面白そうですね。アドバス宜しくですん。

返信する

コメントを投稿