こんな田舎出てくるはずは無いと思っていたが、遂に、歴史小説に今住んでいる地名が出てきた(^_^;)
事実、家の窓から見える範囲に、石田三成が 水攻め をする際に築いた堤防 石田堤跡 があるわけだが・・・この近所の地点が農民によって崩され、水攻めが失敗に終わったという話になっている(笑)
勿論これはフィクションであろうが、この荒川と武蔵水路に挟まれた、田園地帯が歴史小説に登場するなんて滑稽であり誇らしげでもあり不思議な気分だ。
ちなみに、下忍村の農民が活躍する場面もあるが、これ、博士の住んでいる辺り(爆)
この話は、今では、行田市役所がある忍城に、さきたま古墳公園 の 丸墓山古墳 から 石田三成軍が攻めてきて、武士としてはまるでだめだが、農民の人気者 忍城城代成田長親 が 優秀な家老や、地元農民らの助けで、総勢3千7百人(うち女、子供は千百人)で、2万5千人の石田軍の攻撃を受けても落城しなかったというお話である。この一連の展開を、忍城サイドは成田家家老 正木丹波守 、三成軍サイドは 石田三成 を主人公にして描写している。
333頁あるが、話の展開が速いので、集中すると即読めてしまう、ちょっと3D映画のような小説だ。
歴史小説は古文書や当時の書簡によるノンフィクションな部分と、著者の思いや想像のフィクションの部分の混合文で、この想像の部分が面白いほど読み手は想像力をかきたてられる。また、今回、地元の地名が多く登場するので、Google Mapを見て建物の位置を確認したり、武将をNET検索したりで、歴史小説も結構楽しめるなと思った。
また、後日、忍城跡や城内のお寺を探索してみようと思う。
こんな話、本当かよ~?と疑りながらも、通勤の途中にでも読んでみると、一抹の爽快感が得られるので是非お試しを。
物部氏やら聖徳太子やら、理系だったし、日本史なんて中高でちょこっと授業でやった程度だったんで改めてそのあたりの話を聞くと新鮮ですよね。
初夏だったかな?小田原城にいって色々みたときに、意外に歴史も面白いんじゃないの?なんて思ったりしました。
歳ですね。(笑)
最近読書はもっぱらギタマガばかりだったのでたまには歴史小説いいかもです。
ご近所付近のお話だとさらに面白そう。いい小説にあたってますね。
名前からも解るように、武士の国だったみたいで、室町時代からも内輪もめ的戦争や暗殺はしょっちゅうで、守護大名もころころ変わったらしいです。
俺も最近知ったんですが、戦国時代、戦国スーパースター上杉謙信も忍城に攻めてきたようです。
そういえば、小田原城主北条氏康の家来は忍城主成田氏長です。でも、こいつ、ひそかに北条を裏切っています(笑)・・・2回も(爆)
こちらも、別途お時間あればツアりますね~(笑)
いやいや~天海も良かったですが、これは読みやすくて良いです。
ギタマガも面白いけど、デビッド・ベノワを聴きながら のぼうの城 読むのも良いです。
ツアりますので、是非、お出かけくださいませ~