「博多人形」(27-44)
A「あんたがたの床の間ぃ置いてある博多人形な 大層良かなぁ
奥さんな 趣味ななかごたるし あたきぃ 安う分けないや」
B「ぞうたんのごと あたきの気に入った人形やけん
何時まで待っても、話しな(放しな)でけん」
「無法松碑前祭」(27-43)
A「小倉の無法松の碑で 碑前祭のあって 祇園太鼓の
鳴り響いたげなばい」
B「小倉の人達ぃな 春の到来ば告ぐる 音やっつろうが
大体 祇園太鼓ちゃぁ 他所の太鼓と 違うとな」
A「大きゆうちがうとな 表と裏の両面打ちたい」
B「そう言やぁ 博多な大方、片面(かた麺)」